寝室の近くにランドリールーム|2階の寝室と洗濯の動線を考える

寝室の近くにランドリールームを置く間取りと、2階の寝室と洗濯の動線を解説する記事のアイキャッチ

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『寝室とクローゼットは2階なのに、洗濯は1階。毎日、洗濯物を抱えて階段を上り下りしている』という方も多いはずです。

結論から言うと、寝室の近くにランドリールームを置くと、着替えとしまう場所が近くなって洗濯がぐっと楽になります。

ただ、夜の洗濯機の音と湿気には工夫が要ります。

この記事では、寝室との間に何をはさむかで、良さを残しながら気になる点を和らげる方法をお伝えします。

目次

寝室の近くにランドリールームを置くと何が楽になる?

先に結論

寝室の近くにランドリールームがあると、「しまう」と「着替える」が近くなります。服の多くは寝室やその近くのクローゼットにしまうので、洗濯の最後の移動が短くなるんです。

洗濯は「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の流れですよね。

このうち「しまう」は、寝室のクローゼットになることが多いはずです。

ランドリールームが寝室の近くにあれば、乾いた服をすぐにしまえて、朝の着替えでもすぐに取り出せます。

場面寝室の近くにある時寝室から遠い時
乾いた服をしまう隣のクローゼットへ数歩階段や廊下を運ぶ
朝の着替え干したハンガーから直接取れる取りに行くか、前の夜に運んでおく
シーツを洗うはがしてすぐ洗濯機へ、乾いたらすぐ敷ける大きな布を抱えて移動する
夜のパジャマお風呂の後に寝室の近くで着替えられる浴室と寝室を行き来する

シーツや布団カバーを洗う時に差が出ます

特に楽になるのが、シーツや布団カバーのような大物の洗濯です。

かさばる布を抱えて階段を上り下りするのは、思っている以上に大変ですよね。

寝室のすぐ近くで洗って干せると、「天気のいい朝にシーツを洗おう」という気持ちにもなりやすいんです。

物干しの竿の長さに、シーツを広げて干せるだけの余裕があるかも、図面の段階で確かめておきましょう。

シーツを干す日はほかの洗濯物が干しにくくなるので、竿を2本にするか、干す日を分けるかも家族で決めておくと安心です。

気になるのは夜の音と湿気

寝室の近くにランドリールームを置く時に、気になる点は大きく2つあります。

夜に回す洗濯機の音と、干している洗濯物の湿気です。

『家族が寝ている時間に洗濯機を回したら、うるさくない?』と心配になる方も多いですよね。

気になる点起きやすい場面間取りでできること
洗濯機の音夜や早朝に洗濯機を回す、脱水の振動洗濯機を寝室から遠い壁に置く、間に収納をはさむ
乾燥機の音夜に乾燥機を回す寝室と壁を接しない位置に置く
湿気寝ている間に部屋干しする換気扇を寝室から離す、扉で仕切る
明かり夜にランドリールームの照明をつける扉のすき間から寝室へ明かりが漏れない位置にする
よくある失敗

寝室とランドリールームを壁1枚で接して、洗濯機をその壁にぴったり寄せてしまうことがあります。夜に脱水が始まると、振動が壁を伝わって寝室まで届きやすいんです。

夜に洗濯するかどうかで考えます

共働きで夜に洗濯する家庭なら、音の対策はとても大事です。

反対に、洗濯は朝や日中にする家庭なら、音はそれほど気にならないかもしれません。

「うちは何時に洗濯機を回している?」と、1週間ほどメモしてみると判断しやすくなりますよ。

明かりと湿気も夜に目立ちます

夜にランドリールームで洗濯物を干していると、照明の明かりが寝室に漏れることがあります。

先に寝た家族がいる時は、扉のすき間からの明かりも意外と気になるものです。

ランドリールームの入口を寝室の扉と向かい合わせにしない、照明のスイッチを廊下側に付ける、といった工夫で和らげられます。

寝ている間に部屋干しする家庭なら、湿気が寝室に流れないよう、扉を閉めて換気扇を回しておく使い方も決めておきましょう。

寝室との間に何をはさむかで調整します

寝室の近くに置く良さを残しながら、音や湿気を和らげるには、寝室とランドリールームの間に何をはさむかがポイントになります。

実は、間に1つ何かをはさむだけで、使い心地がかなり変わるんです。

寝室とランドリールームの間に、収納・廊下・扉のどれをはさむかで、音や湿気の伝わり方と動線の短さを比べた図解
間にはさむもの動線の短さ音の伝わりにくさ湿気の伝わりにくさ合いやすい家庭
何もはさまない(壁1枚)いちばん短い伝わりやすい扉の位置しだい夜に洗濯しない
収納(クローゼット)短い伝わりにくい収納の扉の向きしだい夜に洗濯する、しまう場所も欲しい
廊下少し長い伝わりにくい伝わりにくい家族の生活時間がばらばら
扉(引き戸・開き戸)短い閉めれば和らぐ閉めれば和らぐランドリーと寝室を直接つなぎたい

収納をはさむ

寝室とランドリールームの間にクローゼットを置く形です。

服がたくさん掛かったクローゼットは、音を和らげるクッションのような役割もしてくれます。

しかも、ランドリールームから乾いた服をすぐしまえるので、動線もほとんど長くなりません。

例えば、ランドリールーム側と寝室側の両方から開けられるクローゼットにすると、洗濯する人はランドリー側から服をしまい、着替える人は寝室側から取り出せます。

ただ、両側から使える収納は扉が2か所になるので、湿気が寝室側に抜けないよう、干している間はランドリー側の扉を閉めておきましょう。

家族の服をまとめてしまう部屋をつなぐ考え方は、ランドリールームとファミリークローゼットをつなぐ間取りでくわしくまとめています。

廊下をはさむ

寝室とランドリールームを、廊下をはさんで向かい合わせにする形です。

数歩は遠くなりますが、音も湿気も伝わりにくくなります。

家族の寝る時間と洗濯の時間がずれている家庭では、この形が安心ですよ。

扉でつなぐ

寝室からランドリールームへ、直接扉で入れる形です。

いちばん便利ですが、扉を閉めても音や明かりが少し伝わることがあります。

扉の下のすき間から明かりが漏れないか、照明の位置も一緒に考えておきましょう。

寝室の近くに置くのが合う家庭
  • 服のほとんどを寝室やその近くにしまっている
  • シーツや布団カバーをこまめに洗いたい
  • 洗濯は朝か日中にすることが多い
寝室から離したほうがいい家庭
  • 毎晩、家族が寝た後に洗濯機を回す
  • 寝室で過ごす時間が長く、音に敏感な家族がいる
  • 1階に浴室と家族の服をまとめたい

2階の寝室とランドリールームの動線

寝室が2階にある家では、ランドリールームを1階に置くか2階に置くかで、動線が大きく変わります。

浴室が1階にある家が多いので、「脱ぐ」は1階、「しまう」は2階、と分かれてしまいやすいんです。

ランドリールームを1階に置く場合と2階に置く場合で、寝室までの洗濯の動線と運ぶ物の違いを比べた図解
ランドリールームの階楽になること手間が残ること
1階(浴室の近く)脱いでから干すまでが短い乾いた服を2階の寝室へ運ぶ
2階(寝室の近く)干してからしまう・着替えるまでが短い脱いだ服を2階へ運ぶ、洗濯機の給排水を2階に通す

どちらの手間が少ないかで選びます

1階と2階のどちらにしても、洗濯物を階段で運ぶ場面は残ります。

ポイントは、濡れて重い洗濯物を運ぶか、乾いて軽い服を運ぶか、です。

『結局どっちも階段を使うなら、意味がないのでは?』と思うかもしれません。

ただ、脱いだ服は軽いので、かごにまとめて2階へ運ぶ方が楽、と感じる家庭もありますよね。

2階に置く時の考え方や注意点は、ランドリールームは2階がいい?でくわしく紹介しています。

補足

2階に洗濯機を置く場合は、給水と排水の配管、洗濯機の搬入経路(階段や扉の幅)も確かめておく必要があります。機種の寸法図を用意して、住宅会社と図面で確かめてみてください。

2階に置くなら換気も考えます

2階のランドリールームは、暖かい空気がたまりやすい一方で、湿気がこもると寝室にも届きやすくなります。

換気扇は寝室から遠い側、物干しの近くに付けておきましょう。

換気と湿気の対策は、ランドリールームの換気と湿気対策もあわせて読んでみてください。

間取りを決める前に確かめたいこと

寝室の近くにランドリールームを置くかどうかは、家族の生活時間と、服をどこにしまっているかで決まります。

間取りを決める前の手順
  1. 1週間、洗濯機を回す時間帯をメモする
  2. 家族の服が、今どの部屋にどれだけあるかを書き出す
  3. 家族の寝る時間と起きる時間を並べる
  4. 寝室との間に、収納・廊下・扉のどれをはさむか決める
  5. 間取り図に洗濯の6地点を書き込み、線で結んでみる

線が寝室のまわりで短くまとまり、夜に洗濯する時間と家族が寝る時間が重ならなければ、寝室の近くに置く良さが出ます。

家全体のどこにランドリールームを置くかは、ランドリールームの間取りの考え方で考え方をまとめています。

打ち合わせで伝えること
  • 洗濯機を回す時間帯(夜か朝か)
  • 寝室に音や明かりが届かないようにしたいこと
  • 寝室とランドリールームの間に、収納をはさみたいかどうか
  • 洗濯機を寝室から遠い壁に置きたいこと

寝室との距離の取り方や間にはさむ収納の提案は、住宅会社によって違います。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

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寝室とランドリールームのよくある相談

寝室とランドリールームについて、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

室内干しの部屋にクローゼットを兼ねると、ジメジメしませんか?

室内干しをする部屋に、寝室や服のクローゼットを兼ねさせたいという相談です。

換気扇や除湿機で空気を動かせていれば、困りにくいことが多いです。

ただ、寝室の中で部屋干しをすると、寝ている間に湿気がこもりやすくなります。

ジメジメさせないための工夫
  • 干す場所と寝る場所を、扉や収納で分ける
  • 換気扇を物干しの近く、寝室やクローゼットから遠い側に付ける
  • 干している間はクローゼットの扉を閉めておく
  • 除湿機を置く場所とコンセントを用意する

1階に主寝室、2階に子ども部屋の家ではどこに置く?

ほぼ平屋のように1階に主寝室を置き、2階は子ども部屋と収納だけにしたい、という間取りの相談です。

この場合は、1階の浴室・主寝室の近くにランドリールームを置くと、大人の洗濯動線は1階で完結しやすくなります。

子どもの服は、1階のランドリールームの近くにまとめるか、2階の子ども部屋に運ぶかを決めておきましょう。

「子どもが大きくなったら、自分で2階に運んでね」と決めておく家庭もありますよ。

1階の主寝室とランドリールームを隣にする場合も、間に収納をはさむと、夜の洗濯機の音を和らげやすくなります。

よくある質問

寝室の隣にランドリールームを作ると、洗濯機の音はうるさくないですか?

壁1枚で接して洗濯機をその壁に寄せると、脱水の振動が伝わりやすくなります。間に収納や廊下をはさむか、洗濯機を寝室から遠い壁に置くと和らぎやすくなります。

ランドリールームは寝室と同じ階がいいですか?

服のほとんどを寝室の近くにしまうなら、同じ階にあると「しまう」と「着替える」が近くなります。浴室が1階にある場合は、脱いだ服を運ぶか、乾いた服を運ぶかで比べてみてください。

寝室の中で部屋干ししても大丈夫ですか?

寝ている間に湿気がこもりやすくなるので、換気扇や除湿機で空気を動かす工夫が要ります。干す場所と寝る場所を扉や収納で分けられると安心です。

2階にランドリールームを作る時に確かめることは?

洗濯機の給水と排水の配管、搬入経路、換気扇の位置を確かめておきましょう。機種の寸法図を用意して、住宅会社と図面で確かめるのがおすすめです。

今の家で、寝室の近くに洗濯機を移せますか?

寝室の近くに給水と排水を引ける場所があれば、リフォームで移せることがあります。給排水やコンセントは専門の工事なので、工事会社に現地を見てもらって確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 寝室の近くにランドリールームがあると、しまう・着替えるが近くなる
  • 気になるのは、夜の洗濯機の音と、干している洗濯物の湿気
  • 寝室との間に収納・廊下・扉のどれをはさむかで、音と湿気を調整できる
  • 2階の寝室の家は、濡れた洗濯物と乾いた服のどちらを運ぶかで階を選ぶ
  • 洗濯の時間帯と家族の寝る時間を書き出してから配置を決める
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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