ベランダとランドリールームの関係|ベランダなしの家の考え方

ベランダとランドリールームの関係とベランダなしの家の考え方をまとめた記事のアイキャッチ

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『ランドリールームを作るなら、ベランダはいらないのかな』と、間取りの打ち合わせで迷っていませんか。

結論から言うと、ベランダとランドリールームの関係は「外に干したい日がどれくらいあるか」と「布団やシーツをどこで干すか」で決まります。

この記事では、外干しの場所を4つに分けてランドリールームとの使い分けを比べ、ベランダなしの家にするかどうかの判断のしかたをお伝えします。

目次

ベランダとランドリールームは、役割が違います

先に結論

ランドリールームは天気や時間を気にせず室内で干す場所、ベランダは日光と外の風で干す場所です。どちらか一方で足りる家もあれば、両方あったほうが楽な家もあります。大事なのは、自分の家の洗濯が「室内派」か「外干し派」か、その割合を知ることです。

最近の家では、ランドリールームを作ってベランダをなくす間取りも見かけるようになりましたよね。

でも『本当にベランダなしで大丈夫?』と不安になる方も多いはずです。

まずは言葉の違いから確かめておきましょう。

呼び方どんな場所か洗濯での使われ方
ベランダ建物から外に張り出した、屋根のあるスペース外干し。屋根があるので急な雨に少し強い
バルコニー建物から外に張り出した、屋根のないスペース外干し。日光は当たりやすいが雨には弱い
インナーバルコニー建物の内側に入り込んだバルコニー屋根と壁に囲まれ、雨がかかりにくい外干し場
ランドリールーム洗濯のための専用の部屋室内干し。洗う・たたむ・しまうも一緒にできる

屋根があるものをベランダ、ないものをバルコニーと呼び分けることが多いですが、厳密な決まりはありません。

住宅会社によって呼び方が違うこともあるので、図面では「屋根があるか」「どのくらい張り出しているか」を確かめておくと安心です。

この記事では、まとめて「ベランダ」と書く場面もあります。

ランドリールームだけで足りる家、ベランダも欲しい家

ランドリールームがあれば、毎日の洗濯物はほとんど室内で乾かせます。

一方で、シーツや布団、たくさんのタオルを一度に干したい日は、ランドリールームだけでは場所が足りないこともあるんです。

「普段はランドリールーム、天気の良い休日はベランダ」という使い分けをしている家もよくあります。

ランドリールームの基本的な役割は、ランドリールームとは?できることと決めておきたいことで確かめられます。

家族の状況で見る、合いやすい組み合わせ

どんな組み合わせが合うかは、家族の暮らし方でかなり変わります。

いくつかの状況に当てはめてみると、イメージがつかみやすくなりますよ。

家族の状況合いやすい組み合わせ理由
共働きで夜に洗濯する4人家族ランドリールーム中心、ベランダは小さめかなし平日はほぼ室内干しで済むため
日中に家にいることが多い夫婦2人ランドリールームとベランダの両方晴れた昼間は外干しを楽しめるため
小さな子どもがいて洗濯物が多いランドリールームとインナーバルコニー量が多い日も雨を気にせず干せるため
平屋や1階で暮らしを完結させたいランドリールームと庭・ウッドデッキ階段を使わずに外へ出られるため

どの組み合わせにも良さがあるので、「うちの平日」と「うちの休日」を思い浮かべながら選んでみてください。

外干しの場所は4つに分けて考えましょう

『ベランダを作るか作らないか』の2択で考えると、なかなか決めきれませんよね。

実は、外干しの場所はベランダだけではありません。

ここでは外干しの場所を4つに分けて、ランドリールームからの距離と使い分けを比べてみます。

外干しの場所ランドリールームとの距離の考え方向いている使い方気をつけたいこと
ベランダ・バルコニー2階にあることが多く、ランドリールームが1階だと階段を運ぶ晴れた日の外干し、シーツなど大物急な雨、外からの視線、2階への上り下り
インナーバルコニーランドリールームの隣に置けば数歩で出られる雨が心配な日も外の風で干したい部屋の日当たりへの影響、床面積の配分
庭・ウッドデッキ1階のランドリールームから直接出られる平屋や1階で洗濯を完結したい家外からの視線、防犯、地面からの湿気
外干ししない距離を考えなくていい共働き、花粉や雨を避けたい家大物を干す場所、乾燥機や浴室乾燥の使い方
外干しの場所をベランダ・バルコニー、インナーバルコニー、庭・ウッドデッキ、外干ししないの4つに分け、ランドリールームとの距離と使い分けを比べた図解

ベランダ・バルコニーは「階段」がポイント

ベランダの多くは2階にあります。

ランドリールームが1階にある家だと、濡れて重い洗濯物を持って階段を上ることになりますよね。

毎日のことなので、この上り下りが負担になっていないかを考えておくことが大切です。

インナーバルコニーは「雨に強い外干し場」

インナーバルコニーは、屋根と壁に囲まれているので、ベランダより雨がかかりにくい外干し場です。

ランドリールームとインナーバルコニーを隣に置けば、室内干しと外干しを数歩で行き来できます。

ただ、建物の内側に入り込むぶん、すぐ下や隣の部屋の日当たりに影響することもあるので、図面で確かめておきましょう。

庭やウッドデッキは「1階で完結」させたい家に

1階のランドリールームから直接庭やウッドデッキに出られると、階段を使わずに外干しできます。

平屋や、洗濯をすべて1階で済ませたい家と相性が良い形です。

庭で干す間取りは、ランドリールームとウッドデッキをつなぐ間取りで詳しく紹介しています。

補足

外干ししない家でも、外の空気に当てたい日はあるかもしれません。窓を開けて風を通せるランドリールームにしておくと、室内干しでも外の空気を取り入れられます。

ベランダなしの家はあり?判断のしかた

『ベランダをなくすと後悔しないかな』と心配になりますよね。

結論から言うと、外干しの日がほとんどなく、布団やシーツの干し方にめどが立つなら、ベランダなしの家は十分に「あり」です。

ベランダなしでも困りにくい家
  • 平日の洗濯はほとんど夜で、室内干しが中心
  • 花粉や黄砂、雨を気にして、今も外干しをあまりしていない
  • 布団は布団乾燥機やクリーニングで手入れしている
  • シーツやタオルを一度に干せる広さがランドリールームにある
  • 衣類乾燥機や浴室乾燥を使っている、または使う予定がある

当てはまる項目が多いほど、ベランダなしでも困りにくいと考えられます。

ベランダなしの家にしても困りにくいかを、洗濯の時間・外干しの頻度・布団の手入れ・干す広さ・乾燥機の有無で判断するチェックリストの図解

逆に「晴れた日は外に干したい」「布団は日光に当てたい」という気持ちが強いなら、ベランダかインナーバルコニーを残しておくと安心です。

ベランダなしにする良いところ
  • 外壁や防水の手入れをする場所が減る
  • 洗濯物を2階へ運ぶ手間がなくなる
  • 外からの視線や急な雨を気にしなくていい
  • 間取りの面積を室内の部屋に回せる
ベランダなしで気になるところ
  • 布団やシーツなど大物を干す場所に困ることがある
  • 日光に当てて乾かしたい日に外へ干せない
  • エアコンの室外機や物を置く場所を別に考える必要がある
  • 2階の窓の掃除がしにくくなることがある

布団をどうするかを先に決めておきましょう

ベランダなしで一番よく聞く悩みが「布団はどこで干すの?」です。

布団乾燥機を使う、日当たりの良い窓辺に干せる場所を作る、庭やウッドデッキに布団干しを置く、などの方法があります。

例えば、ランドリールームの窓辺に布団を掛けられるスペースを作っておく、という考え方もあります。

打ち合わせでは「布団はこうやって手入れする予定です」と伝えておくと、住宅会社も代わりの方法を提案しやすくなりますよ。

ベランダを作るなら、ランドリールームとの位置関係が大事です

ベランダを作ると決めたら、次はランドリールームとの位置関係を考えます。

ここが洗濯のしやすさを大きく左右するところなんです。

ランドリールームの場所ベランダの場所洗濯の流れ考えておきたいこと
2階2階(隣)洗う・干す・取り込むが同じ階で済む2階の浴室や給排水、音と重さ
1階2階濡れた洗濯物を階段で運ぶ外干しの日を減らすか、運び方を工夫する
1階1階の庭・ウッドデッキ1階で完結する外からの視線と防犯
2階なし(インナーバルコニー)室内と外干しを数歩で行き来下の階の日当たり、床面積の配分

ランドリールームを2階に作り、隣にベランダやインナーバルコニーを置くと、洗濯を2階で済ませやすくなります。

2階に寝室やクローゼットがある家なら、しまう場所まで近くなるのもうれしい点です。

2階に作る時の利点と注意点は、ランドリールームは2階がいい?で詳しく説明しています。

ベランダとランドリールームの位置を決める手順
  1. 間取り図に、洗濯の6地点(脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう)を書き込む
  2. ベランダを使う日と、ランドリールームだけで干す日の割合を書き出す
  3. ランドリールームからベランダまでの道のりを線で引き、階段や扉の数を数える
  4. 取り込んだ洗濯物をたたむ場所としまう場所が近いかを確かめる
  5. 雨が降り出した時に、すぐ室内に移せるかを想像してみる

洗濯の6地点を書き込んで線で結ぶ方法は、ランドリールームの間取りの考え方でも紹介しています。

ランドリールームからベランダに直接出られると便利です

ランドリールームに掃き出し窓を付けて、そこから直接ベランダに出られるようにする間取りもあります。

天気の良い日はベランダへ、雨が降り出したらすぐ室内へ、という動きがしやすくなります。

『窓を大きくすると寒くならない?』という心配もありますよね。

その場合は、窓の性能や、カーテンで冷気を防ぐ工夫も一緒に考えておきましょう。

ベランダの広さと屋根は、干したい物から逆算しましょう

ベランダを作る時に迷いやすいのが、広さと屋根の有無です。

『とりあえず標準の大きさで』と決めてしまうと、シーツや布団を干す時に竿が足りないことも。

ベランダの広さと屋根を決める前に確かめること
  • 一度に干したい物(シーツ・布団・タオルの枚数)を書き出したか
  • 竿を何本、どの向きで掛けたいか決めたか
  • 急な雨でも濡れにくい屋根が欲しいか
  • エアコンの室外機を置くかどうか
  • 外から洗濯物がどう見えるかを確かめたか

干したい物を先に書き出しておくと、住宅会社にも「この量を干せる広さにしたい」と具体的に伝えられます。

よくある失敗

ベランダとランドリールームを同じ階に置いたのに、間に寝室や廊下をはさんでしまい、結局は遠回りになる例があります。図面で道のりを線で引いて、扉の数と曲がり角の数を数えてみてください。

今の家のベランダをランドリールームに使えるか

『今の家のベランダをランドリールームにできないかな』と考える方もいますよね。

ベランダをランドリールームに変えるには、屋根や壁で囲う工事が必要になることが多いです。

ベランダを囲って部屋にする工事は、建物の増築として扱われることがあります。

ベランダを囲う前に確かめること
  • 家のある場所が防火地域・準防火地域かどうか
  • 囲う部分の床面積が10㎡を超えるかどうか
  • ベランダの床や防水が、部屋として使う工事に対応できるか
  • 洗濯機を置くなら、給水・排水やコンセントが用意できるか
  • 囲ったあとの換気と、湿気の逃がし方

防火地域・準防火地域以外で、床面積10㎡以内の増築なら建築確認の申請は要らないとされています。

ただし防火地域・準防火地域の中では、広さにかかわらず増築に確認申請が必要です。

床面積10㎡を超える増築では、建築工事届の提出も必要になります。

補足

どの手続きが要るかは場所によって違うので、工事会社と自治体の建築担当で確かめましょう。ベランダを囲う形はサンルームに近いので、日光で乾かす部屋として考えるのも一つの方法です。

ベランダを囲う形と室内のランドリールームの違いは、サンルームとランドリールームの違いで比べています。

室内でランドリールームを作る方法もあります

ベランダを囲う代わりに、洗面所を広げる、使っていない部屋を洗濯部屋に変える、といった方法もあります。

こちらは建物の中での工事なので、増築にならないことが多いのが特徴です。

リフォームの進め方は、ランドリールームにリフォームする方法で順番に説明しています。

工事をしないで、今のベランダを使いやすくする工夫

『工事まではちょっと』という方は、今のベランダとの付き合い方を変えるだけでも楽になることがあります。

例えば、室内干しの場所を1か所決めておき、晴れた日だけベランダに移す、という使い分けです。

今のベランダを使いやすくする手順
  1. 室内で干す場所を1か所決め、竿やスタンドを置く
  2. 洗濯かごを2つ用意し、室内干し用と外干し用に分ける
  3. 天気予報を見て、外に出すのは晴れの日だけにする
  4. 雨が降り出したら、室内の干し場にそのまま移す

「今日は外か中か」を毎回迷わなくなるだけで、洗濯のストレスはだいぶ軽くなりますよ。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ベランダとランドリールームについてのよくある相談

ここでは、ベランダとランドリールームについてよく寄せられる相談を、要約してお答えします。

相談1:ベランダのない家では布団をどう干すの?

洗濯物はランドリールームで十分でも、ベランダがないと布団はどうするのか、という相談はとても多いです。

方法は大きく分けて、布団乾燥機を使う、窓辺や室内に布団を掛ける場所を作る、庭やウッドデッキで干す、の3つがあります。

『やっぱり布団は日光に当てたい』という方は、小さめのベランダかインナーバルコニーを残すのも一つの答えです。

相談2:ベランダを作らず室内干しだけの家にして大丈夫?

ベランダを作らず、ランドリールームと室内干しだけで暮らす家づくりを考えている、という相談もよく見かけます。

結論から言うと、今の暮らしで外干しをほとんどしていないなら、大きく困ることは少ないはずです。

考え方

室内干しだけにするなら、風・温度・湿気の3つで乾かす仕組みをランドリールームに用意しておきましょう。サーキュレーターや除湿機を置く場所とコンセント、換気扇の位置を図面で確かめておくと安心です。

あわせて、シーツやタオルを一度に干せる竿の長さがあるかも確かめておきましょう。

相談3:最近の家がベランダに洗濯物を干していないのはなぜ?

最近の家ではベランダにたくさん干している様子をあまり見かけないけれど、新しい暮らし方なのか、という相談もあります。

共働きで夜に洗濯する家が増えたことや、花粉や雨を気にせず干せるランドリールームを作る家が増えたことが関係していそうです。

ただ、外干しが好きな家も多く、どちらが正しいというものではありません。

自分の家の洗濯の時間と、外に干したい気持ちの強さで選べば大丈夫ですよ。

よくある質問

ランドリールームがあればベランダはいりませんか?

外干しの日がほとんどなく、布団やシーツの手入れ方法にめどが立つなら、ベランダなしでも困りにくいです。晴れた日に外へ干したい気持ちが強いなら、ベランダかインナーバルコニーを残しておくと安心です。

ベランダとバルコニーの違いは何ですか?

一般に、屋根があるものをベランダ、屋根がないものをバルコニーと呼び分けることが多いです。厳密な決まりはないので、図面では屋根の有無と張り出しの大きさを確かめましょう。

インナーバルコニーとランドリールームを隣にするのはどうですか?

室内干しと外干しを数歩で行き来できるので、使い分けがしやすい組み合わせです。建物の内側に入り込むぶん、下の階や隣の部屋の日当たりに影響しないかを図面で確かめてください。

ベランダをランドリールームにリフォームできますか?

屋根や壁で囲う工事になることが多く、増築として扱われる場合があります。地域や広さによって建築確認の申請が要るので、工事会社と自治体の建築担当で確かめてから進めましょう。

ベランダとランドリールームは同じ階にしたほうがいいですか?

外干しを毎日するなら、同じ階にあると運ぶ手間が少なくなります。外干しは休日だけという家なら、ランドリールームを使いやすい階に置き、ベランダは別の階でも困りにくいです。

ランドリールームが1階でベランダが2階だと大変ですか?

濡れた洗濯物を持って階段を上り下りすることになるので、毎日外干しするなら負担になりやすいです。普段は1階で室内干しし、晴れた休日だけベランダを使うなど、使い分けを考えておくと楽になります。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームは室内で干す場所、ベランダは日光と外の風で干す場所で、役割が違う
  • 外干しの場所はベランダ・インナーバルコニー・庭やウッドデッキ・外干ししないの4つで考える
  • 外干しが少なく布団の手入れにめどが立つなら、ベランダなしの家は十分にあり
  • ベランダを作るなら、ランドリールームと同じ階に置き、道のりを図面で確かめる
  • ベランダを囲ってランドリールームにする工事は増築になることがあり、手続きを確かめる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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