サンルームとランドリールームの違い|どっちが合うかの決め方

サンルームとランドリールームの違いと組み合わせ方を比べる記事のアイキャッチ

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『サンルームとランドリールーム、名前は似ているけど何が違うの?』と迷っていませんか。

結論から言うと、サンルームは「日光で乾かす部屋」、ランドリールームは「風と除湿で乾かし、洗う・たたむ・しまうまで済ませる部屋」です。

この記事では、2つの違いを3つの物差しで比べ、暮らし方に合うのはどっちか、組み合わせるならどんな間取りがいいかをお伝えします。

目次

サンルームとランドリールームの違いは?

先に結論

サンルームは、ガラスや透明な屋根・壁で囲って日光を取り入れる部屋です。ランドリールームは、洗濯機を置いて洗い、室内で干し、たたんでしまうまでを一か所で済ませる部屋です。どちらも「雨の日でも干せる」のは同じですが、乾かし方と使える時間帯が違います。

サンルームもランドリールームも、外に干せない日の洗濯を助けてくれる部屋ですよね。

だからこそ『どっちを作ればいいの?』と迷う方が多いんです。

まずは、それぞれがどんな部屋なのかを並べてみましょう。

比べる点サンルームランドリールーム
どんな部屋かガラスや透明な屋根・壁で囲い、日光を取り入れる部屋洗濯のための専用の部屋・スペース
主な乾かし方日光と、日光で上がった温度風(扇風機・サーキュレーター)と除湿、換気
洗濯機を置くか置かないことが多い置くことが多い
たたむ・しまう別の部屋で行うことが多い作業台や収納を置いて同じ部屋で済ませやすい
天気の影響晴れた日ほど乾きやすい天気より、風と湿気の扱いで決まる
夜の洗濯日光がないので乾かしにくい時間帯を問わずに干しやすい

一言でいうと、サンルームは「外干しを室内に持ち込んだ部屋」、ランドリールームは「洗濯の作業部屋」というイメージです。

ランドリールームそのものの基本は、ランドリールームとは?できることと決めておきたいことで詳しく説明しています。

呼び方は会社によって違うことも

ランドリールームは、住宅会社によって「ランドリースペース」「家事室」「洗濯室」などと呼ばれることもあります。

サンルームも、後付けのものは「テラス囲い」と呼ばれることがあります。

打ち合わせで言葉が食い違わないように、「洗濯機を置くか」「日光で乾かすか」を具体的に伝えておくと安心です。

補足

ランドリールームには、決まった定義や広さの基準はありません。間取り図に書かれた部屋の名前より、その部屋で何をするのかを確かめるほうが大切です。

3つの物差しで比べると違いがはっきりします

サンルームとランドリールームの違いを「メリット・デメリット」だけで比べると、どちらも良さそうに見えて決めきれませんよね。

ここでは、洗濯の暮らしに直結する3つの物差しで比べてみます。

物差しサンルームランドリールームこんな人は気にしたい
日光で乾かすか、空気で乾かすか日光で乾かす。晴れた昼間が得意風と除湿で乾かす。時間帯を選ばない夜に洗濯する人、共働きの人
夏の暑さ・冬の冷え夏は暑く、冬は冷えやすい窓や断熱、換気の計画しだい一年中同じように干したい人
建物の中か外付けか外付けの後付けが多い。増築として扱われることも建物の中の一部屋として作るリフォームで付けたい人
サンルームとランドリールームを、日光で乾かすか空気で乾かすか・夏の暑さと冬の冷え・建物の中か外付けかの3つの物差しで比べた図解

物差し1:日光で乾かすか、空気で乾かすか

サンルームの一番の良さは、晴れた日に日光の力で乾かせることです。

外に干すのと近い感覚で、花粉や雨を気にせずに干せるのはうれしいですよね。

一方、日光が入らない時間や曇りの日は、サンルームでも乾きにくくなります。

ランドリールームは、風・温度・湿気の3つをコントロールして乾かす部屋です。

サーキュレーターで風を当て、除湿機やエアコンで湿気を取り、換気扇で湿った空気を外へ出せば、夜でも乾かしやすくなります。

『朝に干して夕方取り込むのが無理』という家ほど、空気で乾かすランドリールームのほうが合いやすいんです。

部屋干しを早く乾かすコツは、ランドリールームで室内干しを早く乾かすにはでまとめています。

物差し2:夏の暑さ・冬の冷え

サンルームは日光をたくさん取り入れるぶん、夏はとても暑くなりやすいです。

冬は日が当たっている間は暖かくても、日が落ちるとガラス越しに冷えやすくなります。

「夏は暑すぎて干しに行くのがつらい」という声もよく聞きます。

ランドリールームは、建物の中の部屋なので、窓の大きさや断熱、換気の計画しだいで過ごしやすさが変わります。

ただ、北側に置くと冬に寒くなりやすいので、寒さが気になる方はランドリールームが寒い時の対策も見ておきましょう。

物差し3:建物の中か外付けか

ランドリールームは、新築なら間取りの中に一部屋として組み込みます。

リフォームなら、洗面所を広げる、使っていない部屋を洗濯部屋に変える、といった方法が中心です。

サンルームは、新築で建物と一体に作る場合もありますが、今の家に後から外付けする形も多いです。

後付けのサンルームは、建物の増築として扱われることがあります。

よくある失敗

「物置のようなものだから」と考えて後付けのサンルームを決めてしまうと、増築の手続きが必要なことに後から気づく場合があります。工事を頼む前に、工事会社と自治体の建築担当で確かめておきましょう。

後付けでサンルームを作る時に確かめること

『今の家にランドリールームはないけど、サンルームなら後付けできそう』と考える方も多いはずです。

ただ、後付けのサンルームは、工事の前に確かめておきたいことがいくつかあります。

後付けの前に確かめること
  • 付けたい場所が防火地域・準防火地域かどうか
  • サンルームの床面積が10㎡を超えるかどうか
  • 外壁や窓の取り合いで、雨水が入らない工事になっているか
  • 夏の暑さ・冬の冷えへの対策(日よけや換気)が提案に入っているか
  • 洗濯物を干すための物干しが、見積もりに含まれているか

防火地域・準防火地域以外で、床面積10㎡以内の増築なら建築確認の申請が要らないとされています。

一方、防火地域・準防火地域の中では、広さにかかわらず増築に確認申請が必要です。

床面積10㎡を超える建物を増築する場合は、建築工事届の提出も必要になります。

補足

どの地域に当たるか、どんな手続きが要るかは、場所によって違います。工事会社と自治体の建築担当で確かめてから進めましょう。

サンルームやリフォームの話で、突然訪ねてきた業者から工事をすすめられることもあります。

その場で契約せず、複数の会社から見積もりを取って比べてから決めてくださいね。

訪問販売によるリフォーム工事の契約は、特定商取引法のクーリング・オフの対象です。

契約書面を受け取った日を含めて8日間、書面または電磁的記録で通知できます。

困った時は、消費者ホットライン188に相談できます。

点検をきっかけにした勧誘の手口は、国民生活センターの点検商法の案内で確かめられます。

どっちが合う?暮らし方で判定してみましょう

3つの物差しが分かったら、次は自分の暮らしに当てはめてみます。

『結局うちはどっちなの?』という方は、次のチェックで当てはまる数を数えてみてください。

サンルームが合いやすい人
  • 洗濯は朝に干して、昼間のうちに乾かしたい
  • 日当たりの良い南側や東側に、外へ張り出せる場所がある
  • 洗濯物を日光で乾かした仕上がりが好き
  • 洗濯以外にも、植物を置く・くつろぐなどの使い道を考えている
ランドリールームが合いやすい人
  • 共働きなどで、洗濯や干すのは夜になりやすい
  • 洗う・干す・たたむ・しまうを一か所で済ませたい
  • 外に面した場所が少ない、または日当たりに自信がない
  • 夏も冬も同じように室内干ししたい

当てはまる数が多いほうが、今の暮らしに合いやすい部屋です。

両方とも同じくらい当てはまるなら、次の章の「組み合わせる間取り」も考えてみる価値があります。

暮らし方別の向き不向き

暮らし方の例合いやすい部屋理由
共働きで夜に洗濯する4人家族ランドリールーム日光に頼らず、風と除湿で夜でも乾かせる
日中に家にいることが多い夫婦2人サンルームでもランドリールームでも昼間に干せるので日光を生かしやすい
外干し派だけど雨や花粉が気になるサンルーム外干しの感覚を残したまま室内で干せる
小さな子どもがいて洗濯物が多いランドリールーム干す・たたむ・しまうを近くで済ませられる
平屋で庭に面した部屋が取りやすい組み合わせも候補洗う部屋と日光で干す場所を並べやすい

例えば「平日は夜に干して、休日は布団やシーツを日光で乾かしたい」という家なら、どちらか1つでは物足りないかもしれません。

そんな時に考えたいのが、2つを組み合わせる間取りです。

決める前に、今の洗濯を1週間メモしてみましょう

どっちが合うか迷う時は、今の家での洗濯を1週間だけ書き出してみるのがおすすめです。

書くのは「洗濯した時間」「干した場所」「乾くまでにかかった時間」「その日の天気」の4つだけで十分です。

1週間の洗濯メモのつけ方
  1. 洗濯機を回した時間と、干し始めた時間を書く
  2. 干した場所(ベランダ・室内・浴室など)を書く
  3. その日の天気と、乾いたかどうかを書く
  4. 取り込んでから、たたんでしまうまでの場所を書く

メモを見て、夜や雨の日の洗濯が多ければランドリールーム寄り、晴れた昼間に干す日が多ければサンルーム寄りと考えられます。

このメモは、住宅会社との打ち合わせでもそのまま使えるので、書いておいて損はありませんよ。

サンルームとランドリールームを組み合わせる間取り

サンルームとランドリールームは、どちらかを選ぶだけでなく、隣同士につなげる方法もあります。

ここが大事なところで、つなげ方しだいで使いやすさが大きく変わるんです。

考え方

ランドリールームで洗って、天気の良い日は隣のサンルームで日光に当て、夜や雨の日はランドリールームの中で干す。この使い分けができるように、2つの部屋を扉1枚でつなぐのが基本の形です。

組み合わせる時の間取りの手順

組み合わせの間取りを考える手順
  1. 間取り図に、洗濯の6地点(脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう)を書き込む
  2. ランドリールームを洗う・たたむ場所、サンルームを日光で干す場所として印を付ける
  3. 2つの部屋をつなぐ扉の位置を決め、洗濯かごを持って通れるかを確かめる
  4. サンルームは日当たりの良い向きに、ランドリールームは浴室や洗面所の近くに置く
  5. 6地点を線で結び、行ったり来たりが少ないかを見直す
洗面所・ランドリールーム・サンルーム・ファミリークローゼットをつなぎ、洗濯の6地点の動線を短くした組み合わせの間取りの模式図

この流れで考えると、間取りでサンルームとランドリールームをどう並べるかが見えやすくなります。

洗濯の6地点を間取りに書き込む考え方は、ランドリールームの間取りの考え方でも詳しく紹介しています。

組み合わせる時に気をつけたいこと

サンルームの暑さや冷えが、ランドリールームまで伝わらないようにすることも考えておきましょう。

間の扉を閉められるようにしておくと、夏や冬はランドリールームだけで干す、という使い分けがしやすくなります。

『サンルームの湿気がランドリールームに流れてこないかな』と気になる方もいますよね。

その場合は、サンルーム側にも窓や換気の方法を用意しておくと、湿った空気を外へ逃がしやすくなります。

組み合わせ方良いところ気をつけたいところ
扉1枚で隣り合わせ晴れた日は運ぶ距離が短い扉の開け閉めで洗濯物が引っかからないか
廊下をはさんで近く暑さや冷えが伝わりにくい運ぶ距離が少し長くなる
ランドリールームの一角をガラス張りに一部屋で日光と空気の両方を使える夏の暑さと冬の冷えの対策が要る

外干しの場所としてベランダを選ぶか迷っている方は、ベランダとランドリールームの関係も比べてみてください。

間取りプランは1社だけで決めずに比べてみましょう

サンルームにするか、ランドリールームにするか、組み合わせるかは、敷地や家の向き、予算によって答えが変わります。

だからこそ、1社の提案だけで決めてしまうのはもったいないんです。

複数の会社のプランを並べると、違いが見えてきます

新築なら複数の住宅会社、リフォームなら複数の工事会社から、間取りプランや見積もりを出してもらい、並べて比べてみましょう。

同じ「サンルームとランドリールームを組み合わせたい」という希望でも、会社によって配置も設備も意外と違います。

比べると良い点確かめ方
洗濯動線6地点を線で結び、行き来が少ないプランか
ランドリールームの広さ干したい量と作業台・収納が入る広さか
換気と窓サンルーム・ランドリールームそれぞれに窓や換気扇があるか
収納たたんだ服をしまう場所が近くにあるか
設備物干し・コンセント・換気扇が標準か、オプションか

『比べるのは手間がかかりそう』と感じるかもしれません。

でも、条件を一度伝えると複数の住宅会社から間取りプランや見積もりがもらえる仕組みのサービスもあります。

相談先の選び方とプランの比べ方は、ランドリールームのある家づくりの相談先で順番に説明しています。

もちろん、今の家のままで工夫するのも立派な選択です。

ベランダや浴室乾燥、除湿機を上手に使って、洗濯の困りごとが解決するなら、無理に工事をする必要はありません。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

サンルームとランドリールームについてのよくある相談

ここでは、サンルームとランドリールームについてよく寄せられる相談を、要約してお答えします。

相談1:サンルームのある家に住むと便利ですか?

ランドリースペースやサンルームのある家に住んだら便利なのか、という相談はよく見かけます。

結論から言うと、雨の日や花粉の時期に外へ干さずに済むのは、どちらでも大きな助けになります。

ただ、サンルームは夏の暑さと冬の冷えがあるので、季節によって使いにくい時期があることも知っておきましょう。

夜に洗濯することが多い家なら、ランドリールームのほうが使える時間が長くなります。

相談2:北側にサンルームを置いて、小さな窓でも乾きますか?

北側のサンルームに小さな窓だけ、という配置で乾くかどうかを心配する声もあります。

北側は日が入りにくいので、サンルームの「日光で乾かす」良さは生かしにくくなります。

その場合は、サンルームというより、風と除湿で乾かすランドリールームとして考えたほうが合いやすいです。

考え方

日当たりが期待できない場所なら、サーキュレーターと除湿機、換気扇で乾かす前提で計画しましょう。窓は「日光を入れる」より「湿気を逃がす」役目として考えると、位置を決めやすくなります。

相談3:干すだけの部屋を増築するのと、サンルームを増築するのはどちらが良い?

洗濯機を置かずに干すだけの小さな部屋を増築するか、サンルームを増築するかで迷う相談もあります。

費用は広さや工事の内容、地域によって変わるので、一概には言えません。

決める時は、夜にも干したいか、夏や冬にも使いたいかで考えてみてください。

一年中・時間を選ばずに干したいなら干すための部屋、晴れた日の昼間に日光で乾かしたいならサンルームが合いやすいです。

どちらも増築になる場合は、地域や広さによって建築確認の申請が要るので、見積もりと一緒に確かめておきましょう。

よくある質問

サンルームとランドリールームはどっちがおすすめですか?

夜に洗濯することが多く、洗う・干す・たたむを一か所で済ませたいならランドリールーム、晴れた日に日光で乾かしたいならサンルームが合いやすいです。両方の良さが欲しい場合は、隣同士につなげる間取りも考えてみてください。

サンルームに洗濯機は置けますか?

サンルームは洗濯物を干すことを主な目的に作られることが多く、洗濯機を置く前提になっていないこともあります。置きたい場合は、給水・排水やコンセントが用意できるか、工事会社に確かめましょう。

ランドリールームとサンルームを両方作ると広さが足りなくなりませんか?

両方を大きく作ると、ほかの部屋が狭くなることがあります。ランドリールームの一角を窓の大きな干し場にするなど、一部屋で両方の役目を持たせる方法もあります。

サンルームを後付けする時に手続きは要りますか?

後付けのサンルームは増築として扱われることがあり、地域や広さによって建築確認の申請が必要です。防火地域・準防火地域では広さにかかわらず申請が要るので、工事会社と自治体の建築担当で確かめてください。

サンルームは夏に暑すぎて使えませんか?

日光を多く取り入れるぶん、夏は暑くなりやすいです。日よけや換気の方法を一緒に考えておくと、使いにくい時期を短くできます。

まとめ

この記事の要点
  • サンルームは日光で乾かす部屋、ランドリールームは風と除湿で乾かし作業まで済ませる部屋
  • 乾かし方・夏と冬の過ごしやすさ・建物の中か外付けかの3つで比べると違いがはっきりする
  • 夜に洗濯する家はランドリールーム、昼間に日光で乾かしたい家はサンルームが合いやすい
  • 組み合わせるなら扉1枚でつなぎ、季節や天気で使い分けられる間取りにする
  • 後付けのサンルームは増築になることがあり、地域や広さで建築確認が必要
  • 間取りプランは複数の会社で比べ、洗濯動線や設備の違いを確かめる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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