ランドリールームは2階がいい?2階に作る間取りの利点と注意点

ランドリールームを2階に作る間取りの利点と注意点をまとめた記事のアイキャッチ

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『ランドリールームは1階と2階、どっちに作ればいいんだろう』と、間取りの打ち合わせで手が止まっていませんか。

結論から言うと、ランドリールームを2階に作るかどうかは、3つの質問で決めると迷いにくくなります。

「浴室が何階か」「寝室とクローゼットが何階か」「外干しをするか」の3つです。

この記事では、その判定表と、2階ランドリールームの間取りのパターン、2階に水まわりを置く時に確かめたいことをお伝えします。

目次

ランドリールームは2階がいい?決め手は「暮らしの中心がどの階か」

先に結論

寝室や家族の服をしまうクローゼットが2階にあり、外干しもベランダでするなら、2階にランドリールームを作ると洗濯の移動がぐっと短くなります。反対に、浴室も収納も1階にまとまっているなら、1階のほうが楽なことが多いです。

「2階にランドリールームを作ると便利」という話を聞いたことがある方も多いはずです。

ただ、2階が便利かどうかは、家の間取りによってまったく変わるんです。

洗濯は「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の6つの作業でできています。

このうち、どの作業をどの階でするかを並べると、2階に作るべきかが見えてきます。

2階にランドリールームを作る良いところ
  • 寝室やクローゼットが2階なら、しまうまでが近い
  • 2階のベランダで外干しするなら、運ぶ距離が短い
  • 1階のリビングから洗濯物が見えにくい
  • 1階の面積をリビングや収納に回しやすい
2階にランドリールームを作る時に気になるところ
  • 浴室が1階だと、脱いだ服を2階へ運ぶことになる
  • 2階に水まわりを置くと、音や排水、重さを考える必要がある
  • 日中に1階で過ごす人は、洗濯のたびに階段を上る
  • 夏は2階が暑くなりやすく、換気の工夫が要る

『2階が流行っているから』という理由だけで決めてしまうと、毎日の上り下りが増えることも。

まずは自分の家の場合を、次の章の判定表で確かめてみましょう。

2階に作ってから気づきやすいこと

2階のランドリールームは便利な反面、住み始めてから気づくこともあります。

例えば、来客の多い家では、1階から洗濯物が見えないのが助かるという声があります。

一方で、年齢を重ねて階段がつらくなる時期のことも考えておきたいところです。

住み始めてから気づきやすいこと先にできる備え
毎日の洗濯1階で脱いだ服を2階へ運ぶ手間2階に洗濯かごを置く場所、階段近くの配置
夏の時期2階の干し場が暑い窓を2か所、換気扇、エアコンの用意
家族が増えた時洗濯物が増えて干す場所が足りない竿を増やせる下地、広げられる余白
将来の暮らし階段の上り下りが負担になる1階にも干せる場所を少し残しておく

将来のことまで考えると、2階を軸にしながら1階にも小さな干し場を残しておく、という考え方もありますよ。

3つの質問で、2階に作るかを判定しましょう

ランドリールームを2階に作るかどうかは、次の3つの質問に答えるだけでおおよその方向が決まります。

『どれも決まっていない』という段階でも、希望を書いてみるだけで大丈夫です。

質問答えが「2階」なら答えが「1階」なら
浴室は何階にありますか?脱ぐ・洗うを2階でまとめやすい脱いだ服を2階まで運ぶ手間が増える
寝室とクローゼットは何階ですか?しまうまでが近く、2階が向いているたたんだ服を1階へ運ぶことになる
外干しはどこでしますか?2階のベランダなら2階が向いている庭・ウッドデッキなら1階が向いている
浴室・寝室とクローゼット・外干しの場所の3つの質問に答えて、ランドリールームを2階に作るか1階に作るかを判定する表の図解

判定の目安

3つのうち「2階」が2つ以上なら、2階にランドリールームを作ると洗濯の移動が短くなりやすいです。

「1階」が2つ以上なら、1階に作ったほうが楽なことが多いでしょう。

判定の結果をこう読みましょう
  • 3つとも2階:2階のランドリールームが向いている
  • 2階が2つ:2階を軸に、残りの1つの運び方を工夫する
  • 1階が2つ:1階を軸に、2階へ運ぶ物を減らす工夫をする
  • 3つとも1階:1階のランドリールームが向いている

例えば「浴室は1階、寝室とクローゼットは2階、外干しは2階のベランダ」という家なら、2階が2つです。

この場合は、2階にランドリールームを作り、1階で脱いだ服をどうやって2階へ運ぶかを考えると話が進みます。

1階に作る場合の考え方は、ランドリールームは1階がいい?浴室とつなげる間取りで詳しく説明しています。

判定表を当てはめた例

いくつかの家の状況に、3つの質問を当てはめてみます。

自分の家に近い行を探して、考え方の参考にしてみてください。

家の状況浴室寝室・クローゼット外干し向いている階
共働きで夜に洗濯する4人家族、寝室は2階1階2階しない2階か1階かは収納しだい
子どもが小さく、1階で過ごす時間が長い1階1階にファミリークローゼット庭1階
2階に浴室を置いた家、ベランダあり2階2階2階のベランダ2階
1階リビング、寝室と収納は2階、ベランダあり1階2階2階のベランダ2階

1つ目のように答えが割れる時は、収納を1階にファミリークローゼットとして作るかどうかで決まることが多いです。

「家族の服をどこにしまうか」を先に決めておくと、ランドリールームの階も自然と決まってきますよ。

生活時間も一緒に考えておきましょう

3つの質問に加えて、洗濯をする時間に家族がどの階にいるかも大事です。

朝の身支度の時間に2階にいることが多い家なら、2階のランドリールームは使いやすいですよね。

一方、日中は1階で家事をしながら洗濯もしたい、という家では、2階まで上る回数が負担になることもあります。

補足

寝室の近くに洗濯場所を置く考え方は、寝室の近くにランドリールームでも紹介しています。夜に洗濯機を回す家では、寝室との間に収納をはさむなど音の伝わり方も気にしておきましょう。

2階にランドリールームを作る間取りのパターン

2階にランドリールームを作ると決めたら、次はどんな形にするかです。

ここでは、よく見かける2階ランドリールームの間取りを3つのパターンに分けてみます。

パターン間取りの形合いやすい家考えておきたいこと
浴室も2階2階に浴室・脱衣所・ランドリールームをまとめる寝室・クローゼットも2階にある家2階の給排水、音、重さ
洗濯機は1階、干すのは2階1階の脱衣所で洗い、2階のランドリールームで干す浴室は1階に置きたい家濡れた洗濯物を2階へ運ぶ手間
2階のランドリールームとベランダを隣に室内干しと外干しを2階で使い分ける外干しもしたい家ベランダとの出入口、雨の日の取り込み
2階に浴室・脱衣所・ランドリールーム・ファミリークローゼット・ベランダを並べ、洗濯の6地点を2階でまとめた間取りの模式図

パターン1:浴室も2階にまとめる

2階に浴室・脱衣所・ランドリールームをまとめると、脱ぐ・洗う・干すが同じ階で完結します。

寝室とクローゼットも2階なら、たたんでしまうまで階段を使わずに済むんです。

ただ、2階に水まわりを集めるので、後で説明する音・排水・重さの確かめが欠かせません。

パターン2:洗濯機は1階、干すのは2階

『浴室は1階にしたいけど、干してしまうのは2階で』という家に多い形です。

洗濯機を1階の脱衣所に置き、洗い終わった洗濯物を2階のランドリールームへ運んで干します。

2階には給排水が要らないので、水まわりの心配は少なくなります。

そのかわり、濡れて重い洗濯物を毎回運ぶことになるので、階段の近くにランドリールームを置くと楽です。

運ぶ時は、持ち手の付いたかごを2つ用意して、1回で運べる量に分けておくと階段でも安心です。

『重いかごを持って階段を上るのが怖い』という方は、洗濯物を少なめに分けて2往復にするなど、無理のない運び方を決めておきましょう。

パターン3:2階のランドリールームとベランダを隣に

外干しもしたい家なら、2階のランドリールームのすぐ隣にベランダを置く形が考えやすいです。

晴れた日はベランダへ、雨の日や夜はランドリールームの中で干す、という使い分けがしやすくなりますよね。

ベランダとの位置関係は、ベランダとランドリールームの関係で詳しく比べています。

2階ランドリールームの間取りを考える手順

2階ランドリールームの間取りを考える手順
  1. 間取り図の1階と2階に、洗濯の6地点(脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう)を書き込む
  2. 6地点を線で結び、階段を何回通るかを数える
  3. 階段を通る回数が少ないパターンを選ぶ
  4. ランドリールームの隣にクローゼットやベランダを置けるかを確かめる
  5. 換気扇・窓・コンセントの位置を図面に書き込む

6地点を線で結ぶと、2階に作った時の移動の短さがはっきり見えます。

洗濯の動線を考える基本は、ランドリールームの間取りの考え方でも紹介しています。

2階のランドリールームを乾きやすくする工夫

2階は1階より暖かい空気がたまりやすく、冬は乾きやすい一方で、夏は暑くなりやすいです。

『夏の2階で干すのはつらそう』と感じる方もいますよね。

乾きやすさは、風・温度・湿気の3つで決まります。

サーキュレーターで風を当て、除湿機やエアコンで湿気を取り、換気扇や窓で湿った空気を外へ出す仕組みを、間取りの段階で用意しておきましょう。

窓を2か所に付けられると、風が通りやすくなります。

よくある失敗

2階のランドリールームに窓も換気扇も付けず、干した洗濯物の湿気がこもってしまう例があります。除湿機やサーキュレーターを置く場所とコンセントの位置も、図面で一緒に確かめておきましょう。

2階に水まわりを置く時に確かめたい音・排水・重さ

2階に洗濯機や浴室を置く場合は、1階に置く時にはあまり気にしない点がいくつか出てきます。

ここが2階ランドリールームで一番大事なところなんです。

確かめたいことなぜ気になるか打ち合わせで聞くこと
音と振動洗濯機の脱水の音や振動が、下の階に伝わりやすい下の階にどの部屋が来るか、床の防音や振動対策
排水2階から1階へ排水管を通す必要がある排水管の通り道、下の階の天井や壁への影響、水の流れる音
重さ洗濯機と水、浴室の重さが床にかかる床のつくりで問題ないか、洗濯機を置く位置
水漏れへの備え万一の水漏れが下の階に広がる防水パンや排水口の位置、点検のしやすさ
搬入経路洗濯機を2階へ運ぶ必要がある階段や廊下、扉の幅で機種が通るか
2階に水まわりを置く時に確かめたい音と振動・排水・重さ・水漏れへの備え・搬入経路の5つをまとめたチェックリストの図解

下の階に来る部屋を確かめましょう

2階のランドリールームの真下に寝室やリビングが来ると、夜や休日の洗濯の音が気になることがあります。

例えば「夜に洗濯機を回すことが多いので、真下は寝室にしたくない」と伝えておくと、住宅会社も配置を考えやすくなります。

真下に収納や廊下を置けると、音の心配が少なくなります。

打ち合わせではこんな聞き方をしてみましょう

2階の水まわりの話は専門的なので、何を聞けばいいか迷いますよね。

そんな時は、暮らしの場面を添えて質問すると、答えが具体的になりやすいです。

打ち合わせで使える質問の例
  • 「夜に洗濯機を回した時、下の部屋にどのくらい音が伝わりますか?」
  • 「2階からの排水管は、どこを通って1階へ下りますか?」
  • 「洗濯機を置く場所の床は、重さに問題ありませんか?」
  • 「水漏れがあった時、どこを点検すればいいですか?」
  • 「この機種を2階まで運び込めますか?」

聞いた答えは、間取り図の余白にメモしておくと、あとで別の会社のプランと比べる時にも役立ちます。

排水や配管は専門の工事です

洗濯機置き場や洗い場を2階に作る時の給排水は、配管の専門工事になります。

2階に洗濯機を置く前に確かめること
  • 設置したい洗濯機の取扱説明書や寸法図を用意したか
  • 階段や廊下、扉の幅で洗濯機が通るか確かめたか
  • 防水パンや排水口、給水の蛇口の位置を図面で確かめたか
  • ドラム式なら扉の開く向きと、前に扉を開ける空間があるか
  • 洗濯機の真下にどの部屋が来るか確かめたか

洗濯機の寸法や設置に必要な空間は、機種によって違います。

数字は設置する機種の取扱説明書や寸法図で確かめ、住宅会社と図面で照らし合わせておきましょう。

3階建ての家でどの階に置くか迷っている方は、3階建てのランドリールームはどこに置く?も参考にしてみてください。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

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2階のランドリールームについてのよくある相談

ここでは、2階のランドリールームについてよく寄せられる相談を、要約してお答えします。

相談1:除湿機とサーキュレーターを使っていても、換気扇は要る?

2階のランドリールームで、除湿機とサーキュレーターを使って干しているけれど、換気扇もあったほうがいいのか、という相談があります。

結論から言うと、除湿機とサーキュレーターがあれば乾かすことはできますが、換気扇もあると湿った空気を外へ逃がしやすくなります。

除湿機を止めている時間や、たくさん干した日に湿気がこもりにくくなるのが良いところです。

窓がある部屋なら、干している間に窓を少し開けて空気を入れ替えるのも一つの方法ですよ。

相談2:収納は2階、洗濯機は1階の脱衣所。干すのは何階がいい?

服の収納は2階で洗濯機は1階の脱衣所、干してたたむのは1階か2階か、という相談もよく見かけます。

この場合は、どの作業で重い物を運ぶかで考えると分かりやすいです。

考え方

2階で干すなら、濡れて重い洗濯物を2階へ運び、乾いたらすぐしまえます。1階で干すなら、運ぶのは乾いて軽い洗濯物ですが、たたんだ服を2階へ上げる手間が残ります。洗濯物の量が多い家ほど、干す場所としまう場所を近づけると楽になりやすいです。

『どっちも運ぶのは同じじゃない?』と思うかもしれません。

ただ、運ぶ回数やかごの重さを実際に想像してみると、家族ごとに答えが分かれるところです。

相談3:ベランダなしで2階に干す場所を作りたい

ベランダを作らず、2階の室内で洗濯物を干したい、という相談もあります。

ベランダなしでも、2階のランドリールームに風・除湿・換気の仕組みがそろっていれば、毎日の洗濯物は十分に乾かせます。

確かめておきたいのは、シーツや布団など大物を干す場所と、夏の暑さへの対策の2つです。

例えば、ランドリールームの窓辺に布団を掛けられる場所を作る、布団乾燥機を使う、といった方法があります。

夏の暑さには、窓を2か所に付けて風を通すことと、エアコンを使えるようにしておくことが効きます。

補足

室内干しだけで暮らすなら、今の家で一度に洗う量を干してみて、竿の長さが何本分になるかを測っておきましょう。その長さをそのまま住宅会社に伝えると、ランドリールームの広さを決めやすくなります。

よくある質問

ランドリールームは2階に作るのがいいですか?

寝室やクローゼットが2階にあり、外干しも2階のベランダでするなら、2階に作ると洗濯の移動が短くなります。浴室・収納・外干しの場所が1階にまとまっているなら、1階のほうが楽なことが多いです。

2階に洗濯機を置くと音は気になりますか?

脱水の音や振動が下の階に伝わることがあります。真下に寝室やリビングが来ないようにする、床の防音や振動対策を住宅会社に相談する、といった方法で和らげられます。

2階にランドリールームを作ると夏は暑くないですか?

2階は暖かい空気がたまりやすく、夏は暑くなりやすいです。窓を2か所に付けて風を通す、換気扇やエアコンを使えるようにしておくと、過ごしやすくなります。

洗濯機は1階のまま、干す部屋だけ2階にできますか?

できます。2階に給排水が要らないので水まわりの心配が少なくなる一方、濡れた洗濯物を2階へ運ぶ手間が増えます。階段の近くにランドリールームを置くと運びやすくなります。

2階のランドリールームにベランダは必要ですか?

外干しをしたい家なら、ランドリールームの隣にベランダがあると使い分けがしやすくなります。室内干しだけで暮らすなら、ベランダなしでも風・除湿・換気の仕組みがあれば困りにくいです。布団など大物を干す方法だけ先に決めておきましょう。

2階のランドリールームの間取りで失敗しないコツは?

1階と2階の間取り図に洗濯の6地点を書き込み、線で結んで階段を何回通るかを数えることです。換気扇・窓・コンセントの位置も一緒に図面で確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームを2階に作るかは、浴室・寝室とクローゼット・外干しの3つの質問で判定する
  • 2階の答えが2つ以上なら、2階のランドリールームが向いていることが多い
  • 間取りは「浴室も2階」「洗濯機は1階で干すのは2階」「ベランダと隣」の3パターンで考える
  • 2階に水まわりを置くなら、音・排水・重さ・水漏れ・搬入経路を確かめる
  • 2階は夏に暑くなりやすいので、風・除湿・換気の仕組みを間取りの段階で用意する
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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