30坪の家のランドリールームの間取り|家事動線を短くする考え方

30坪の家でランドリールームの置く階と広さの配分を考える記事のアイキャッチ

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30坪の家でランドリールームを作りたいけれど、『この広さで本当に入るのかな』と迷っていませんか。

結論から言うと、30坪の家事動線の良い間取りにランドリールームを入れるなら、先に決めたいことは2つです。

「1階か2階か」と「どの部屋から広さを分けてもらうか」を決めるのが近道ですよ。

この記事では、30坪前後の2階建てで置き場所と広さを決める考え方と、間取りプランを比べる時の見方をお伝えします。

目次

30坪の家にランドリールームは作れる?

先に結論

30坪前後の2階建てでも、ランドリールームのある間取りは十分に考えられます。ただ、広さには限りがあるので、何かを足したら何かを少し譲る、という配分の考え方が欠かせません。

30坪は、家族3〜4人の2階建てでよく話題に上る広さですよね。

LDKと個室、浴室や洗面所、収納を入れると、それぞれに使える広さはそれほど余りません。

そこへランドリールームを足すと、どこかの部屋が少しずつ小さくなるんです。

だからこそ、「作れるか」より「どこから広さを持ってくるか」で考えたほうが、話が早く進みます。

ランドリールームでできることや、家づくりで決めておきたいことの全体像は、ランドリールームとは?でまとめています。

28坪・29坪や32坪・33坪でも考え方は同じです

28坪や29坪の間取りでランドリールームを考えている方もいますよね。

32坪や33坪の間取りなら少し余裕が出ますが、配分で決めるという考え方は変わりません。

延床の広さランドリールームの考え方先に決めたいこと
28坪・29坪前後洗面所や脱衣所と兼ねる形から考える兼ねるか分けるか
30坪前後1階か2階かを決めて、取り合う部屋を選ぶ置く階と譲る部屋
32坪・33坪前後独立した部屋にして、収納とつなげる余地がある収納との位置関係

住宅の「○坪」は、延床面積で話すことが多いです。

1坪はおよそ3.3㎡で、畳2枚分ほどの広さだと覚えておくと、図面を見る時にイメージしやすくなります。

広さそのものの目安は、ランドリールームの広さの考え方と測り方で詳しく紹介しています。

1階と2階、30坪の家ならどちらに置く?

『ランドリールームは1階と2階、どっちが楽なの?』と迷う方は多いはずです。

実は、30坪の2階建てでは、置く階によって「広さを譲る相手」が変わるんです。

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

30坪の2階建てで、ランドリールームを1階に置く場合と2階に置く場合に、収納・廊下・個室のどれと広さを取り合うかを比べた図解
比べる点1階に置く場合2階に置く場合
広さを取り合う相手LDK・玄関まわりの収納・階段下個室・2階の廊下・納戸
浴室との関係浴室が1階ならすぐ隣に置ける浴室が1階なら脱ぐ所と洗う所が離れる
しまう場所服の収納が2階なら運ぶ手間が残る寝室や子ども部屋の収納に近い
干す場所庭に出て外干ししやすいベランダやバルコニーに出やすい
給排水浴室・キッチンとまとめやすい2階に配管が必要になる
向いている家日中に1階で家事をする家夜に洗濯して寝室近くでしまう家

1階に置くと、LDKや玄関まわりの収納から広さを分けてもらうことになります。

リビングを広く取りたい家では、ここが一番悩むところですよね。

2階に置くと、個室や廊下、納戸と広さを取り合います。

子ども部屋をもう少し広くしたい家では、2階のランドリールームが窮屈に感じることもあります。

置く階を決めるための3つの質問

『結局うちはどっち向き?』と迷ったら、次の3つを家族で話してみてください。

置く階を決める前に確かめること
  • 洗濯をするのは主に朝か、夜か
  • 家族の服をしまう場所は1階と2階のどちらに多いか
  • LDKと個室、広さを譲ってもいいのはどちらか

例えば、共働きで夜に洗濯する4人家族の場合は、寝室のある2階で干してそのまましまえる形が合いやすいです。

日中に家で家事をすることが多い家なら、キッチンに近い1階のほうが動きやすくなります。

2階に置く場合の良いところと注意点は、ランドリールームは2階がいい?でも詳しく紹介しています。

1階と2階に分けて持つ形もあります

『1階も2階も便利そうで決めきれない』という方もいますよね。

30坪の家では、洗う場所と干す場所を階で分ける考え方もあります。

分け方1階に置く物2階に置く物合いやすい家
洗うのは1階、干すのは2階洗濯機・洗面台室内の物干し・収納浴室が1階で、服の収納が2階の家
洗って干すのは1階、しまうのは2階洗濯機・物干し・作業台家族の服の収納日中に家事をして、夜に運ぶ家
全部2階にまとめる浴室と洗面所だけ洗濯機・物干し・収納2階に浴室を置ける家

分ける形は、それぞれの階に必要な広さが小さくて済むのが良いところです。

ただ、濡れた洗濯物を持って階段を上ることになるので、カゴを置く場所や手すりの位置も一緒に考えておきましょう。

何畳を割ける?ほかの部屋との取り合いで考えます

30坪の間取りでランドリールームを作る時、『何畳あればいいの?』と気になりますよね。

ただ、30坪の家では「理想の畳数」より「どこからなら広さを分けられるか」から考えたほうが、無理のない間取りになります。

広さは足し算と引き算で決める

ランドリールームの広さは、洗濯機・物干し・作業台・収納のうち、何をこの部屋に置くかの足し算で決まります。そのぶんをどの部屋から引くかを、同時に決めておくと迷いません。

広さを分けてもらいやすい所、譲らない方がいい所

30坪の家で、ランドリールームに広さを回す時の候補を表にしました。

候補分けてもらいやすさ気をつけたいこと
洗面所・脱衣所分けやすい兼ねると入浴中は使いにくい
2階の廊下・ホール分けやすい廊下に干す形は通る人の邪魔にならないか
納戸・階段下の収納分けやすい減った収納をどこで補うか
個室の収納やや分けやすい家族の服の行き先を決めておく
個室そのもの慎重に子どもの成長後も足りるか
LDK慎重に家族が集まる広さを削りすぎない
玄関・シューズクローク慎重に靴や外の物の置き場が足りるか

廊下や納戸から広さを持ってくる形は、30坪の家ではよく考えられる方法です。

一方で、LDKや個室を削りすぎると、毎日の暮らしで窮屈さを感じやすくなります。

洗濯物の量を測ってから広さを考えましょう

畳数を決める前に、今の洗濯物の量を一度測ってみてください。

広さの見当をつける手順
  1. 1回分の洗濯物を、今の物干しに全部掛ける
  2. 竿やハンガーラックの使った長さをメジャーで測る
  3. タオルや大物の日、量が多い日の分も同じように測る
  4. 作業台やたたむ場所、収納に置く物を書き出す
  5. 図面の上で、物干しと通る道が重ならないか確かめる

測った長さをメモして打ち合わせに持っていくと、住宅会社も広さを提案しやすくなります。

最終的な広さは、図面と洗濯機の寸法図で確かめてもらうのが安心です。

今の30坪の家をリフォームして作る場合

新築ではなく、今住んでいる30坪前後の家にランドリールームを作りたい方もいますよね。

その場合は、使っていない部屋や広めの洗面所を洗濯の部屋に変える形が考えやすいです。

リフォームで確かめたいこと
  • 洗濯機を動かすなら、給水と排水の工事が要るか
  • コンセントを増やすなら、電気工事士の資格を持つ人に頼む
  • 天井や壁に物干しを付けるなら、下地があるか
  • 窓や換気扇で湿気を外へ出せるか

コンセントの増設や配線の工事は、資格が要るので自分ではしないでおきましょう。

給排水の工事も配管の専門工事なので、工事会社に見てもらうのが安心です。

今の家で作る方法は、ランドリールームにリフォームするにはで詳しく紹介しています。

よくある失敗

「とりあえず広めに」と決めて、ほかの部屋の収納が足りなくなることがあります。ランドリールームに置く物を書き出してから広さを決めると、こうした失敗を減らせます。

家事動線を短くする30坪の間取りの組み方

30坪の家事動線の良い間取りは、洗濯の6地点をできるだけ近くに並べるのが基本です。

6地点とは、脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう、の6つですね。

『全部を近くにするのは30坪だと無理じゃない?』と思うかもしれません。

実は、全部をくっつけなくても、遠くなる地点を1つに絞るだけで、動きはかなり楽になるんです。

30坪の2階建ての間取り図に洗濯の6地点を書き込み、離れている地点を線で結んで確かめる手順の図解

間取り図に6地点を書き込んでみましょう

家事動線を確かめる手順
  1. 間取り図をコピーして、脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまうの6か所に印を付ける
  2. 印を順番に線で結ぶ
  3. 階段をまたぐ線と、部屋を2つ以上通る線に色を付ける
  4. 色の付いた線が2本以上あれば、置き場所を見直す
  5. 家族それぞれの服のしまう場所も書き足す

線を引いてみると、『たたんだ服を2階に運ぶ線が一番長いな』のように、気になる所がはっきりします。

その1本を短くする方法を考えるのが、30坪の家では現実的です。

家族の人数で、気にしたい線が変わります

同じ30坪でも、家族の人数によって長くなりやすい線は違います。

家族の形長くなりやすい線考えたいこと
夫婦2人干す所としまう所寝室の収納の近くで干す
夫婦と小さな子ども洗う所と干す所洗濯の回数が増えるので洗濯機の近くで干す
夫婦と小学生以上の子どもしまう所が部屋ごとに分かれる普段着をまとめる場所を作る
5人以上全部の線物干しの長さと作業台の広さを優先する

子どもが小さいうちは、洗濯物の量より回数が増えやすいですよね。

子どもが大きくなると、今度は一人ひとりの服を部屋ごとに配る手間が増えていきます。

子どもが大きくなった後の家族の形も想像しながら、どの線を優先して短くするかを決めておくと安心です。

遠くなる地点ごとの短くする工夫

遠くなりやすい所短くする工夫
脱ぐ所と洗う所浴室と同じ階に洗濯機を置く
干す所としまう所ランドリールームの隣に収納を作る
しまう所が家族ごとに分かれる普段着だけ1か所にまとめる
外干しの出入り口勝手口やベランダへの扉を近くに置く

例えば1階にランドリールームを置くなら、階段の近くに配置して、2階へ運ぶ距離を少しでも短くする考え方があります。

2階に置くなら、寝室や子ども部屋の収納とランドリールームを廊下でつなぐと、しまうまでが一続きになります。

家事動線をもっと詳しく考えたい方は、家事動線の良い間取りとランドリールームも参考にしてみてください。

回遊できる形は広さと相談

行き止まりのない回遊動線は便利ですが、通路が増えるぶん広さも使います。30坪の家では、回遊にこだわるより、一番長い線を短くするほうを優先すると収まりやすいです。

30坪の間取りのランドリールーム、よくある相談

ここでは、30坪前後の家づくりでよく寄せられる相談をまとめて、考え方をお答えします。

相談に共通すること

どの相談も「広さが限られる中で、何を優先するか」が悩みの中心です。家族の洗濯の時間と、服をしまう場所から考えると答えが出やすくなります。

30坪の土地に2階建てを建てる時、ランドリールームは入る?

30坪の土地に、家族の多い2階建てを建てたいという相談はよくあります。

ここで気をつけたいのは、土地の30坪と、家の延床の30坪は別物だということです。

土地の広さによって、建てられる床の広さは変わります。

土地が30坪なら、ランドリールームは洗面所と兼ねる形や、2階のホールを使う形から考えると現実的ですね。

狭い敷地での工夫は、狭小住宅・20坪の家のランドリールームでも紹介しています。

延床30坪でランドリールームとシューズクロークも欲しい

延床約30坪の総2階で、ランドリールームにシューズクローク、畳コーナーも入れたい、という相談もあります。

『全部入れたいけど、詰め込みすぎかな』と心配になりますよね。

こうした時は、それぞれの「本当に必要な広さ」を書き出して、合計がどこかの部屋を圧迫していないかを確かめてみてください。

どれも少しずつ小さくするより、一番使う物を優先して、ほかは兼用にする方が使いやすくなることも多いです。

詰め込みすぎかを確かめる目安
  • 廊下を通る時に、物干しや扉とぶつからないか
  • 収納の扉を開けた前に、立てる広さが残っているか
  • ランドリールームの物干しの長さが、今の洗濯物1回分に足りているか
  • 兼用にした場所で、家族の使う時間が重ならないか

例えば、畳コーナーを洗濯物をたたむ場所としても使うなら、ランドリールームの作業台を小さくできます。

こうした兼用の組み合わせを1つ見つけるだけでも、30坪の間取りにはぐっと余裕が出ますよ。

家事が楽な動線と広いリビング、どちらを優先する?

家事が楽な動線にしたいけれど、リビングも広くしたい、という相談もよく見かけます。

30坪の家では、この2つがぶつかりやすいんです。

優先したいこと考え方の例
リビングの広さランドリールームを2階に置き、1階の広さをLDKに回す
家事の楽さ1階に水まわりとランドリールームをまとめ、リビングを少し譲る
両方ほどほどに洗面所と兼ねる形にして、廊下を減らす

家族で「平日の夜にどこで過ごす時間が長いか」を話してみると、優先順位を決めやすくなります。

30坪の間取りプランは複数の会社で比べてみましょう

30坪の家は、少しの配置の違いで、ランドリールームの使いやすさが大きく変わります。

同じ希望を伝えても、ある会社は1階に、別の会社は2階に置く、ということもあるんです。

1社だけで決めず、プランと見積もりを並べてみる

だからこそ、間取りプランを1社だけで決めず、2〜3社の住宅会社のプランや見積もりを並べて比べてみるのがおすすめです。

今の家をリフォームしてランドリールームを作るなら、複数の工事会社に見積もりを出してもらう形になります。

複数のプランで比べたいこと
  • 洗濯の6地点の距離と、階段をまたぐ回数
  • ランドリールームの広さと、どの部屋から広さを分けているか
  • 換気扇と窓の数・位置
  • 収納の量と、しまう場所までの距離
  • コンセントや物干しの下地が標準か、オプションか

並べてみると、『うちは広いリビングより洗濯の楽さを取りたかった』のように、家族の優先順位も見えてきます。

見積書では、コンセント・換気扇・物干しの行に印を付けて、標準に入っているかを確かめておきましょう。

打ち合わせの前に、洗濯のメモを作っておく

プランを比べる前に、住宅会社に渡すメモを作っておくと、提案の質がそろいやすくなります。

打ち合わせに持っていくメモ
  1. 洗濯をする時間帯と、1日の回数を書く
  2. 今の洗濯物1回分を干した竿の長さを書く
  3. 外干しをするか、部屋干しだけかを書く
  4. 家族の服をどこにしまいたいかを書く
  5. 広さを譲ってもいい部屋と、譲りたくない部屋を書く

同じメモを2〜3社に渡すと、各社の考え方の違いが比べやすくなります。

『この会社は廊下を減らして広さを作っている』のように、配分の工夫も見えてきますよ。

相談先の選び方や、プランを同じ物差しで比べる手順は、ランドリールームのある家づくりの相談先と間取りプランの比べ方で詳しくまとめています。

もちろん、今の家で物干しや置き場所を工夫して、ランドリールームを作らないと決めるのも立派な選択です。

30坪の家でランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ゆとりのある広さで考えたい方は、35坪・40坪の家のランドリールームも参考にしてみてください。

よくある質問

30坪の家でもランドリールームは作れますか?

作れます。ただ広さに限りがあるので、洗面所や廊下、納戸などから広さを分けてもらう配分の考え方が大切です。何をこの部屋に置くかを先に書き出してみてください。

30坪の2階建てでは、ランドリールームは1階と2階のどちらがいいですか?

浴室が1階で日中に家事をする家は1階、夜に洗濯して寝室の近くでしまいたい家は2階が合いやすいです。広さを譲る相手も変わるので、LDKと個室のどちらを優先するかも一緒に考えてみてください。

28坪や29坪の間取りでもランドリールームは考えられますか?

考えられます。独立した部屋にこだわらず、洗面所や脱衣所と兼ねる形から考えると収まりやすいです。

32坪や33坪になると何が変わりますか?

少し余裕が出るので、ランドリールームを独立させて、隣に収納をつなげる形も考えやすくなります。配分で決めるという考え方は30坪と同じです。

ランドリールームの広さは何畳にすればいいですか?

決まった基準はありません。今の洗濯物1回分を干した長さを測り、作業台や収納に置く物を足して考えると、自分の家に合う広さが見えてきます。

まとめ

この記事の要点
  • 30坪の家でも、配分を考えればランドリールームのある間取りは作れる
  • 1階に置くとLDKや玄関まわりと、2階に置くと個室や廊下と広さを取り合う
  • 広さは置く物の足し算で決め、どの部屋から分けるかを同時に決める
  • 間取り図に洗濯の6地点を書き込み、一番長い線を短くする
  • 間取りプランは2〜3社で並べ、広さの分け方と設備が標準かどうかを比べる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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