ランドリールームの広さは何畳?使い方別の目安と測り方

ランドリールームの広さの目安と、使い方から広さを出す測り方を解説する記事のアイキャッチ

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『ランドリールームって何畳あればいいの?』と、打ち合わせの前に悩んでいる方も多いですよね。

結論から言うと、ランドリールームの広さに正解の畳数はなく、「洗濯機の幅+物干しの長さ+人が動く幅」を足して出すのがいちばん確かです。

この記事を読むと、使い方別の広さの考え方と、今の洗濯から自分の家に合う広さを測って出す手順が分かります。

目次

ランドリールームの広さは「足し算」で決めましょう

先に結論

ランドリールームの広さは、何畳という数字から決めるより、そこに置く物と動き方を足して出すほうが失敗しにくいです。洗濯機の幅、物干しの長さ、人が動く幅、作業台や棚を足していき、最後は図面と機種の寸法図で確かめます。

ランドリールームの広さについては、決まった基準がありません。

住宅会社によって提案される広さもまちまちなんです。

『2畳がいいと言われたり、4畳がいいと言われたり、どれを信じればいいの?』と戸惑うのも無理はありません。

畳数で決めると失敗しやすい理由

同じ畳数でも、部屋の形や扉の位置で、使える広さは大きく変わります。

例えば、細長い3畳と正方形に近い3畳では、竿を何本並べられるかが違いますよね。

さらに、洗濯機の扉を開ける場所や、入口の扉が開く場所も、床の一部を使ってしまいます。

同じ畳数でも変わること使い勝手への影響
部屋の形竿を並べられる本数と長さ
入口の扉の種類開き戸だと開く場所が要る、引き戸だと壁の一部が使えない
洗濯機の扉の向きドラム式は前に開ける場所が要る
窓の位置と大きさ窓の前に棚や竿を置けるか
給排水の位置洗濯機を置ける場所が限られる

畳の大きさも、地域や住宅で違いがあります。

畳数はあくまで目安として受け取り、自分の家の使い方から広さを出していきましょう。

ランドリールームの基本的な役割はランドリールームとは?できることと決めておきたいことでまとめています。

広さを出す足し算の中身

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

ランドリールームの広さは、次の4つを足して考えます。

ランドリールームの広さを、洗濯機の幅・物干しの長さ・人が動く幅・作業台や棚の4つの足し算で出す考え方を示した図解
足すもの何で決まるか確かめ方
洗濯機・乾燥機の場所機種の大きさ、扉の開き方設置する機種の取扱説明書・寸法図
物干しの長さ洗濯1回分の量、干す回数今の洗濯1回分を干して測る
人が動く幅干す・取り込む時の動き干した洗濯物の横を通れるか図面で見る
作業台・棚たたむ・しまうをこの部屋でするか置きたい物を書き出す

洗濯機の場所は寸法図で確かめます

洗濯機の大きさは機種によって違います。

ドラム式は、前に扉を開ける場所と、扉の開く向き(左開き・右開き)も考えておかなければいけません。

縦型は、上のふたを開ける高さに、棚や物干しがぶつからないかを見ておきましょう。

具体的な寸法は、設置する予定の機種の取扱説明書や寸法図で確かめてみてください。

搬入経路も忘れずに

洗濯機は、玄関・廊下・扉を通って運び込みます。ランドリールームの広さだけでなく、途中の扉の幅も図面で確かめておきましょう。

物干しの長さは今の洗濯で測ります

物干しの長さは、今の洗濯1回分を実際に干して測るのがいちばん確かです。

ピンチハンガーやハンガーも含めて、竿の何本分になるかを数えてみましょう。

『そんなの測ったことがない』という方がほとんどだと思います。

でも、一度測っておくだけで、打ち合わせでの話がぐっと具体的になりますよ。

今の洗濯1回分を干して、竿の長さをメジャーで測っている様子
物干しの長さの測り方
  1. 洗濯1回分を、今いつも干している場所に干す
  2. 竿に掛けたハンガーの端から端までをメジャーで測る
  3. ピンチハンガーやタオルハンガーの幅も測る
  4. 1日に洗濯する回数を掛けて、1日分の長さを出す
  5. 雨が続いた時に、何日分を干すかも書き添える

人が動く幅は「干した後」で考えます

人が動く幅は、洗濯物を干した後の状態で考えるのがポイントです。

干す前は広く見えても、洗濯物が横に広がると、通れる幅は思った以上に狭くなるんです。

図面の上で、竿の位置から洗濯物の幅を描き足して、その横を人が通れるかを確かめてみてください。

よくある失敗

竿を部屋の真ん中に付けると、干した洗濯物で部屋が左右に分かれてしまうことがあります。壁際に寄せるか、竿を2本並べて通路を空けるなど、人が通る道を先に決めておきましょう。

作業台や棚は「この部屋でするか」で決めます

たたむ作業をランドリールームでするなら、作業台の場所が要ります。

しまう作業までするなら、棚やハンガーを掛けるパイプの場所も必要です。

逆に、たたむのはリビング、しまうのは各部屋、と決めているなら、作業台や棚の分は足さなくてもいいんです。

コンセントや家電の置き場も広さに入れます

意外と忘れやすいのが、除湿機やサーキュレーター、アイロン台などの置き場です。

ランドリールームで使う家電は、床に置く物が多いですよね。

床に置く家電の分だけ、干す場所や通路が狭くなるので、広さの足し算に入れておきましょう。

置き場を足しておきたい物
  • 除湿機(床置きなら、物干しの近くに置く場所)
  • サーキュレーターや扇風機(洗濯物に風を当てられる位置)
  • アイロン台(使う時に広げる場所と、しまう場所)
  • 洗濯かご(脱いだ服を入れるかごと、取り込む時のかご)
  • ゴミ箱(糸くずや洗剤の空き容器を捨てる場所)

家電の置き場とコンセントの位置はセットで決めるのがコツです。

コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要なので、新築のうちに図面に描き込んでおきましょう。

使い方別の広さの考え方

足し算の中身が分かったら、使い方別にどのくらいの広さになるかを考えてみましょう。

ランドリールームは、どこまでの家事をこの部屋で済ませるかで、大きく3つのタイプに分けられます。

タイプで足すものが変わります

「洗う+干す」なら洗濯機と物干しと通路で足ります。「干す+たたむ」なら作業台、「4つ全部」なら棚やクローゼットまで足していきます。

タイプ足すもの広さの考え方
洗う+干す型洗濯機・物干し・通路物干しを天井に付ければコンパクトにまとまりやすい
干す+たたむ型上に加えて作業台作業台を物干しの横に置ける分を足す
4つ全部型上に加えて棚・パイプ収納の量によって大きく変わる。隣に収納部屋を置く方法もある

洗う+干す型の考え方

洗濯機と物干しだけなら、天井に物干しを付けて、床を広く空けておく形が多いです。

洗面所と兼ねる場合は、洗面台の前に立つ場所と、干した洗濯物が重ならないかも見ておきましょう。

干す+たたむ型の考え方

作業台は、物干しの真下ではなく横に置くと、干している時もたたんでいる時もぶつかりにくいです。

作業台の下を引き出しや棚にすれば、洗濯ネットや小物の置き場にもなります。

4つ全部型の考え方

しまうまでランドリールームで済ませるなら、家族全員の服をどれくらいしまうかで広さが大きく変わります。

1部屋にすべてを詰め込むより、隣にファミリークローゼットを置いて、扉でつなぐ間取りも考えてみてください。

『全部入れたいけど、そんなに広く取れない』という方は、タオルと下着だけをランドリールームにしまう、というように絞るのも一つの方法です。

家族の人数と洗濯の量から広さを出す手順

ここまでの考え方を、自分の家に当てはめる手順にまとめました。

家族の人数と洗濯の量から、必要な広さを出していきます。

家族の人数と洗濯の量から、物干しの長さ・作業台・収納を足してランドリールームの広さを出す手順の図解
自分の家の広さを出す手順
  1. 家族の人数と、1日の洗濯回数を書き出す
  2. 洗濯1回分を干して、竿の長さを測る
  3. 雨が続いた時に何日分干すかを決め、竿の合計の長さを出す
  4. 洗濯機・乾燥機の機種の寸法図を用意する
  5. たたむ・しまうをこの部屋でするかを決める
  6. 図面に、洗濯機・竿・作業台・棚を描き込む
  7. 干した後に人が通れる幅が残るかを確かめる

家族の人数で変わること

家族が多いほど、洗濯物の量が増え、干す長さも長くなりますよね。

ただ、同じ人数でも、洗濯の回数や乾燥機を使うかどうかで、必要な物干しの長さは変わります。

家族の状況広さに影響しやすいこと
夫婦2人洗濯の回数が少なければ、洗う+干す型でまとまりやすい
子どもが小さい家族小さな服が多く、ピンチハンガーの数が増える
子どもが部活やスポーツをしている毎日の洗濯が増え、泥汚れの下洗いをする場所も欲しくなる
家族が多い1日に複数回洗濯し、干す長さが長くなる
乾燥機をよく使う干す長さは短くて済むが、乾燥機を置く場所が要る

例えばこんな家庭の場合

共働きで夜に洗濯する4人家族の場合を考えてみましょう。

平日は毎晩1回洗濯して、朝まで干しておく使い方です。

雨が続いた日も考えると、1回分の竿の長さに加えて、タオルや厚手の服が乾き切らない日の分も少し余裕を持たせておくと安心です。

たたむのはランドリールームの作業台で、しまうのは隣のクローゼット、と決めれば、作業台の分を足して広さを出せます。

『結局何畳?』と思うかもしれませんが、この手順で出した広さを、最後に住宅会社と図面で畳数に置き換えてもらうのがいちばん確かですよ。

夫婦2人の家庭の場合

夫婦2人で、休みの日にまとめて洗濯する家庭なら、1回の量は多くても、回数は少なめです。

この場合は、休みの日の洗濯1回分を測って、その長さが干せる竿を用意できれば足ります。

『まとめ洗いの日に雨が降ったら?』と心配なら、浴室乾燥や除湿機を組み合わせる前提で、広さを抑える考え方もありますよ。

家庭の例足し算で重視したいこと
共働きで夜に洗濯する4人家族毎日の竿の長さ、作業台、隣の収納
休みの日にまとめ洗いする夫婦2人まとめ洗い1回分の竿の長さ
乾燥機を毎日使う家族乾燥機の場所と、乾燥機に入れない服の竿

広さが足りない時・余る時の調整

足し算で出した広さが、間取りの中で取れないこともあります。

反対に、思ったより広く取れることもありますよね。

広さが足りない時の工夫

広さが足りない時は、床を使わない工夫から考えてみてください。

広さが足りない時の工夫
  • 物干しを天井に付けて、床を空ける
  • 入口の扉を引き戸にして、開く場所を取らない
  • たたむ作業台を、隣の部屋やリビングに出す
  • 乾燥機を使う日を増やして、干す長さを短くする

1坪(約3.3㎡)ほどの狭いランドリールームでも、工夫次第で干す場所は作れます。

詳しくは狭いランドリールームを使いやすくする工夫で紹介しています。

広さが余る時の注意

広く取れる時は、そのぶん使い方を先に決めておくことが大事です。

使い方が決まっていない広いスペースは、物置になりやすいんです。

広いランドリールームの使い方と注意点は、広いランドリールームで失敗しないためにでまとめています。

広さを決める前に家族と話しておきたいこと

広さの好みは、洗濯をよくする人とそうでない人で分かれやすいんです。

『洗濯部屋にそんなに広さは要らないのでは』という意見が出ることもありますよね。

話がまとまらない時は、次のように聞いてみてください。

「雨が3日続いたら、洗濯物はどこに干す?」

「乾いた洗濯物は、どこでたたんでどこにしまう?」

具体的な場面で話すと、広さの好みではなく暮らしの話になるので、決めやすくなりますよ。

広くしてよかったと感じやすい家庭
  • 家族が多く、毎日たくさん洗濯する
  • 作業台でたたみ、隣の収納にしまう流れが決まっている
  • 雨の日が続いても干す場所に困りたくない
広すぎて持て余しやすい家庭
  • 乾燥機でほとんど乾かし、干す物が少ない
  • 使い方が決まらないまま広く取った
  • ランドリールームが家族の部屋から遠い

広さと一緒に決めておきたいこと

広さを決める時は、物干しの付け方や配置も一緒に考えておくと、同じ広さでも使いやすさが変わります。

『広さだけ決めて安心していたら、竿の位置で困った』ということもあるんです。

物干しの種類で必要な広さが変わります

物干しには、天井に付けるタイプ、壁に付けるタイプ、床に置くスタンドタイプ、突っ張り式のポールがあります。

天井や壁に付けるタイプは床を広く使えますが、下地(天井の野縁や壁の柱・間柱)に固定する必要があります。

石膏ボードだけには重い物を留められないので、付ける位置は住宅会社と決めておきましょう。

物干しの種類広さへの影響
天井に付けるタイプ床を空けられるので、狭い部屋でも使いやすい
壁に付けるタイプ使わない時にたためる物なら、通路を確保しやすい
スタンドタイプ床を使うので、そのぶんの広さを足す
突っ張り式のポール天井と床の両方に場所が要る

物干しの選び方はランドリールームの物干しの選び方で比べています。

位置も一緒に考えましょう

広さが十分でも、浴室やクローゼットから遠いと、使いにくく感じることがあります。

間取り図に洗濯の6地点を書き込んで、線で結んでみてください。

間取りの考え方はランドリールームの間取りの考え方でまとめています。

間取りプランを比べると広さの感覚がつかめます

同じ広さのランドリールームでも、住宅会社によって、洗濯機や竿の置き方の提案が違います。

2〜3社のプランを並べてみると、『この広さなら、こういう使い方ができるんだ』という感覚がつかみやすいんです。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ランドリールームの広さでよくある相談

ランドリールームの広さについて、よく寄せられる相談を内容を要約してご紹介します。

洗面所を兼ねたランドリールームは2.5〜3畳あれば十分?

洗面所を兼ねる場合は、洗面台の前に立つ場所と、洗濯の作業をする場所が重ならないかがポイントです。

朝の身支度の時間に洗濯物が干してあると、狭く感じることもあるんです。

洗面所と兼ねる時に確かめること
  • 洗面台の前に立った時、干した洗濯物に当たらないか
  • 家族が身支度する時間と、干している時間が重なるか
  • 来客が洗面所を使う時に、洗濯物が目に入らないか

2.5畳か3畳かという数字より、この3つを図面で確かめてみてください。

ランドリールームを広くして干すか、乾燥機を使うか迷う

広くして干すか、乾燥機に任せて小さくするか、迷う方はとても多いです。

結論から言うと、乾燥機に入れられない服がどのくらいあるかで決めるのがおすすめです。

乾燥機に入れない服が多いなら、干す場所は広めに残しておいたほうが安心ですよ。

広く取って、隣のウォークインクローゼットにしまう間取りにしたい

ランドリールームを広く取り、乾いたら隣のウォークインクローゼットにしまう間取りは、「干す」から「しまう」までがとても短くなる形です。

ただ、ランドリールームの湿気がクローゼットに入らないよう、扉や換気の位置を考えておきましょう。

扉でつなぐ場合は、干した洗濯物に扉が当たらないかも、図面で確かめておくと安心です。

クローゼット側の広さも、しまう服の量から足し算で出しておくと、どちらかが窮屈になるのを防げます。

ランドリールームとクローゼットの広さは、ひとまとまりで考えてみてください。

よくある質問

ランドリールームの広さは何畳が多いですか?

決まった基準はなく、住宅会社や使い方によってさまざまです。洗濯機の幅、物干しの長さ、人が動く幅、作業台や棚を足して出し、最後は図面と機種の寸法図で確かめるのがおすすめです。

1坪のランドリールームでも使えますか?

1坪は約3.3㎡で、畳2枚分ほどの広さです。物干しを天井に付ける、扉を引き戸にする、たたむ場所を外に出すなどの工夫をすれば、干す場所として使えることもあります。

ランドリールームの広さを測るには何を用意すればいいですか?

今の洗濯1回分を干した時の竿の長さ、洗濯機の機種の寸法図、置きたい作業台や棚の一覧を用意しましょう。これを図面に描き込むと、必要な広さが見えてきます。

広さが足りない時はどうすればいいですか?

物干しを天井に付けて床を空ける、扉を引き戸にする、たたむ場所を隣の部屋に出すなどの工夫があります。乾燥機を使う日を増やして干す長さを短くする方法もあります。

広さは住宅会社に任せても大丈夫ですか?

任せる前に、家族の人数・洗濯の回数・洗濯1回分の竿の長さ・たたむ場所としまう場所を伝えておくのがおすすめです。使い方が伝わるほど、暮らしに合った広さを提案してもらいやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームの広さに決まった基準はなく、畳数は目安として受け取る
  • 広さは「洗濯機の場所+物干しの長さ+人が動く幅+作業台や棚」の足し算で出す
  • 物干しの長さは、今の洗濯1回分を干して測るのがいちばん確か
  • 人が動く幅は、洗濯物を干した後の状態で確かめる
  • 最後は図面と機種の寸法図で、住宅会社と一緒に確かめる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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