ランドリールームはいらない?ない家の工夫と後悔しない判断のしかた

ランドリールームがない家の工夫と、作るかどうかの判断のしかたを解説する記事のアイキャッチ

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『みんなランドリールームを作っているけど、うちには本当に必要なのかな』と迷っていませんか。

結論から言うと、ランドリールームがない家でも、干す場所と時間帯に合った工夫があれば、洗濯で困らないことは多いです。

この記事では、4つの質問で「作る・洗面所で兼ねる・作らない」のどれが合うかを判定する表と、ランドリールームがない家の工夫をお伝えします。

目次

ランドリールームはいらない?先に結論です

先に結論

ランドリールームが要るかどうかは、流行りではなく「いつ・どこで干しているか」で決まります。夜や雨の日に室内で干すことが多いなら作る価値があり、外干しや乾燥機で回っているなら、ないままでも十分です。

ランドリールームとは、洗う・干す・たたむ・しまうを一か所で済ませるための部屋です。

便利そうに見えますよね。

ただ、家の広さには限りがあるので、ランドリールームを作るとそのぶんリビングや収納が小さくなることもあるんです。

「いらない」と感じる人の理由

ランドリールームをいらないと感じる理由は、だいたい次のどれかに当てはまります。

よくある理由背景にある状況
外に干せるから日中に家にいる、日当たりのよい庭やベランダがある
乾燥機で乾かすから洗濯乾燥機や衣類乾燥機で、干さずに済ませている
部屋が狭くなるから延床面積に余裕がなく、ほかの部屋を広くしたい
結局物置になりそうだから使い方が決まらないまま作るのが不安

どの理由も、もっともです。

『いらないと思うのは、手抜きみたいで気が引ける』と感じる必要はありません。

ランドリールームの基本はランドリールームとは?できることと決めておきたいことでまとめています。

4つの質問で決める判定表

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

ランドリールームを作るかどうかは、次の4つの質問に答えると、自分の家に合う形が見えてきます。

洗濯物を干す場所・時間帯・家族の人数・外干しできる環境の4つの質問から、作る・洗面所で兼ねる・作らないの3つに振り分ける判定の図解
4つの質問
  1. 洗濯物は、今どこに干していますか
  2. 洗濯をするのは、主に何時ごろですか
  3. 家族は何人で、洗濯は1日に何回しますか
  4. 新しい家で、外に干せる環境はありますか

判定表で振り分けてみましょう

4つの質問の答えを、次の表に当てはめてみてください。

質問作る寄り洗面所で兼ねる寄り作らない寄り
干す場所室内に干すことが多い室内と外が半々外か乾燥機がほとんど
時間帯夜や早朝が多い日によって違う日中に干して取り込める
家族の人数と回数人数が多く、毎日たくさん毎日するが量はほどほど少人数で、週に数回
外干しの環境外に干せない、干したくない天気の良い日だけ干せる日当たりの良い庭やベランダがある

「作る寄り」が多いなら、ランドリールームを作ると洗濯がぐっと楽になりやすいです。

「洗面所で兼ねる寄り」が多いなら、洗面脱衣室を少し広げて物干しを付ける形が合います。

「作らない寄り」が多いなら、ランドリールームがないままで、ほかの工夫をしたほうが家全体を有効に使えます。

補足

答えが割れた時は、「いちばん困っている作業」がどれかで決めてみてください。干す場所に困っているなら作る寄り、たたむ場所に困っているなら作業台を置ける場所を別に探す、というように考えると迷いにくくなります。

例えばこんな家庭の場合

共働きで夜に洗濯する4人家族の場合は、干す場所も時間帯も「作る寄り」になりやすいです。

夜に外へ干すのは難しいので、室内に干す場所があると毎日の流れが回りやすくなります。

一方、日中に家にいることが多く、日当たりのよい庭がある2人暮らしなら、「作らない寄り」になることも多いです。

天気の悪い日だけ浴室乾燥や除湿機を使えば、十分に回せるはずです。

暮らしが変わる予定も入れて考えます

判定表は、今の暮らしだけでなく、数年先の暮らしも思い浮かべて答えてみてください。

『今は2人だから要らない』と思っていても、子どもが生まれると洗濯の量と回数が一気に増えることがあるんです。

反対に、子どもが独立する時期が近いなら、今の量に合わせて大きく作る必要はないかもしれません。

変わりやすいこと判定への影響
子どもが生まれる、増える洗濯の量と回数が増え、作る寄りになりやすい
子どもが部活やスポーツを始める泥汚れや毎日の洗濯が増える
働き方が変わる洗濯する時間帯が夜や早朝に移ることがある
子どもが独立する量が減り、兼ねる・作らない寄りになりやすい

迷った時は、判定表に「今」と「数年後」の2列を作って、両方の答えを書いてみると比べやすいですよ。

ランドリールームがない家で困りやすいこと

ランドリールームがないと困るのは、どんな場面でしょうか。

先に知っておくと、ない家でも対策を間取りに組み込めます。

ない家で困りやすい場面
  • 雨や花粉の日に、室内で干す場所が見つからない
  • 部屋干しの洗濯物がリビングに出て、来客の時に慌てる
  • 取り込んだ洗濯物がソファに山になる
  • 洗面所が狭く、脱衣と洗濯が重なって混み合う

『うちはどれも当てはまらない』という方は、ランドリールームを作らなくても困りにくいはずです。

逆に2つ以上当てはまるなら、作らない場合でも何かしらの工夫を用意しておきたいところです。

部屋干しの場所が決まっていないと散らかります

ランドリールームがない家でよく聞くのが、「干す場所が日によって変わる」という悩みです。

寝室のカーテンレール、リビングの窓際、ドアの上など、空いている所に掛けていくと、家じゅうに洗濯物が広がってしまうんです。

ないなら、せめて「雨の日に干す場所」を1か所決めておくだけで、片づけやすさが変わります。

たたむ場所がないと洗濯物が山になります

干す場所と同じくらい困りやすいのが、たたむ場所です。

ランドリールームがない家では、取り込んだ洗濯物をソファやベッドの上に置いて、そのままになりがちですよね。

『後でたたもう』と思っているうちに、次の洗濯物が乾いてしまうことも。

ダイニングテーブルやカウンターなど、たたむ場所を1つ決めて、そこから近い収納にしまう流れを作っておきましょう。

よくある失敗

カーテンレールや扉の枠に洗濯物を掛けると、重さで傷むことがあります。室内に干すなら、物干し用に作られた物を使いましょう。

ランドリールームがない家の工夫

ランドリールームを作らないと決めたら、次は「干す・たたむ・しまう」をどこで済ませるかを決めておきます。

ないなら、ほかの場所に役割を分けて持たせればいいんです。

作業ない家での置き場所の例工夫のポイント
干す洗面所の天井、浴室、窓際の一角天井や壁に物干しを付ける場所を下地で決めておく
乾かす浴室乾燥、乾燥機、除湿機雨の日だけ使う物を決めておく
たたむダイニングテーブル、カウンターたたむ時間帯にほかの用途と重ならない場所を選ぶ
しまう各部屋のクローゼット、ファミリークローゼットたたむ場所から近い収納を選ぶ

洗面所に物干しを付けて兼ねる

いちばん取り入れやすいのは、洗面脱衣室の天井に物干しを付ける方法です。

使わない時に竿を外せるタイプなら、普段は邪魔になりません。

ただ、入浴や朝の身支度の時間と干している時間が重なると、使いにくく感じることもあります。

洗面所と兼ねるか分けるかは、洗面所とランドリールームを分けるか兼ねるかの比較で詳しく比べています。

浴室乾燥や乾燥機を使う

浴室に換気乾燥機が付いていれば、雨の日は浴室を物干し場として使えます。

洗濯乾燥機や衣類乾燥機で、干さずに済ませる家庭も増えていますよね。

乾燥にかかる時間や電気代は、商品や使う条件で違うので、取扱説明書や商品の表示で確かめてみてください。

乾燥機を使う家庭こそ確かめたいこと

乾燥機に入れられない服は、どこかに干す必要があります。「乾燥機に入れない服がどのくらいあるか」を今の洗濯で数えておくと、干す場所の広さを考えやすくなります。

部屋干しを早く乾かす工夫

ランドリールームがなくても、部屋干しは「風・温度・湿度」の3つを整えると乾きやすくなります。

部屋干しの工夫
  • サーキュレーターや扇風機で、洗濯物に風を当てる
  • 除湿機やエアコンの除湿で、部屋の湿気を取る
  • 換気扇を回すか窓を開けて、湿った空気を外へ出す
  • 洗濯物どうしの間をあけて干す

部屋干しのコツはランドリールームで室内干しを早く乾かす方法でも紹介しています。

ランドリールームがない部屋でも、同じ考え方で使えますよ。

ない家こそ「しまう場所」を近くに

ランドリールームがない家でも、しまう場所を工夫すると洗濯の手間は減らせます。

例えば、洗面所や廊下に家族のタオルと下着だけをしまう棚を作ると、乾いたらその場で片づけられます。

全員の服を各部屋に運ぶより、よく使う物だけでも一か所にまとめると、毎日の移動が短くなるんです。

補足

家族の服をまとめてしまうファミリークローゼットを、洗面所の近くに置く間取りもあります。ランドリールームを作らない代わりに、しまう場所を近づける考え方です。

作らないと後悔しやすい家・作って後悔しやすい家

『作らなかったことを後で後悔したら嫌だな』と心配な方も多いはずです。

逆に、作ったのに使わなかったという声もあります。

どちらの後悔も、事前に分かることが多いんです。

作らないと後悔しやすい家
  • 夜や早朝に洗濯することが多い
  • 外に干せない立地や、干したくない事情がある
  • 家族が増える予定で、洗濯物が増えそう
  • 洗面所が狭く、ほかに干す場所が取れない
作って後悔しやすい家
  • 乾燥機でほとんど乾かし、干す物が少ない
  • 使い方を決めないまま広く作った
  • 窓や換気が弱く、湿気がこもりやすい
  • 家族の部屋から遠く、行き来が面倒

作って後悔する理由は、ランドリールームで後悔しやすいポイントでも詳しく紹介しています。

迷ったら「後から足せるか」で考えます

ランドリールームは、後から作ろうとすると給排水やコンセントの工事が要ることが多いです。

一方で、作った部屋を後から別の用途に変えるのは、比べると取り組みやすいこともあります。

例えば、洗面所の隣に小さな部屋を作り、物干しの下地とコンセントだけ入れておけば、ランドリールームとしても収納としても使えます。

迷った時の決め方
  1. 判定表で、作る寄りか作らない寄りかを見る
  2. 作らない場合に、雨の日どこに干すかを書き出す
  3. その場所に物干しの下地とコンセントを入れられるか住宅会社に聞く
  4. 後から別の用途に変えられる形にできるか相談する

『今は要らないけど、将来は分からない』という時は、この順番で考えてみてください。

新築で先に入れておくと後が楽な物

ランドリールームを作らない場合でも、新築のうちに入れておくと、後から使い方を変えやすい物があります。

先に入れておく物後で助かる場面
天井や壁の物干し用の下地物干しを付けたくなった時に、しっかり固定できる
洗面所や納戸のコンセント除湿機やサーキュレーター、乾燥機を置ける
換気扇や開けられる窓部屋干しの湿気を外へ出せる
棚を付けられる壁洗剤やタオルの置き場を後から作れる

天井や壁に付ける物干しは、天井の野縁や壁の柱・間柱などの下地に固定するのが基本です。

石膏ボードだけには重い物を留められないので、「将来ここに物干しを付けるかも」という場所を住宅会社に伝えておきましょう。

コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要なので、住んでから自分で足すことはできません。

ランドリールームがない間取りを考える時のコツ

ランドリールームがない間取りでも、洗濯の動線を短くすることはできます。

間取り図に「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の6地点を書き込んで、線で結んでみましょう。

ランドリールームがない間取りで、洗面所・浴室・物干し・収納の位置を線で結び、洗濯の移動距離を短くする考え方を示した図解

洗う場所と干す場所を近づけます

ランドリールームがない家でいちばん大事なのは、洗濯機から干す場所までの距離です。

濡れた洗濯物は重いので、遠いと毎日の負担になるんです。

干す場所洗濯機からの近さを確かめる点
洗面所の天井洗濯機の真上や横に物干しが来るか
浴室洗面所から浴室に入ってすぐ掛けられるか
ベランダ階段を上るか、廊下を何部屋分歩くか
庭勝手口や掃き出し窓から出やすいか

間取りプランを見比べる時のひとこと

住宅会社と間取りを考える時は、ランドリールームの有無だけでなく、「雨の日はどこに干す想定ですか」と聞いてみてください。

「この間取りだと、夜に洗濯した時はどこに干しますか」

こう聞くと、図面だけでは見えなかった洗濯の流れが見えてきます。

「乾燥機を置くなら、どこにコンセントと場所を取りますか」

こんなふうに、具体的な場面で聞いてみるのがコツです。

間取りの考え方はランドリールームの間取りの考え方でもまとめています。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ランドリールームのあるなしでよくある相談

ランドリールームを作るか迷う方から、よく寄せられる相談を内容を要約してご紹介します。

ランドリールームを小さくして、乾燥機を使うほうがいい?

ランドリールームを広くして干すか、小さくして乾燥機に任せるか、迷う方は多いです。

結論から言うと、どちらが合うかは「乾燥機に入れられない服がどのくらいあるか」で決まります。

乾燥機に入れない服が多いなら、干す場所は残しておいたほうが安心です。

ほとんど乾燥機で済むなら、小さめにして、そのぶんほかの部屋を広くする選択も十分ありですよ。

部屋干しが多いけど、ランドリールームか広めの脱衣室か迷う

これも、よく聞く悩みですよね。

脱衣室を広めにして物干しを付ける形は、部屋を1つ増やすより取り入れやすい方法です。

ただ、入浴や身支度と干す時間が重なる家庭では、洗濯物が邪魔に感じることもあります。

どちらにするか決める時のチェック
  • 家族が入浴する時間と、洗濯物を干している時間が重なるか
  • 来客が洗面所を使うことがあるか
  • 干す量に対して、竿を何本付けられるか
  • 窓や換気扇で湿気を外へ出せるか

重なる時間が長いなら分ける、短いなら兼ねる、と考えると決めやすいです。

ランドリールーム兼脱衣室を2畳で作るのは狭い?

2畳でも、脱衣と洗う・干すまでなら工夫して使えることがあります。

物干しを天井に付けて床を空けておき、たたむ場所は隣の部屋に出すと、窮屈になりにくいです。

ただ、洗濯機の扉の開き方や、脱衣と洗濯が重なる時間によっては狭く感じることもあるので、図面で確かめてみてください。

狭い場合の工夫は狭いランドリールームを使いやすくする工夫で紹介しています。

ランドリールームを作らず、そのぶんほかを広くしたい

『洗濯よりも、リビングや収納を広くしたい』という相談もよく見られます。

それも立派な判断です。

ただ、作らない代わりに、雨の日に干す場所と、乾燥機を置く場所だけは図面の上で決めておきましょう。

例えば、洗面所の天井に物干しを1本、納戸に除湿機用のコンセントを1つ、というように小さな準備をしておくだけで、ない家でも困りにくくなりますよ!

よくある質問

ランドリールームがない家でも困りませんか?

外に干せる環境があったり、乾燥機で乾かしたりしている家庭なら、困らないことも多いです。雨の日に干す場所を1か所決めておくと、ランドリールームがない家でも散らかりにくくなります。

ランドリールームを作らない場合、どこに干せばいいですか?

洗面所の天井に物干しを付ける、浴室乾燥を使う、窓際の一角を物干し場にする、などの方法があります。洗濯機から近い場所を選ぶと負担が減ります。

ランドリールームは後から作れますか?

使っていない部屋や洗面所を広げて作る方法はありますが、給排水や電気の工事が必要になることが多いです。新築なら、物干しの下地とコンセントだけでも先に入れておくと後で使いやすくなります。

乾燥機があればランドリールームはいらないですか?

乾燥機に入れられない服がどのくらいあるかによります。干す物が少ないなら、洗面所の物干しだけで足りることもあります。

ランドリールームを作るか、住宅会社にどう相談すればいいですか?

「夜に洗濯した時、この間取りではどこに干しますか」と具体的な場面で聞いてみてください。作る場合と作らない場合の両方の間取りを見せてもらい、雨の日に干す場所と収納の量を比べると決めやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームが要るかどうかは「いつ・どこで干しているか」で決まる
  • 干す場所・時間帯・家族の人数・外干しの環境の4つで、作る・兼ねる・作らないを判定する
  • ない家は、干す・乾かす・たたむ・しまうの場所を分けて決めておく
  • 迷ったら、物干しの下地とコンセントだけ入れて後から使い方を変えられる形にする
  • 雨の日にどこに干すかを、住宅会社との打ち合わせで聞いておく
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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