ランドリールームの費用はどう決まる?見積もりで確かめる項目

ランドリールームの費用の決まり方と見積もりで確かめる項目を紹介する記事のアイキャッチ

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ランドリールームを作りたいけれど、『費用はどれくらい上がるんだろう』と気になっていませんか。

結論から言うと、ランドリールームの費用は「広さ」「設備」「内装」「工事の種類」の4つで決まり、見積書のどの行に何が入っているかを見れば比べられるようになります。

この記事では、費用を左右するものの見分け方と、見積書で確かめる項目、費用を抑えたい時の考え方をお伝えします。

目次

ランドリールームの費用は「何を足すか」で決まります

先に結論

ランドリールームの費用に決まった相場はありません。部屋の広さ、物干しや換気扇などの設備、床や壁の仕上げ、新築かリフォームか増築かで大きく変わります。総額だけで比べず、見積書の行ごとに「何が入っているか」を確かめるのが近道です。

ランドリールームは、住宅会社によって作り方がまったく違います。

洗濯機の横に物干しを付けただけの所もあれば、たたむカウンターや洗い場、収納までそろえた部屋もありますよね。

だから「ランドリールームを付けると、いくら上がりますか」と聞いても、会社ごとに答えがばらばらになりやすいんです。

この記事で金額を書かないのも、そのためです。

その代わりに、費用が何で変わるのかと、見積書でどこを見ればいいのかを具体的にお伝えしますね。

費用が変わるもの例えばこんな違い
広さ洗面所の一角か、独立した一部屋か
設備物干し1本だけか、換気扇・洗い場・コンセントまで付けるか
内装普通の床と壁か、水や湿気に強い仕上げにするか
工事の種類新築で間取りに組み込むか、リフォームか、増築か

ランドリールームの費用を左右する4つのもの

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

費用を左右するものを4つに分けると、見積書のどこを見ればいいかがはっきりします。

ランドリールームの費用を左右する広さ・設備・内装・工事の種類の4つと、見積書で見る行を示した図解

1. 広さ(床面積)

ランドリールームの広さが増えると、床・壁・天井の面積が増え、そのぶん材料や手間も増えます。

新築なら、家全体の延床面積が増えることにもつながりますよね。

『広いほうが使いやすいはず』と思いがちですが、広さは干す量としまう量から考えるのがおすすめです。

例えば、今の洗濯1回分を干した竿の長さを測ってみると、思っていたより狭くても足りる、と分かることもあります。

広さの考え方はランドリールームの広さは何畳?使い方別の目安で詳しく紹介しています。

2. 設備(洗い場・換気・コンセント・物干し)

設備は、ランドリールームの費用の差が一番出やすい所です。

費用に関わりやすい設備
  • 天井付けや壁付けの物干しと、取り付けるための下地
  • 換気扇と、外に空気を出すための穴あけ・配線
  • コンセントの増設(乾燥機・除湿機・アイロン用)
  • 洗い場(深い流し)と、給水・排水の配管
  • 洗濯機置き場の防水パンや排水の部材
  • 照明の数と位置

特に、給排水の配管と電気の配線が増えると、工事の手間がぐっと増えます。

コンセントの増設は電気工事士の資格が必要な工事なので、どの行に入っているかを確かめておきましょう。

設備の決め方はランドリールームの設備で後悔しないための決め方で詳しくまとめています。

3. 内装(床・壁・天井・収納)

ランドリールームは水や湿気が多い部屋なので、内装の選び方でも費用が変わります。

床を水に強い素材にするか、壁に湿気を吸ってくれる素材を使うか、などですね。

棚やカウンターを家具で置くか、大工さんに造り付けてもらうかでも違いが出ます。

内装の項目費用が変わる理由
床水や汚れに強い素材を選ぶか、他の部屋と同じにするか
壁・天井湿気に配慮した素材にするか、普通のクロスにするか
棚・カウンター造り付けにするか、家具や後付けの棚で済ませるか
扉開き戸か引き戸か、扉を付けずに開けておくか

4. 工事の種類(新築・リフォーム・増築)

同じランドリールームでも、どんな工事で作るかで費用の考え方が変わります。

新築なら間取りに組み込めるので、配管や配線をはじめから計画できます。

リフォームでは、今ある壁を壊したり、配管を延ばしたりする工事が加わりやすいです。

増築になる場合は、地域や広さによって建築確認の申請が要ることもあります。

増築の時に確かめたいこと

防火地域・準防火地域以外で、床面積10㎡以内の増築は建築確認の申請が要らないとされています。ただ、防火地域・準防火地域では規模にかかわらず申請が要るので、工事会社と自治体の建築担当で確かめておきましょう。

4つのものと見積書の行の対応表

ここまでの4つを、見積書のどの行で確かめるかにまとめました。

費用を左右するもの見積書で見る行の例比べる時のポイント
広さ床面積、床・壁・天井の仕上げ何㎡で計算されているか
設備物干し金物、下地補強、換気扇、電気工事、給排水工事入っているか、別途か
内装床材、クロス、造作の棚・カウンター、建具品番やグレードが同じか
工事の種類解体、撤去・処分、配管の延長、確認申請リフォームや増築で加わる行

見積書が届いたら、この表の「見積書で見る行の例」に印を付けていくと、比べやすくなりますよ。

新築とリフォームで費用の考え方はどう違う?

『新築とリフォーム、どっちが費用を抑えやすいの?』と気になる方もいるはずです。

結論から言うと、どちらが安いかは家によって違います。

ただ、費用が増えやすいポイントは、それぞれに傾向があるんです。

新築で作る時の考え方
  • 配管や配線を最初から計画できる
  • 物干しの下地を、天井を張る前に入れられる
  • 広さを増やすと、家全体の費用に響く
リフォームで作る時の考え方
  • 今ある壁や床を壊す工事が加わりやすい
  • 水まわりから遠いと、配管を延ばす工事が増える
  • 今の部屋を使うなら、家全体の広さは変わらない

新築で費用を考える時

新築のランドリールームは、家全体の見積もりの中に入ってくるので、どこまでがランドリールームの費用なのか分かりにくいことがあります。

物干しや換気扇、コンセントの増設が、標準仕様に入っているのか、オプションなのかを確かめておきましょう。

注文住宅で打ち合わせを進める時の伝え方は、注文住宅でランドリールームを作る時の打ち合わせで紹介しています。

リフォームで費用を考える時

リフォームでは、今の家のどこをランドリールームにするかで工事の大きさが変わります。

洗面所を広げるのか、使っていない部屋を洗濯部屋に変えるのか、増築するのかで、加わる工事がまったく違うんです。

リフォームの方法加わりやすい工事
洗面所を広げる壁の撤去、床の張り替え、配管の移設
使っていない部屋を変える給排水の新設、換気扇、床の防水
廊下や納戸を使う換気扇、照明、コンセントの増設
増築する基礎・屋根・外壁の工事、確認申請

方法ごとの違いはランドリールームにリフォームする方法と工事の流れで詳しくまとめています。

見積書で確かめておきたい項目

見積書を受け取ったら、総額より先に中身を見ていきましょう。

ランドリールームは、ある会社では標準で入っているのに、別の会社では別の行になっている、ということがよくあります。

見積書の確かめ方
  1. 見積書のランドリールームに関係する行に、蛍光ペンで印を付ける
  2. 物干し・下地・換気扇・コンセント・給排水が入っているかを確かめる
  3. 「一式」とまとめられている行の中身を、担当者に聞く
  4. 標準で入るものと、追加になるものを分けてメモする
  5. 2〜3社の見積書を、同じ行どうしで並べて比べる

「一式」の行は中身を聞いておく

見積書に「電気工事一式」「設備工事一式」と書かれていると、何が入っているのか分かりませんよね。

こういう時は、遠慮せずに中身を聞いてみましょう。

「この電気工事一式には、ランドリールームのコンセントの増設も入っていますか」

「換気扇は、この見積もりのどの行に入っていますか」

こうして具体的に聞くと、入っていない工事に早めに気づけます。

よくある失敗

総額が低い見積もりに決めたら、物干しの金物や下地、換気扇が入っておらず、後から追加になったというケースです。見積書の行ごとに「入っている・入っていない・別途」を書き込んでおくと防げます。

見積もりを頼む時に伝えておくこと

見積もりの中身をそろえるには、頼む時の伝え方も大事なんです。

会社ごとに伝える内容が違うと、出てくる見積もりもばらばらになってしまいますよね。

見積もりを頼む時に伝えること
  • ランドリールームでしたいこと(洗う・干す・たたむ・しまう)
  • 物干しの種類と本数、付けたい位置
  • 換気扇と窓についての希望
  • 使う家電と、必要なコンセントの数
  • 洗い場や作業カウンターを付けるかどうか

同じメモを2〜3社に渡すだけで、見積書を並べた時の比べやすさがまったく違ってきます。

ランドリールームの見積書のコンセントや換気扇、物干しの行に印を付けて確かめるイメージ写真

見積書のチェックリスト

ランドリールームの見積書で見ること
  • 物干しの金物と、取り付ける下地の補強が入っているか
  • 換気扇と、その配線・穴あけが入っているか
  • コンセントの増設が、数と位置まで書かれているか
  • 洗い場を付けるなら、給水と排水の工事が入っているか
  • 床や壁の仕上げの品番・グレードが書かれているか
  • 撤去・処分費が、別の行か「一式」にまとめられていないか

書き写して使う比較表

チェックが終わったら、2〜3社の見積書を下の表に書き写してみましょう。

見積書の行A社B社C社
物干しの金物と下地
換気扇
コンセントの増設
洗い場の給排水
床・壁の仕上げ
棚・カウンター
撤去・処分

空欄には「入っている」「別途」「なし」と書くだけで十分です。

契約前のリフォームの見積書は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤルで、一級建築士の資格を持つ相談員に電話で無料相談することもできます(通話料は相談する人の負担です)。

根拠が分かりにくい「一式」の項目や、二重に計上されていないかを見てもらえるので、迷った時は公式サイトで窓口を確かめてみてください。

費用を抑えたい時はどこを削る?

費用を抑えたい時、削ってもあまり困らない所と、削ると後悔しやすい所があります。

『全部欲しいけど、予算が…』という時の判断に使ってみてください。

項目削る時の考え方理由
棚・カウンター後から家具で足してもよい後付けしやすい
照明の種類標準のものでもよい電球の交換で変えやすい
内装の素材水はねの多い所だけ変える部分的に選べる
物干しの下地削らないほうがよい天井や壁を張った後は入れにくい
換気扇削らないほうがよい部屋干しの湿気の逃げ道になる
コンセント削らないほうがよい増設は後から電気工事になる

結論から言うと、後から変えにくい設備は残し、後から足しやすい家具や内装で調整するのがおすすめです。

広さは「本当に使うか」で見直す

広さを少し見直すだけでも、費用の考え方が変わることがあります。

例えば、アイロンを月に数回しかかけないなら、アイロン台を広げる場所はリビングでもいいかもしれません。

毎日使うことを優先して、たまにしかしないことは別の場所に任せる、という考え方です。

工事をせずに、今の家で工夫する方法もある

『そこまで大きな工事はしたくない』という方もいますよね。

その場合は、今ある洗面所や空いている部屋で、工事を伴わない工夫から始めてみるのも一つの方法です。

工夫工事が要るか
床に置くスタンドの物干しを使う要らない
突っ張り式のポールで干す場所を作る要らない
サーキュレーターと除湿機で乾かす要らない(今あるコンセントで使う)
天井や壁に物干しを付ける下地に固定する取り付けが要る
コンセントを増やす電気工事士による工事が要る

まず工事の要らない工夫を試してみて、それでも困ることがはっきりしてから工事を考えると、費用をかける所を絞りやすくなります。

ランドリールームの費用を抑えたい時に、削ってよい所と残したい所を分けて考える図解

複数の会社の見積もりを並べて比べる

ランドリールームの費用は、会社によって含まれるものがかなり違います。

1社の見積もりだけでは、それが高いのか、必要なものが入っているのか判断できませんよね。

だからこそ、間取りプランや見積もりを1社だけで決めず、新築なら複数の住宅会社、リフォームなら複数の工事会社から取って並べてみるのがおすすめです。

複数の見積もりで比べたいこと
  • 洗濯動線とランドリールームの広さ
  • 換気扇と窓の数・位置
  • 収納やカウンターが入っているか
  • 物干し・コンセント・給排水が標準か、オプションか
  • 撤去・処分や配管の延長など、リフォームで加わる行

比べてみると、「この会社は物干しが標準で入っている」「こっちは換気扇が別途」と、総額だけでは見えなかった違いが分かってきます。

相談先の選び方と、見積もりを同じ物差しで比べる手順は、ランドリールームのある家づくりの相談先と見積もりの比べ方で詳しくまとめています。

もちろん、今の家で除湿機やスタンドの物干しを使って工夫し、大きな工事をしないという選択も十分ありです。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランや見積もりを比べると、自分の家に合う形と費用のかけ方が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ランドリールームの費用でよくある相談

ランドリールームの費用について、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

脱衣所兼ランドリールームに造作の棚を作りたい

注文住宅で、脱衣所兼ランドリールームに大工さんの造作で棚を作りたいけれど、どう考えればいいか、という相談です。

造作の棚は、部屋の広さにぴったり合わせられるのが良いところですよね。

一方で、家具で置く棚よりも手間がかかり、見積書の行も増えます。

造作の棚
  • 部屋の幅や高さにぴったり合わせられる
  • 壁と一体になり、すっきり見える
  • 洗濯機の上など、家具を置きにくい所にも作れる
家具や後付けの棚
  • 住んでから必要な分だけ足せる
  • 引っ越しや模様替えで動かせる
  • 見積もりに入れず、後から自分で選べる

迷った時は、洗濯機の上など家具では使いにくい所だけ造作にして、ほかは住んでから家具で足す、という分け方もあります。

コンセントをもう1つ付けておけばよかった

ランドリールームのコンセントを少なめにしてしまい、後から足りなかったと気づいた、という相談です。

『たった1つなのに』と思うと悔しいですよね。

住んでからのコンセントの増設は、電気工事士の資格が必要な工事になります。

新築やリフォームの打ち合わせの時に、除湿機、サーキュレーター、アイロン、掃除機など、そこで使う家電を書き出して数を決めておきましょう。

寒いランドリールームにエアコンを足すか、ヒーターを置くか

脱衣所・洗面所・ランドリールームが寒くて、エアコンを増設するか、ヒーターを置くか迷う、という相談です。

エアコンを増設するなら、専用のコンセントや配管の穴が要ることがあり、工事の費用もかかります。

ヒーターを置くなら、コンセントの位置と、洗濯物や水はねから離して置けるかを確かめておきましょう。

考え方

寒さの原因が窓や外に面した壁にあるなら、内窓の追加や断熱のリフォームを考える方法もあります。どの方法が合うかは、使う時間帯と部屋の広さで変わるので、工事会社に相談してみてください。

寒さの対策はランドリールームが寒い時の対策で詳しく紹介しています。

よくある質問

ランドリールームの費用の相場はどれくらいですか?

広さ・設備・内装・工事の種類で大きく変わるので、決まった相場はありません。見積書の行ごとに何が入っているかを確かめ、2〜3社で比べるのがおすすめです。

ランドリールームの費用で、一番差が出やすいのはどこですか?

設備です。物干しの下地、換気扇、コンセントの増設、洗い場の給排水が入るかどうかで、工事の手間が大きく変わります。

費用を抑えるために、削らないほうがいいものはありますか?

物干しの下地、換気扇、コンセントは、後から足すと工事が大きくなりやすいので残しておくのがおすすめです。棚や照明は後からでも調整しやすいです。

リフォームの見積書が妥当か、どこで相談できますか?

契約前なら、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤルで、一級建築士の資格を持つ相談員に電話で無料相談できます。通話料は相談する人の負担です。

増築でランドリールームを作る時、手続きは要りますか?

地域や広さによっては、建築確認の申請が要ります。防火地域・準防火地域では規模にかかわらず申請が要るので、工事会社と自治体の建築担当で確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームの費用は、広さ・設備・内装・工事の種類の4つで決まる
  • 見積書は総額より先に、物干し・下地・換気扇・コンセント・給排水の行を見る
  • 「一式」の行は、中身を担当者に聞いておく
  • 費用を抑える時は、後から変えにくい設備を残し、家具や内装で調整する
  • 新築なら複数の住宅会社、リフォームなら複数の工事会社の見積もりを並べて比べる

ランドリールームでできることから確かめたい方は、ランドリールームとは?できることと家づくりで決めておきたいことも読んでみてください。

ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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