新築のランドリールームで決めること|間取り・設備・広さのチェックリスト

新築のランドリールームで決めておきたい間取り・設備・広さを紹介する記事のアイキャッチ

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新築でランドリールームを作ると決めたものの、『何をいつまでに決めればいいの?』と不安になっていませんか。

結論から言うと、新築のランドリールームは「後から変えにくいこと」から順に決めていくと、住み始めてからの後悔がぐっと減ります。

この記事では、家づくりの段階ごとに決めておきたいことをチェックリストにして、間取りプランの比べ方までお伝えします。

目次

新築のランドリールームは「後から変えにくいこと」から決めましょう

先に結論

新築のランドリールームで後悔しやすいのは、住んでから変えられない所です。置く階・広さ・窓・給排水・物干しの下地は早めに、棚や照明の色などは後からでも間に合う、と分けて考えると迷いません。

家づくりの打ち合わせは、決めることがとても多いですよね。

ランドリールームだけに時間をかけるわけにもいかず、気づいたら細かいことを決めないまま着工していた、ということも。

だからこそ、変えにくいことと変えやすいことを最初に分けておくのがおすすめなんです。

例えば、物干しの竿は後から買い足せますが、竿を吊るす天井の下地は、天井を張った後だと入れにくくなります。

ランドリールームで決めること後から変えにくさ理由
置く階と隣の部屋とても変えにくい家全体の間取りに関わる
広さとても変えにくい壁を動かす大きな工事になる
窓の位置と大きさ変えにくい外壁や柱に関わる
給排水の位置変えにくい床下や壁の中の配管工事になる
物干しの下地変えにくい天井や壁を張った後は入れにくい
コンセントの位置と数やや変えにくい増設は電気工事士の工事になる
換気扇やや変えにくい外への穴あけと配線が要る
棚・カウンター変えやすい家具や後付けの棚でも対応できる
照明の色変えやすい電球の交換で変えられることが多い

上のほうにあるものほど、間取りの検討の段階で決めておきたい項目です。

家づくりの3つの段階を先に知っておく

新築の家づくりは、大きく分けると3つの段階で進んでいきます。

ランドリールームを決めていく3つの段階
  1. 間取りの検討:置く階、隣の部屋、広さ、窓を決める
  2. 設備の決定:給排水、コンセント、換気扇、物干しの下地、照明を決める
  3. 着工後の確認:下地や配線が図面どおりかを現場で見て、引き渡し前に設備を確かめる

それぞれの段階で決め忘れが無いよう、この記事のチェックリストを打ち合わせのたびに見返してみてください。

間取りの検討の段階で決めておきたいこと

新築のランドリールームの間取りは、家全体の間取りと一緒に決まっていきます。

『ランドリールームの細かいことは後で』と思っていると、気づいた時には広さも位置も決まっている、ということもあるんです。

新築のランドリールームで、間取りの検討・設備の決定・着工後の確認の3段階に決めることを並べたチェックリストの図解
間取りの検討で決めておきたいこと
  • ランドリールームを1階に置くか、2階に置くか
  • 浴室・脱衣所・クローゼットのどれとつなげるか
  • 洗濯の6地点を結んだ線が短くなっているか
  • 干す量としまう量から考えた広さになっているか
  • 窓の向きと、外干しをするなら外への出やすさ
  • 家族が通り抜ける通路にならないか

洗濯の6地点を間取り図に書き込む

間取り図が届いたら、「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の6地点を書き込んでみてください。

それを順番に線で結ぶと、移動が長い所や、行ったり来たりしている所が一目で分かります。

例えば、ランドリールームは1階なのにクローゼットが2階にある間取りだと、乾いた服を持って階段を上がる線が毎日できることになります。

線が長い所を見つけたら、「この移動を短くできませんか」と住宅会社に聞いてみましょう。

1階と2階、どちらに置く?

新築のランドリールームで最初に迷いやすいのが、置く階ですよね。

結論から言うと、家族の服をどこにしまうかで決めると迷いにくいです。

置く階合いやすい家気にしたいこと
1階浴室や脱衣所が1階、クローゼットも1階にまとめる家外から見えにくい窓の位置、防犯
2階寝室やクローゼットが2階にある家2階にも給排水が要る、洗濯物を運ぶ距離

1階のランドリールームについてはランドリールームは1階がいい?、2階についてはランドリールームは2階がいい?で詳しく紹介しています。

広さは「何をするか」の足し算で考える

ランドリールームの広さに、決まった基準はありません。

干す、たたむ、しまう、アイロンをかけるなど、そこで何をするかを足していくと、自分の家に合う広さが見えてきます。

ランドリールームですること広さを考える時のポイント
洗う洗濯機の前に立って扉を開ける空間
干す今の洗濯1回分を干した竿の長さ
たたむカウンターか台を置く場所
しまう棚や収納の奥行きと扉の開き方
アイロンをかける台を広げる場所とコンセント

寸法は住宅会社と図面で、洗濯機は機種の寸法図で確かめておきましょう。

広さの考え方はランドリールームの広さは何畳?使い方別の目安でも紹介しています。

後悔しやすい間取りを先に知っておく

よくある後悔には、パターンがあります。

よくある後悔
  • 広く作ったのに、物干しが少なくて干しきれない
  • 窓が小さく、夜の部屋干しで湿気がこもる
  • 家族の通り道になっていて、干した洗濯物が邪魔になる
  • クローゼットが遠く、結局リビングに洗濯物が置きっぱなしになる

ほかの後悔の例はランドリールームで後悔しやすいポイントにまとめています。

設備の打ち合わせの段階で決めておきたいこと

間取りが固まってきたら、次は設備の打ち合わせです。

ここで決めることは、工事が始まる前なら相談しやすく、始まった後は手間が増えていくものばかりなんです。

設備の打ち合わせで決めておきたいこと
  • 洗濯機の置き場所と、給水の蛇口・排水口の位置
  • ドラム式なら扉の開く向きと、前に開ける空間
  • 物干しの種類(天井付け・壁付け・スタンド)と下地の位置
  • 換気扇の有無と位置、窓との関係
  • コンセントの数・高さ・位置(乾燥機・アイロン・除湿機)
  • 照明の位置と明るさ
  • 洗い場(深い流し)を付けるかどうか

コンセントは「使う家電」から数える

ランドリールームのコンセントは、後から足りなかったと気づきやすい設備です。

除湿機、サーキュレーター、アイロン、掃除機など、そこで使いそうな家電を書き出して数えてみましょう。

『今は使っていないけど、将来乾燥機を置くかも』という場合も、打ち合わせで伝えておくと安心です。

コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要な工事なので、新築のうちに決めておくほうが手間が少なく済みます。

洗い場と照明も、この段階で考えておく

泥汚れの下洗いや、上履き洗い、つけ置きをしたいなら、深さのある洗い場(スロップシンク)を付ける方法もあります。

洗い場は給水と排水の配管が要るので、付けるなら設備の打ち合わせで伝えておきましょう。

照明は、夜に洗濯物をたたんだり、シミを確かめたりする手元が明るいかどうかで考えるのがおすすめです。

天井の真ん中に1つだけだと、干した洗濯物の影で手元が暗くなることもあるんです。

物干しの下地は、位置まで決めておく

天井や壁に物干しを付けるなら、取り付ける場所に下地が要ります。

石膏ボードだけには重い物を留められないので、天井の野縁や壁の柱・間柱に固定するのが基本です。

打ち合わせで伝えておきたいこと

物干しを付けたい位置と本数、竿の向きを図面に書き込んで渡しておくと、下地の入れ忘れを防げます。窓の前に竿を通すと、カーテンや窓の開け閉めとぶつかることもあるので、位置は図面で一緒に確かめましょう。

設備の決め方はランドリールームの設備で後悔しないための決め方で詳しくまとめています。

断熱と窓の性能も確かめておく

2022年6月に公布された改正建築物省エネ法により、2025年4月から原則すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられました。

それでも、北側のランドリールームや大きな窓のある部屋は、冬に冷えやすいことがあります。

冬も部屋干しをするなら、ランドリールームの窓の性能や断熱を住宅会社に確かめておきましょう。

制度の概要は国土交通省の発表で確かめられます。

着工後・引き渡し前に確かめたいこと

着工した後も、確かめておきたいことがあります。

『もう工事が始まったから、口を出さないほうがいいかな』と遠慮する方もいますが、気になることは早めに聞いたほうがお互いのためなんです。

着工後に確かめる流れ
  1. 現場を見る日を、担当者と事前に決めておく
  2. 壁や天井を張る前に、物干しの下地が入っているかを見る
  3. コンセントと照明のスイッチの位置を、図面と見比べる
  4. 給水の蛇口と排水口の位置を確かめる
  5. 引き渡しの前に、洗濯機の搬入経路と扉の向きを確かめる

下地は「張る前」が確かめどき

物干しの下地は、天井や壁を張ってしまうと見えなくなります。

張る前の段階で現場を見られるなら、物干しを付ける位置に下地が入っているか、写真を撮っておくと安心です。

担当者には、こんなふうに聞いてみてください。

「天井の物干しを付ける所に、下地は入っていますか。位置が分かるように写真を撮ってもいいですか」

現場で気づいたことは、その場で職人さんに直接頼むより、担当者を通して伝えるのが基本です。

伝えた内容と返事は、日付と一緒にメモに残しておくと、後で行き違いが起きにくくなります。

新築のランドリールームで天井や壁を張る前に物干しの下地を確かめるイメージ写真

引き渡し前のチェック

引き渡し前に見ておきたいこと
  • 物干しの金物が、図面の位置に付いているか
  • 換気扇が動き、音や風の出方に問題がないか
  • 窓が開け閉めしやすく、物干しとぶつからないか
  • コンセントの数と高さが、打ち合わせどおりか
  • 洗濯機置き場の排水口の位置と、扉を開ける空間

気になる所があれば、引き渡しの前に担当者に伝えて、どう直すかを確かめておきましょう。

新築の不具合などの相談は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤルでも電話で受け付けています。

新築のランドリールームの間取りは複数のプランで比べましょう

ここまでのチェックリストは、どの住宅会社と家づくりをする場合にも使えます。

ただ、ランドリールームの提案は、会社によってかなり違うんです。

比べる時の見方

新築のランドリールームの間取りは、2〜3社のプランを並べると違いがはっきりします。洗濯動線の長さ、広さと窓、換気、収納、設備が標準か追加かを同じ物差しで比べてみてください。

1社だけで決めず、間取りプランを並べて比べる

同じ希望を伝えても、ある会社はランドリールームを2階に置き、別の会社は1階にファミリークローゼットとつなげて置く、ということがあります。

1社だけのプランだと、それが自分の家に合っているのか判断する材料がありませんよね。

比べること見るところ
洗濯動線6地点を結んだ線の長さ、行き止まりがないか
広さと窓干す量に合っているか、窓の向きと数
換気換気扇の有無、湿気の逃げ道
収納しまう場所までの距離、棚の量
設備コンセント・物干しの下地・給排水が入っているか
標準と追加どこまでが標準で、どこから追加の費用か
新築のランドリールームの間取りプランを2〜3社から取り、洗濯動線や設備を同じ物差しで比べる図解

プランを受け取ったら聞いておきたいこと

プランを受け取った時に、ランドリールームについて一言ずつ聞いておくと、会社ごとの考え方の違いが分かります。

「このランドリールームは、夜に干して朝までに乾かす前提で考えてもらえていますか」

「物干しの下地とコンセントは、この見積もりに入っていますか」

答え方が具体的な会社ほど、こちらの暮らしをよく見てくれている、と考えることもできますよね。

聞いた答えは比較表の横にメモしておくと、後で見返した時に違いを思い出しやすくなります。

複数の住宅会社の間取りプランや見積もりを並べると、自分たちが一番大事にしたいことも見えてきます。

相談先の選び方と比べ方はランドリールームのある家づくりの相談先と間取りプランの比べ方で、打ち合わせでの伝え方は注文住宅でランドリールームを作る時の打ち合わせで詳しく紹介しています。

もちろん、洗面所を少し広げて干す場所を作るなど、ランドリールームを作らずに工夫する家づくりもあります。

新築でランドリールームを考えているなら、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

新築のランドリールームでよくある相談

新築でランドリールームを考える方から、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

干す場所と服をしまう場所が同じだと、使いにくくない?

最近は、干す場所と乾いた服をしまう場所が同じ部屋にある間取りをよく見かけるけれど、実際はどうなのか、という相談です。

『便利そうだけど、湿気や生活感が気になる』という方も多いはずです。

干す場所としまう場所が同じ良いところ
  • 乾いた服をハンガーのまますぐしまえる
  • たたむ手間や運ぶ手間が減る
  • リビングに洗濯物が出てこない
気をつけたいところ
  • 部屋干しの湿気が服にこもりやすい
  • 収納の扉や棚が、干す場所を狭くすることも
  • 換気と除湿をしっかり計画する必要がある

結論から言うと、換気扇や除湿機で湿気を外に出す計画があれば、とても便利な間取りです。

湿気が気になる場合は、干す場所と収納の間を少し離す、収納に扉を付けるといった工夫もできます。

新築なら、収納の位置と換気扇の位置を同じ図面で考えられるのが強みです。

例えば、換気扇を干す場所の真上か近くに置き、収納は空気の流れの手前側に置く、といった配置を住宅会社に相談してみてください。

北側のランドリールームで洗濯物は乾く?

建築中の家で、北側にランドリールームを作ったけれど、洗濯物をどう乾かせばいいか、という相談です。

北側は日が入りにくいので、日差しで乾かすのは難しいですよね。

ただ、部屋干しは日差しよりも「風・温度・湿度」の3つで乾き方が変わるんです。

北側のランドリールームで乾かす工夫
  • サーキュレーターで洗濯物に風を当てる
  • 除湿機やエアコンの除湿で湿気を取る
  • 換気扇を回して、湿った空気を外に出す
  • 洗濯物どうしの間をあけて干す

乾かし方はランドリールームで室内干しを早く乾かすにはで詳しく紹介しています。

着工後に、頼んでいない棚が付いていた

工事中の家で、ランドリールームのカウンターを作る予定の場所に、クロスを貼る前から棚が付いていた、という相談です。

『言ったことと違うけど、今さら言いにくい』と感じますよね。

こういう時は、遠慮せずに早めに担当者に確かめるのが一番です。

「打ち合わせメモではカウンターの予定でしたが、この棚はどういう意図ですか」のように、メモや図面を見せながら聞くと話が進みやすくなります。

打ち合わせで決めたことを、その日のうちにメモに残しておくと、こうした行き違いを防ぎやすくなります。

よくある質問

新築のランドリールームは、いつまでに決めればいいですか?

置く階・広さ・窓は間取りの検討の段階、給排水・コンセント・物干しの下地は設備の打ち合わせの段階で決めておきましょう。棚や照明の色は後からでも変えやすいです。

新築のランドリールームに窓は要りますか?

窓があると昼間の換気や明るさに役立ちます。ただ、夜や雨の日の部屋干しが多いなら、窓だけに頼らず換気扇の位置も一緒に考えておくと安心です。

新築のランドリールームの間取りは、何社くらいで比べればいいですか?

2〜3社が比べやすい数です。同じ希望を伝えて、洗濯動線・広さと窓・換気・収納・設備を同じ物差しで並べてみてください。

新築のランドリールームで、乾燥機を置くかまだ決めていません。

迷っているなら、置く場所とコンセント、排気や給排水の準備だけでも打ち合わせで相談しておくと、後から置きやすくなります。必要な準備は機種によって違うので、取扱説明書で確かめておきましょう。

物干しは後から付けられますか?

天井や壁に付ける物干しは、下地がある位置なら後からでも付けられます。下地が無い所には付けにくいので、新築のうちに付けたい位置を伝えて下地を入れてもらいましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 新築のランドリールームは、後から変えにくいことから決める
  • 間取りの検討では、置く階・隣の部屋・広さ・窓を決める
  • 設備の打ち合わせでは、給排水・コンセント・物干しの下地・換気扇を決める
  • 着工後は、天井や壁を張る前に下地を確かめ、引き渡し前に設備を見る
  • 間取りプランは2〜3社を同じ物差しで比べる

ランドリールームの基本からおさらいしたい方は、ランドリールームとは?できることと家づくりで決めておきたいことも読んでみてください。

ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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