ランドリールームの設備で後悔しないために|コンセント・照明・換気の決め方

ランドリールームのコンセント・照明・換気などの設備の決め方を紹介する記事のアイキャッチ

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ランドリールームを作るなら、『コンセントや換気扇はどれくらい要るの?』と迷いますよね。

結論から言うと、ランドリールームの設備は「水まわり」「電気」「空気」「しまう」の4つに分けて、後から変えにくいものから順に決めると後悔しにくくなります。

この記事では、設備ごとの決め方と、新築の打ち合わせで決める順番をチェックリストにしてお伝えします。

目次

使いやすいランドリールームは設備を4つに分けて考えます

先に結論

使いやすいランドリールームの設備は、水まわり(給排水・洗い場)、電気(コンセント・照明)、空気(窓・換気扇・除湿)、しまう(棚・カウンター・物干し)の4つに分けると決めやすくなります。中でも給排水・コンセント・換気扇・物干しの下地は、後から足すと工事が大きくなりやすい設備です。

ランドリールームの設備は、細かいものまで数えるとかなりの数になります。

打ち合わせで一つずつ聞かれると、何をどこまで決めたのか分からなくなることも。

そこで、4つのグループに分けて考えるのがおすすめなんです。

使いやすいランドリールームの設備を、水まわり・電気・空気・しまうの4つに分けて示した図解
グループ主な設備後から変えにくさ関わる工事
水まわり給水の蛇口、排水口、洗い場、防水パン変えにくい給排水の配管工事
電気コンセント、照明、スイッチやや変えにくい電気工事士による工事
空気窓、換気扇、除湿機の置き場窓は変えにくい外壁の穴あけ、配線
しまう棚、カウンター、物干し、ハンガー掛け物干しの下地以外は変えやすい下地の補強、造作

例えば、棚は住んでから家具で足せますが、物干しを吊るす天井の下地は、天井を張った後だと入れにくくなります。

同じ「しまう」グループでも、変えやすさが違うんですね。

水まわりと電気の設備で決めること

まずは、工事の手間が大きくなりやすい水まわりと電気の設備から見ていきましょう。

ここで決めることは、壁や床の中に隠れるものが多いので、新築なら間取りの打ち合わせの段階から考えておきたいところです。

洗濯機置き場は扉の向きと搬入経路まで

洗濯機置き場には、給水の蛇口と排水口(防水パンや排水トラップ)が要ります。

ドラム式なら、扉が左右どちらに開くかと、扉を開けるための前の空間も大事なポイントです。

洗濯機置き場で決めること
  • 給水の蛇口と排水口の位置
  • ドラム式なら扉の開く向きと、前に開ける空間
  • 洗濯機の上に棚を付けるか
  • 玄関・廊下・扉の幅など、搬入する時の通り道

寸法は、設置する機種の取扱説明書や寸法図で確かめておきましょう。

洗濯機の置き方はランドリールームの洗濯機の置き方で詳しくまとめています。

洗い場は「何を洗うか」で決める

深さのある洗い場(スロップシンク)があると、泥汚れの下洗いや、つけ置き、上履き洗いがしやすくなります。

『あったら便利そうだけど、本当に使うかな』と迷う方も多いはずです。

結論から言うと、泥汚れや下洗いが週に何度もあるなら付ける価値があり、ほとんど無いなら洗面台で足りることもあります。

こんな家なら洗い場の考え方
子どもが外遊びや部活で泥汚れが多い付けると下洗いが楽になる
ペットの道具や靴をよく洗う付けると洗面台を汚さずに済む
汚れ物の下洗いはほとんどしない洗面台で足りることが多い

洗い場は給水と排水の配管が要るので、付けるなら早めに伝えておきましょう。

詳しくはランドリールームの洗い場は必要?で紹介しています。

給排水の位置は家族の動きとぶつからないか

洗濯機や洗い場の位置は、配管の都合だけで決めると、使う時に家族とぶつかることがあります。

例えば、洗濯機が脱衣所の入り口の正面にあると、洗濯物を出し入れしている間、家族が通れません。

間取り図に家族の通り道を矢印で描いて、洗濯機の前に立つ場所と重ならないかを見ておきましょう。

コンセントは「使う家電」から数える

ランドリールームで後悔の声が多いのが、コンセントの数と位置です。

『あと1つあればよかった』と住んでから気づくことが本当に多いんです。

コンセントの数の決め方
  1. ランドリールームで使いそうな家電を全部書き出す
  2. 同時に使う家電に印を付ける
  3. 家電を置く場所を間取り図に書き込む
  4. それぞれの近くに、使いやすい高さのコンセントを描く
  5. 将来置くかもしれない家電の分も足しておく
使う家電コンセントの位置の考え方
洗濯機洗濯機の後ろか上、水がかかりにくい高さ
衣類乾燥機置く場所の近く、機種の取扱説明書で確かめる
除湿機床に置くなら低め、干す場所の近く
サーキュレーター洗濯物に風を当てられる位置
アイロンカウンターの上の高さ
掃除機部屋の入り口近く
自分でしないこと

住んでからのコンセントの増設や移設は、電気工事士の資格を持つ人でなければできません。延長コードを何本もつなぐより、新築やリフォームの打ち合わせの段階で数と位置を決めておくほうが安心です。

照明は手元の明るさで考える

ランドリールームの照明は、部屋全体の明るさより「手元が明るいか」で考えるのがおすすめです。

天井の真ん中に1つだけだと、干した洗濯物の影で、たたむ手元やシミを確かめる時に暗くなることがあるんです。

照明で決めておきたいこと

物干しの位置と照明の位置がぶつからないかを図面で確かめましょう。たたむカウンターの上に手元の明かりを足す、夜に洗濯するならスイッチを入り口近くに置く、といった工夫もあります。照明の色は電球の交換で変えやすいので、迷ったら後から調整できます。

空気の設備:窓・換気扇・除湿

部屋干しをするランドリールームでは、空気の設備が乾きやすさに直結します。

洗濯物が乾く速さは、風・温度・湿度の3つで変わるんですよね。

空気の設備の考え方

湿った空気を外に出す「換気」と、部屋の湿気を取る「除湿」、洗濯物に風を当てる「送風」の3つを組み合わせて考えます。窓だけに頼ると、夜や雨の日に換気できないことがあります。

窓と換気扇はどう組み合わせる?

窓は、昼間の換気と明るさに役立ちます。

2か所の窓を開けると空気が通りやすいので、窓を付けるなら位置も一緒に考えておきましょう。

窓があると良いところ
  • 晴れた日に風を通せる
  • 昼間は照明なしでも明るい
  • 部屋の閉塞感がやわらぐ
窓だけだと困ること
  • 夜や雨の日は開けにくい
  • 防犯面で開けておけないことも
  • 冬は窓から熱が逃げて冷えやすい

換気扇があれば、夜や雨の日でも湿った空気を外に出せます。

24時間換気の給気口や排気口が、ランドリールームのどこにあるかも図面で確かめておくと安心です。

除湿機とサーキュレーターの置き場所も決めておく

除湿機やサーキュレーターを使うなら、置き場所とコンセントを先に決めておきましょう。

床に置く場所が無いと、使うたびに出し入れすることになってしまいます。

空気の設備で決めること
  • 窓の数・位置・開け方
  • 換気扇の有無と位置(干す場所の近くか)
  • 24時間換気の給気口・排気口の位置
  • 除湿機とサーキュレーターの置き場所とコンセント
  • 冬の寒さ対策(窓の性能や断熱)

湿気がこもると結露しやすく、カビの原因にもなりやすいので、換気の計画は早めに立てておきましょう。

換気の考え方はランドリールームの換気と湿気対策で詳しくまとめています。

冬の寒さも設備と一緒に考える

冬も部屋干しをするなら、寒さも乾きやすさに関わってきます。

窓や外に面した壁からは熱が逃げやすく、北側の部屋は日が入りにくいので冷えやすいですよね。

2025年4月からは原則すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられていますが、ランドリールームの窓の性能や断熱は、住宅会社に確かめておくと安心です。

リフォームなら、内窓の追加や断熱性の高い窓への交換といった方法もあります。

寒さ対策はランドリールームが寒い時の対策で紹介しています。

しまう設備と物干しで決めること

最後は、棚・カウンター・物干しなど「干す・たたむ・しまう」に関わる設備です。

使いやすいランドリールームにできるかどうかは、ここで決まると言ってもいいくらい大事なところなんです。

物干しは種類と下地をセットで決める

物干しには、天井に取り付けるタイプ、壁に取り付けるタイプ、床に置くスタンド、突っ張り式のポールがあります。

物干しの種類良いところ決めておきたいこと
天井付け床を広く使える、使わない時に竿を外せる天井の下地の位置、竿の向き
壁付け使わない時にたためる壁の下地の位置、扉や窓とぶつからないか
スタンド工事が要らず、動かせる置き場所と片付ける場所
突っ張り式工事が要らない天井と床の強さ、つっぱる位置

天井や壁に付ける物干しは、天井の野縁や壁の柱・間柱などの下地に固定するのが基本です。

石膏ボードだけには重い物を留められないので、新築なら付けたい位置を図面に書いて、下地を入れてもらいましょう。

物干しの選び方はランドリールームの物干しの選び方で詳しく紹介しています。

棚とカウンターは「置く物」から決める

棚やカウンターは、何を置くかを先に書き出してから決めると、無駄がありません。

しまう設備で決めること
  • 洗剤や柔軟剤のストックを置く棚
  • タオルやパジャマなど、そのまましまう物の棚
  • 乾いた服をたたむカウンターの高さと奥行き
  • 空いたハンガーやピンチハンガーの置き場
  • 洗濯かごを置く場所

カウンターの高さは、使う人の腰の高さに合わせると、たたむ時に腰がつらくなりにくいです。

棚は住んでから家具で足すこともできるので、迷ったら最小限にしておく考え方もあります。

収納の作り方はランドリールームの収納の作り方でまとめています。

新築の打ち合わせで決める順番

ここまでの4つのグループを、新築の打ち合わせで決める順番に並べ替えてみました。

『どれから決めればいいの?』という時に、打ち合わせのたびに見返してみてください。

設備を決める順番
  1. 洗濯機置き場の位置と、給水・排水の位置(水まわり)
  2. 洗い場を付けるかどうか(水まわり)
  3. 窓の数と位置、換気扇の有無と位置(空気)
  4. 物干しの種類・位置と、天井や壁の下地(しまう)
  5. コンセントの数・高さ・位置(電気)
  6. 照明の位置とスイッチの位置(電気)
  7. 棚・カウンター・ハンガー置き場(しまう)

上から順に、後から変えにくいものを並べています。

7番目の棚やカウンターは、住んでからでも調整しやすい設備です。

新築の打ち合わせでランドリールームの設備を決める順番を、水まわり・空気・物干し・電気・収納の順に並べた図解

設備が見積もりに入っているかを確かめる

設備を決めたら、それが見積もりに入っているかも確かめておきましょう。

物干しの金物や下地の補強、換気扇、コンセントの増設、洗い場の給排水は、標準で入っている会社もあれば、別の行になっている会社もあります。

費用の見方はランドリールームの費用の決まり方と見積もりで確かめる項目で詳しく紹介しています。

リフォームで設備を足す時は

今の家に設備を足す場合は、新築より工事の手間がかかりやすくなります。

リフォームで設備を足す時に確かめること
  • コンセントの増設は、電気工事士の資格を持つ人に頼む
  • 洗い場や洗濯機置き場を動かすなら、給排水の専門工事になる
  • 天井や壁に物干しを付けるなら、下地の位置を確かめる
  • 換気扇を付けるなら、外壁に穴をあけられる位置か

自治体によっては、指定の工事事業者が行う必要がある給排水の工事もあるので、工事会社に確かめておきましょう。

引き渡し前に設備を確かめる

新築でもリフォームでも、引き渡しの前に設備を一つずつ確かめておくと安心です。

引き渡し前にランドリールームのコンセントや換気扇、物干しの位置を図面と見比べて確かめるイメージ写真
引き渡し前のチェック
  • コンセントの数と高さが、打ち合わせどおりか
  • 換気扇が動き、音や風の出方に問題がないか
  • 物干しが図面の位置に付き、ぐらつかないか
  • 照明のスイッチが、入り口近くの使いやすい位置にあるか
  • 洗濯機の排水口の位置と、扉を開ける空間

複数の会社のプランで設備の違いを比べる

ランドリールームの設備は、住宅会社によって提案がかなり違います。

ある会社は換気扇と天井付けの物干しが標準で、別の会社はどちらもオプション、ということもよくあるんです。

だからこそ、間取りプランや見積もりを1社だけで決めず、複数の住宅会社(リフォームなら複数の工事会社)から取って並べてみるのがおすすめです。

比べること見るところ
洗濯動線洗う・干す・しまうの距離
広さと窓干す量に合う広さか、窓の数と向き
換気換気扇の有無と位置
収納棚やカウンターが入っているか
設備の扱い物干し・コンセント・洗い場が標準かオプションか

相談先の選び方と、プランを同じ物差しで比べる手順は、ランドリールームのある家づくりの相談先と間取りプランの比べ方でまとめています。

もちろん、今の家で除湿機やスタンドの物干しを使い、工事をせずに工夫するのも立派な選択です。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う設備の形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

ランドリールームの設備でよくある相談

ランドリールームの設備について、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

ランドリールームに窓は付けたほうがいい?

洗面脱衣所に室内干しのスペースを作る予定で、ランドリールームに窓を付けたかどうか知りたい、という相談です。

『窓があったほうが乾きそう』と感じますよね。

ただ、部屋干しの乾きやすさは、窓よりも換気扇・除湿・送風の組み合わせで決まることが多いんです。

窓を付けるか迷った時に考えること
  • 昼間に窓を開けて換気できる時間があるか
  • 外から見えにくい位置に付けられるか
  • 窓の前に物干しやカウンターを置かないか
  • 冬に窓から冷えないよう、窓の性能を確かめたか

昼間に窓を開けられないなら、窓は明かり取りと考えて、換気扇と除湿機の計画をしっかり立てるのがおすすめです。

洗面所やランドリールームの照明の色はどれがいい?

洗面所・脱衣所・ランドリールームの照明の色を、どれにすればいいか迷う、という相談です。

照明の色は、その部屋で何をするかで考えると決めやすくなります。

例えば、洗濯物のシミや汚れを確かめたいなら、白っぽい明るい色が見やすいです。

一方で、夜にくつろいだ気分で過ごしたい脱衣所なら、温かみのある色を選ぶ方もいます。

照明の色は電球の交換で変えやすいので、住んでから使い方に合わせて調整してもいいですよ。

家の中の湿度が高く、洗濯物が乾きにくい

家を建てて住み始めてから、家の中の湿度がずっと高く、洗濯物が乾きにくい、という相談です。

部屋干しの洗濯物は、それ自体がたくさんの水分を出すので、干す場所の湿気をどう外に出すかが大事になります。

できる工夫

換気扇を回す、除湿機やエアコンの除湿で湿気を取る、サーキュレーターで洗濯物に風を当てる、洗濯物どうしの間をあけて干す、といった工夫があります。それでも改善しない時は、換気の設備が設計どおり動いているかを住宅会社に確かめてもらいましょう。

乾かし方はランドリールームで室内干しを早く乾かすにはで詳しく紹介しています。

よくある質問

ランドリールームの設備で、一番後悔しやすいのは何ですか?

コンセントの数と位置、換気扇、物干しの下地です。どれも住んでから足すと工事が大きくなりやすいので、打ち合わせの段階で決めておきましょう。

使いやすいランドリールームにするには、何から決めればいいですか?

洗濯機置き場と給排水、窓と換気扇、物干しと下地、コンセント、照明、棚の順に、後から変えにくいものから決めるのがおすすめです。

ランドリールームのコンセントはいくつ必要ですか?

家によって違います。洗濯機・乾燥機・除湿機・サーキュレーター・アイロン・掃除機など、そこで使う家電を書き出して、同時に使う数と置く場所から決めましょう。

衣類乾燥機を置くか、まだ決めていません。

迷っているなら、置く場所とコンセント、排気や給排水の準備ができるかだけでも打ち合わせで相談しておくと、後から置きやすくなります。必要な準備は機種によって違うので、取扱説明書で確かめましょう。

換気扇があれば、窓は要りませんか?

換気扇があれば夜や雨の日も湿気を外に出せますが、窓があると昼間の換気や明るさに役立ちます。暮らし方と防犯を考えて、住宅会社と相談してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームの設備は、水まわり・電気・空気・しまうの4つに分けて考える
  • 給排水・コンセント・換気扇・物干しの下地は後から変えにくいので早めに決める
  • コンセントは使う家電から数え、照明は手元の明るさで考える
  • 窓だけに頼らず、換気扇・除湿・送風を組み合わせる
  • 設備が標準かオプションかを、複数の会社のプランと見積もりで比べる

ランドリールームの基本から確かめたい方は、ランドリールームとは?できることと家づくりで決めておきたいことも読んでみてください。

ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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