ランドリールームの収納の作り方|棚・カウンター・ハンガー置き場

ランドリールームの収納の作り方を、棚・カウンター・ハンガー置き場の決め方から解説する記事のアイキャッチ

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ランドリールームを作るなら、収納もしっかり付けたいですよね。

でも『棚は何段?カウンターは要る?ハンガーはどこに置く?』と考え始めると、なかなか決まらないものです。

結論から言うと、ランドリールームの収納は「何をしまうか」を先に4つに分け、それぞれを置く高さと形に割り当てると、迷わず決められます。

この記事では、その割り当て方と、カウンター・ハンガー置き場の決め方を、表を使ってお伝えします。

目次

ランドリールームの収納は「何を・どこに・どんな形で」で決めます

先に結論

収納は、棚の数から考えるより、しまう物の種類から考えるほうが失敗しにくくなります。物ごとに「使う回数」と「重さ」が違うので、置くのに合う高さと形も違ってくるんです。

ランドリールームの収納でよくあるのが、『とりあえず棚をたくさん付けたけど、使いにくい』という悩みです。

棚があっても、よく使う物が高い所にあったり、重い物が上の段にあったりすると、毎日の出し入れが負担になります。

逆に、しまう物を決めてから棚や引き出しを割り当てると、手を伸ばせば届く所に必要な物がそろいます。

決めること考える内容決め方のヒント
何をしまう物の種類と量今の洗濯まわりの物を書き出す
どこに置く高さよく使う物ほど目の高さに
どんな形で棚・引き出し・パイプ・フック物の形と取り出し方で選ぶ

まずは、今の家で洗濯に使っている物を、紙に全部書き出してみてください。

洗剤、ハンガー、ピンチ、タオル、下着、アイロン、洗濯ネット、と書いていくと、意外と数が多いことに気づくはずです。

しまう物の書き出し方
  1. 洗濯機のまわり、洗面所、クローゼットにある洗濯の道具を見て回る
  2. 物の名前と、だいたいの数を紙に書く
  3. 毎日使う物、ときどき使う物、年に数回の物に印を付ける
  4. 重い物と、子どもに触らせたくない物に印を付ける
  5. 新しく置きたい物(アイロン台、除湿機など)も書き足す

この一覧が、収納を決める時の土台になります。

打ち合わせにもそのまま持っていけるので、一度作っておくと便利ですよ。

ランドリールームでできることの全体像は、ランドリールームとは?できることと決めておきたいことでまとめています。

しまう物を4つに分けると置き場所が決まります

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

ランドリールームにしまう物は、大きく4つに分けられます。

それぞれに合う高さと収納の形を割り当てた表がこちらです。

ランドリールームにしまう物を、洗剤などの消耗品・ハンガーとピンチ・タオルと下着・家族の服の4つに分け、置く高さと収納の形を割り当てた図解
しまう物使う回数置く高さ収納の形
洗剤などの消耗品洗濯のたび洗濯機の近く、目の高さか腰の高さ棚、浅い引き出し
ストック(詰め替え・予備)ときどき天井近くか腰より下扉付きの棚、ボックス
ハンガー・ピンチ干すたび物干しの近く、目の高さフック、パイプ、ボックス
タオル・下着毎日目の高さから腰の高さ棚、引き出し
家族の服毎日目の高さハンガーパイプ、引き出し
季節の物・使わない物年に数回天井近く扉付きの棚、ボックス

洗剤などの消耗品は洗濯機のそばに

洗剤や柔軟剤は、洗濯のたびに使う物ですよね。

洗濯機のすぐ横か上にあると、手を伸ばすだけで取れて、毎日の動きが短くなります。

詰め替え用や予備のストックは、毎日は使わないので、天井近くや足元の扉付きの棚に分けておくとすっきりします。

ハンガー・ピンチは物干しの近くに

ハンガーやピンチハンガーは、干す時と取り込む時に使います。

物干しのすぐ近くに掛けておける場所があると、取りに行く手間がなくなります。

空いたハンガーをその場で掛けておけるパイプやフックがあると、散らかりにくいですよ。

ハンガーの数が多い家は、種類ごとにまとめておくと取り出しやすくなります。

シャツ用、ズボン用、子ども用と分けて掛けておけば、干す時に迷いません。

タオル・下着は取り出しやすい高さに

タオルや下着は、家族が毎日使う物です。

お風呂の近くのランドリールームなら、ここにしまっておくと、入浴の時にそのまま取れて便利です。

たたんで重ねる物なので、棚か引き出しが向いています。

家族ごとに段や引き出しを分けておくと、たたんだ物をそれぞれの場所に入れるだけで片付きます。

「自分の物は自分の段から取ってね」と決めておけば、家族も迷わず使えますよね。

家族の服はハンガーのまま掛ける

家族の服をランドリールームにしまうなら、干したハンガーのまま掛けておける形が楽です。

たたむ手間がなくなり、取り込む・しまうが一度で済みます。

ただし、家族全員の服をしまうには、それなりの広さが要ります。

服を本格的にしまうなら、隣にファミリークローゼットを作る考え方もあります。

詳しくはランドリールームとファミリークローゼットをつなぐ間取りでまとめています。

小物の置き場所も忘れずに

4つの分け方に入りにくい小物も、ランドリールームには意外と多いものです。

洗濯ネット、アイロン、アイロン台、洗濯ばさみの替え、毛玉取り、裁縫道具などですね。

小物置き場所の例
洗濯ネット洗濯機のそばのボックスやフック
アイロンカウンターの下の引き出し
アイロン台壁と棚のすき間、扉付きの棚
洗濯ばさみの替え・毛玉取り浅い引き出しや小さなボックス

細かい物は、浅い引き出しや小さなボックスにまとめると、探す手間が減ります。

アイロン台のように薄くて大きい物は、壁と棚のすき間など、置き場所を先に決めておくと散らかりません。

置く高さを3つに分けて割り当てます

しまう物が決まったら、次は高さです。

収納の高さは、腰より下・目の高さ・天井近くの3つに分けて考えると分かりやすくなります。

高さ取り出しやすさ向いている物向いている形
腰より下しゃがむと取れる重い物、洗剤のストック、バケツ引き出し、扉付きの棚、キャスター付きのワゴン
目の高さ一番取りやすい毎日使う洗剤、タオル、ハンガー棚、フック、ハンガーパイプ
天井近く踏み台が要ることも季節の物、たまに使う物、軽い物扉付きの棚、ボックス

重い物を高い所に置くと、取り出す時に危ないですよね。

洗剤の大きなボトルやストックは、腰より下に置くのが基本です。

高さの割り当てのチェック
  • 毎日使う物が、目の高さに集まっているか
  • 重い物が、腰より下に置かれているか
  • 天井近くには、軽くてたまにしか使わない物だけか
  • 洗濯をする人の背の高さで、手が届くか
  • 子どもに触らせたくない洗剤が、手の届かない所にあるか

洗濯をよくする人の背の高さで、無理なく届く棚の高さは変わります。

打ち合わせの時に、腕を伸ばして届く高さを測ってメモしておくと、棚の段の位置を決めやすくなります。

洗剤は子どもの手の届かない所に

小さな子どもがいる家では、洗剤を置く場所に気をつけたいですよね。

腰より下は取り出しやすい反面、子どもの手も届きやすい場所です。

洗剤は目の高さの棚に置くか、扉付きの棚にしまうなど、家族の様子に合わせて決めておきましょう。

狭い部屋は上の空間を使う

ランドリールームが狭い場合は、床に物を置くと通路がふさがってしまいます。

洗濯機の上や、物干しの上の空間に棚を付けると、床を空けたまま収納を増やせます。

狭い部屋の工夫は、狭いランドリールームを使いやすくするにはも参考にしてみてください。

カウンターとハンガー置き場の決め方

ランドリールームの収納で迷いやすいのが、カウンター(作業台)とハンガー置き場です。

この2つは、洗濯の流れの中で「たたむ」「しまう」をつなぐ大事な場所なんです。

カウンターは「たたむ」量で決めます

カウンターがあると、取り込んだ洗濯物をその場でたたんだり、アイロンをかけたりできます。

『カウンターって本当に使う?』と思う方もいるかもしれません。

毎日たたむ量が多い家ほど、カウンターの出番は増えます。

カウンターの決め方
  1. 今の洗濯1回分を取り込み、たたむのに使う広さを測る
  2. アイロンをかけるかどうかを決める
  3. カウンターの下を収納にするか、空けておくかを決める
  4. 洗濯機の上に付けるか、別の壁に付けるかを決める
  5. カウンターのそばにコンセントを付けるかを決める

例えば、取り込んだ洗濯物を床に広げてたたんでいる家なら、その広さがカウンターの目安になります。

アイロンを使うなら、カウンターのそばにコンセントがあると便利です。

カウンターの高さや奥行きの数字は、使う人の背の高さや、置く物で変わります。

住宅会社と図面で確かめて決めましょう。

カウンターの下を収納にするか空けておくかも、使い方で決まります。

洗濯かごを置きたいなら空けておき、アイロンや小物をしまいたいなら引き出しにする、というように選んでみてください。

よくある失敗

洗濯機の上にカウンターを付けたら、縦型の洗濯機の扉が開けにくくなったというケースがあります。洗濯機の上にカウンターを付けるなら、扉を開けた時の高さを機種の寸法図で確かめておきましょう。

ハンガー置き場は「空いたハンガー」の行き先

ハンガー置き場は、意外と見落としやすい場所です。

洗濯物を取り込んだ後の空いたハンガーをどこに置くかが決まっていないと、カウンターや床に散らかりがちですよね。

ランドリールームで、物干しの近くに空いたハンガーを掛けるパイプ、カウンターの下に引き出し、洗濯機の上に棚を付けた収納の配置例を示した模式図
見せる収納(パイプ・フック・オープン棚)
  • 取り出しやすく、戻しやすい
  • 何がどこにあるか一目で分かる
  • 湿気がこもりにくい
  • 作りがシンプル
隠す収納(扉付きの棚・引き出し)
  • すっきり見える
  • ほこりがかかりにくい
  • 開け閉めの手間がある
  • 中に湿気がこもらないよう気をつける

ハンガーは、物干しのすぐ横に短いパイプを付けて、空いたら掛けておく形が使いやすいです。

ピンチハンガーは、フックに掛けておくと場所を取りません。

洗濯かごの置き場所も決めておきます

洗濯かごは、洗う前の物を入れるかごと、取り込んだ物を入れるかごの2種類を使う家も多いですよね。

置き場所が決まっていないと、床に出しっぱなしになりがちです。

カウンターの下を空けておき、かごがすっぽり入るようにすると、床がすっきりします。

家族ごとにかごを分けて、たたんだ物をそれぞれのかごに入れて渡す、という使い方もできますよ。

湿気と収納の関係にも気をつけます

ランドリールームは、洗濯物を干すと湿気が多くなる部屋です。

扉付きの棚や引き出しの中に湿気がこもると、カビの原因になりやすくなります。

乾いた物をしまう場所と、干している場所の間に少し距離をとる、換気をしっかりするなどの工夫をしておきましょう。

換気の考え方は、ランドリールームの換気と湿気対策で詳しくまとめています。

新築・リフォーム・今の家で収納を作る方法

ランドリールームの収納は、新築で作り付けにするか、今の家で後から足すかで、作り方が変わります。

作り方向いている場面確かめること
新築で作り付けにする間取りの段階で収納を決められる棚の下地、カウンターの高さ、コンセントの位置
リフォームで造作する今の部屋をランドリールームにする壁の下地、工事の範囲
市販の棚やラックを置く手軽に始めたい、賃貸部屋の寸法、通路の幅
自分で棚を付ける簡単な棚やフックを足したい壁の下地、重さに耐えられるか

新築なら、棚やカウンター、ハンガーパイプを付けたい壁に、あらかじめ下地を入れてもらえます。

下地がないと、重い物を載せる棚は付けにくいので、打ち合わせで場所を伝えておきましょう。

収納の量は家族の人数と干す量で変わります

同じランドリールームでも、家族の人数や、どこまでしまうかで必要な収納の量は大きく変わります。

家族の様子しまう物の範囲収納の考え方
1〜2人消耗品・ハンガー・タオル洗濯機の上の棚と小さなパイプで足りることが多い
3〜4人消耗品・ハンガー・タオル・下着棚と引き出しを組み合わせ、かごの置き場も作る
5人以上上の物に加えて家族の服の一部ハンガーパイプを長めにとるか、クローゼットを隣に

『今は少ないけど、子どもが大きくなったら増えそう』という家なら、棚の段を後から増やせるように、下地だけ広めに入れておく方法もあります。

打ち合わせで伝えること
  • しまう物の一覧(今の洗濯まわりの物を書き出した物)
  • 棚・カウンター・ハンガーパイプを付けたい壁
  • 洗濯をよくする人の、手が届く高さ
  • カウンターのそばのコンセント
  • 見積書の収納・カウンター・下地の行に印を付ける

打ち合わせでは、こんなふうに伝えると話が早いですよ。

「洗濯機の横の壁に洗剤の棚、物干しの横にハンガーを掛けるパイプを付けたいです」

「それなら、その2か所に下地を入れておきますね」

なお、コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要な工事です。

アイロン用のコンセントを後から足したい時も、自分でせずに工事会社に頼みましょう。

コンセントや照明の位置は、ランドリールームの設備で後悔しないためにでまとめています。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、収納の形まで自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

自分で棚を足す時の線引き

今の家で、棚やフックを自分で足したいという方もいますよね。

壁の下地に固定できる棚や、置くだけのラックなら、自分で取り入れやすいです。

一方、重い物を載せる大きな棚や、カウンターの造作は、工事会社に任せたほうが安心です。

自分でできることと任せることの線引きは、ランドリールームを手作りするで詳しくまとめています。

ランドリールームの収納についてよくある相談

ランドリールームの収納については、家づくり中の方から多くの相談が寄せられています。

閲覧の多い相談から、3つ選んでお答えします。

この章の読み方

実際の相談を要約しています。間取りや家の性能で答えは変わるので、考え方の参考にしてください。

洗濯物をランドリールームにしまうと湿気が心配

洗濯物を干して、アイロンをかけて、そのまま収納できるランドリールームを考えているが、湿気が心配という相談です。

『干している横にしまったら、服が湿っぽくならない?』と不安になりますよね。

結論から言うと、換気と除湿がしっかりしていて、乾いた物をしまうなら、大きな問題になりにくいです。

干す場所と、しまう棚の間に少し距離をとる、扉付きの棚は時々開けて空気を入れ替えるなどの工夫をしておきましょう。

収納兼作業棚の奥行きはどれくらい?

収納と作業台を兼ねた棚を造作したいが、奥行きをどれくらいにすればいいか知りたい、という相談です。

奥行きは、何を載せて、何をしまうかで決まります。

たたんだ洗濯物を置くのか、洗濯かごを置くのか、アイロンをかけるのかを先に決めて、その物の大きさを測ってみてください。

数字は住宅会社と図面で確かめ、通路の幅が狭くなりすぎないかもあわせて見ておきましょう。

ランドリールームに何をしまっている?

注文住宅を検討中で、ランドリールームに何をしまっておけばいいのか知りたい、という相談です。

よくしまわれているのは、洗剤などの消耗品、ハンガーやピンチ、タオルや下着、パジャマなどです。

家族の服までしまうかどうかは、広さと、隣にクローゼットを作るかで決めましょう。

この記事の4つの分け方で、自分の家でしまいたい物を書き出してみると、必要な収納の量が見えてきます。

よくある質問

ランドリールームの収納は何から決めればいいですか?

しまう物の種類から決めます。今の洗濯まわりの物を書き出し、消耗品・ハンガーとピンチ・タオルと下着・家族の服の4つに分けると、必要な棚や引き出しが見えてきます。

ランドリールームにカウンターは必要ですか?

取り込んだ洗濯物をたたむ量が多い家や、アイロンをかける家なら役に立ちます。床でたたむことが多い家は、カウンターがあると作業が楽になります。

収納は扉付きと扉なしのどちらがいいですか?

よく使う物は扉なしのほうが出し入れしやすく、湿気もこもりにくいです。ストックや見せたくない物は扉付きにするなど、物によって使い分けるのがおすすめです。

家族の服もランドリールームにしまえますか?

しまえますが、家族全員分となると広さが要ります。たくさんしまうなら、隣にファミリークローゼットを作る考え方もあります。

狭いランドリールームでも収納は作れますか?

洗濯機の上や物干しの上など、上の空間を使うと床を空けたまま収納を増やせます。重い物は腰より下に置き、上には軽い物を置きましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームの収納は、しまう物を先に決めてから棚や引き出しを割り当てる
  • しまう物は消耗品・ハンガーとピンチ・タオルと下着・家族の服の4つに分ける
  • 高さは腰より下・目の高さ・天井近くの3つで、よく使う物ほど目の高さに
  • カウンターはたたむ量で決め、空いたハンガーの置き場所も作っておく
  • 新築なら棚やパイプを付ける壁に下地を入れ、見積書で収納の行を確かめる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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