狭いランドリールームを使いやすくするには|1坪でも干せる工夫

狭いランドリールームを1坪でも干せるように使いやすくする工夫を解説する記事のアイキャッチ

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『ランドリールームが狭くて、干すと身動きが取れない』『2畳で作る予定だけど、狭いかな』と悩んでいませんか。

結論から言うと、狭いランドリールームは3つの工夫で、1坪ほどでも干す場所として使いやすくなります。

その3つが「床を使わない」「動く幅を確保する」「一時置きを減らす」です。

この記事では、3つの工夫を表にまとめ、新築の間取りでも今の家でも試せる具体的な方法をお伝えします。

目次

狭いランドリールームは3つの工夫で整います

先に結論

狭いランドリールームが使いにくくなる原因は、「床が物でふさがる」「人が動けない」「洗濯物の一時置きが多い」の3つです。この3つを1つずつ減らしていくと、広さを変えなくても使い勝手は大きく変わります。

ランドリールームが狭いと感じる時、『もっと広く作ればよかった』と思いますよね。

でも実は、同じ広さでも、物の置き方と動き方で使いやすさはかなり違うんです。

まずは、狭いランドリールームを整える3つの工夫を表で見てみましょう。

狭いランドリールームを、床を使わない・動く幅を確保する・一時置きを減らすの3つの工夫で整える考え方を示した図解
工夫何をするか具体例
床を使わない干す物・置く物を天井や壁に上げる天井付けの物干し、壁付けの棚やフック
動く幅を確保する扉の開き方と竿の位置を見直す引き戸にする、竿を壁際に寄せる
一時置きを減らすたたむ場所やかごの置き場を外に出す作業台を隣の部屋に、かごは吊るす

この3つは、どれか1つだけでも効果があります。

自分のランドリールームで、いちばん困っているのがどれかを考えてみてください。

ランドリールームの基本的な役割は、ランドリールームとは?できることと決めておきたいことでまとめています。

狭いと感じる場面を書き出しましょう

工夫を始める前に、「どんな時に狭いと感じるか」を書き出しておくと、どの工夫から手を付ければいいかが分かります。

狭いと感じる場面のチェック
  • 洗濯物を干すと、洗濯機の前に立てない
  • 入口の扉が、干した洗濯物に当たる
  • 脱衣と洗濯の時間が重なると、2人で入れない
  • 洗剤やかごが床に出ていて、足元が狭い
  • 取り込んだ洗濯物を置く場所がない

1つ目と2つ目なら「動く幅」、4つ目なら「床を使わない」、5つ目なら「一時置き」の工夫から試してみましょう。

工夫1 床を使わない

狭いランドリールームでいちばん効くのが、床を空けることです。

床に物が置いてあると、それだけで動ける場所が減ってしまいますよね。

物干しは天井か壁に付けます

床に置くスタンド式の物干しは、狭い部屋では場所を取りやすいです。

天井に付けるタイプや、壁から出すタイプなら、干していない時は床を広く使えます。

物干しの種類狭い部屋での使いやすさ気をつけたいこと
天井に付けるタイプ床を空けられる。竿を外せる物なら普段はすっきり天井の下地に固定する
壁に付けるタイプ使わない時にたためる物なら通路を確保しやすい壁の柱・間柱に固定する
スタンドタイプ置くだけで使えるが、床を使う使わない時のしまい場所
突っ張り式のポール工事なしで付けられることが多い天井と床の両方に場所が要る

天井や壁に付ける物干しは、天井の野縁や壁の柱・間柱といった下地に固定するのが基本です。

石膏ボードだけには重い物を留められないので、新築なら付けたい位置に下地を入れてもらうよう住宅会社に伝えておきましょう。

天井付けの物干しの位置の決め方は、ランドリールームの天井付け物干しの高さと位置で詳しくまとめています。

収納は壁と洗濯機の上を使います

洗剤、柔軟剤、洗濯ネット、ハンガー。

狭いランドリールームでも、置きたい物はたくさんあるんです。

床に置かず、壁と洗濯機の上の空間を使うと、足元がすっきりします。

床を空ける収納の工夫
  • 洗濯機の上に棚を付けて、洗剤と柔軟剤を置く
  • 壁にフックを付けて、ハンガーやピンチハンガーを掛ける
  • 洗濯機と壁の隙間に、薄い棚やワゴンを入れる
  • 洗濯かごは床置きではなく、壁に掛けるか棚に載せる

洗濯機の上の棚は、洗濯機のふたや扉を開けた時にぶつからない高さにしておきましょう。

縦型の洗濯機は、上のふたを開ける高さも考えておく必要があります。

収納の作り方はランドリールームの収納の作り方でも紹介しています。

よくある失敗

棚を高く付けすぎると、手が届かず使わなくなることがあります。毎日使う洗剤は手を伸ばせば届く高さに、たまにしか使わない物を上の段に、と分けて置いてみてください。

工夫2 動く幅を確保する

狭いランドリールームで困るのは、物が置けないことより、人が動けないことかもしれません。

洗濯物を干した状態でも、洗濯機の前に立てて、入口から出入りできることが大事なんです。

扉は引き戸にすると場所を取りません

開き戸は、扉が開く分の床を空けておく必要があります。

狭い部屋では、この開く場所が意外と大きいんですよね。

引き戸にすると、扉が開く場所を取らないので、狭いランドリールームでも動きやすくなります。

引き戸にした場合
  • 扉が開く場所を取らない
  • 開けたままにしても邪魔になりにくい
  • 干した洗濯物に扉が当たりにくい
開き戸のままの場合
  • 扉が開く場所に物を置けない
  • 干した洗濯物に扉が当たることがある
  • 開けたままだと通路をふさぐことがある

ただし、引き戸は扉を引き込む分の壁が必要です。

その壁には棚やフックを付けにくくなるので、収納の場所と合わせて考えましょう。

竿は壁際に寄せて通路を空けます

竿を部屋の真ん中に付けると、干した洗濯物で部屋が左右に分かれてしまいます。

狭い部屋では、竿を壁際に寄せて、人が通る道を先に空けておくのがコツです。

『壁から離さないと、洗濯物が壁につくのでは』と心配になりますよね。

そこは、ハンガーに掛けた服の幅を考えて、壁と洗濯物の間に少しすき間ができる位置にしておきましょう。

具体的な位置は、使う物干しの説明書と図面で、住宅会社と一緒に確かめるのが確かです。

洗濯機の扉の向きも見直します

ドラム式の洗濯機は、扉の開く向き(左開き・右開き)で、狭い部屋での使いやすさが変わります。

扉が壁側に開くと、洗濯物を取り出す時に体が入りにくいこともあるんです。

動く幅を確かめる手順
  1. 図面に洗濯機を描き、扉を開けた時の形を描き足す
  2. 竿の位置に、干した洗濯物の幅を描き足す
  3. 入口の扉が開く範囲を描き足す
  4. 3つが重なる所に印を付ける
  5. 印の所を、扉の向きや竿の位置を変えて解消できるか考える

新築なら、洗濯機を買う前に扉の向きを決めておくと、間取りと合わせやすいですよ。

2人で使う時間を減らすのも工夫です

狭いランドリールームでは、2人が同時に入ると身動きが取れなくなりますよね。

脱衣と洗濯、身支度と洗濯物の取り込みなど、家族の使う時間が重なっていないかを見直してみてください。

「洗濯物は朝ごはんの後に取り込む」

「夜は入浴が終わってから干す」

こんなふうに家族で順番を決めるだけでも、狭さのストレスは減らせます。

工夫3 一時置きを減らす

狭いランドリールームでは、「ちょっと置いておく」物が場所を取りがちです。

取り込んだ洗濯物、脱いだ服を入れるかご、たたむ前の洗濯物。

この一時置きを減らすと、部屋がぐっと広く使えるようになります。

たたむ場所を外に出します

狭いランドリールームに作業台を置くと、干す場所や通路が狭くなってしまいます。

思い切って、たたむ作業は隣の部屋やリビングでする、と決めてしまうのも一つの方法です。

たたむ場所は「しまう場所の近く」に

たたむ場所を外に出すなら、しまう場所に近い所を選びましょう。たたむ場所としまう場所が近いと、ランドリールームが狭くても洗濯の流れは短く保てます。

例えば、ランドリールームの隣にクローゼットがあるなら、クローゼットの中に小さなカウンターを付けて、たたむ場所にする方法もあります。

かごの数と置き場を決めます

洗濯かごが2つも3つも床に置いてあると、それだけで足の踏み場がなくなりますよね。

かごは「脱いだ服を入れるかご」と「取り込む時のかご」の2つに絞り、置き場を決めておきましょう。

一時置きしがちな物減らす工夫
脱いだ服のかご洗濯機の横の隙間に縦長のかごを入れる
取り込む時のかご使わない時は重ねて棚に載せる
たたむ前の洗濯物取り込んだらすぐたたむ場所へ運ぶ
乾いたハンガー竿に掛けたまま、使う時に外す

乾燥機を使う日を決めておく

干す量そのものを減らす、という考え方もあります。

洗濯乾燥機や衣類乾燥機を使う日を決めておくと、干す場所が少なくても回しやすくなるんです。

乾燥機に入れられない服だけを干す、と決めると、狭いランドリールームでも竿が足りやすくなりますよ。

乾燥にかかる時間や電気代は、商品や使う条件で違うので、取扱説明書や商品の表示で確かめてみてください。

今の家で工事なしで試せる工夫

『もう家は建っているし、工事まではしたくない』という方もいますよね。

今の家の狭いランドリールームでも、工事なしで試せる工夫があります。

困っていること工事なしで試せる工夫
干す場所が足りない突っ張り式のポールを足す、浴室も物干し場に使う
洗剤やネットが床に出る洗濯機の横の隙間に薄い棚、扉の裏に掛ける収納
かごで足元が狭い縦長のかごに替える、使わない時は重ねる
乾きにくいサーキュレーターで風を当てる、除湿機を使う
扉が洗濯物に当たる竿の位置をずらす、扉を開けたまま使う時間を作る

突っ張り式のポールは、天井と床の間に突っ張って付けるので、天井の強さや高さによっては使えないこともあります。

商品の説明書に書かれた使い方を守り、重い物を掛けすぎないようにしましょう。

天井や壁にねじで物干しを付ける場合は、下地に固定できるかを確かめてから作業してください。

コンセントを足したい時は、電気工事士の資格が必要な工事になるので、自分ではせずに電気工事を扱う会社に相談しましょう。

ランドリールームが1坪の時の使い方

ランドリールームが1坪ほどの場合、どう使えばいいのかを考えてみましょう。

1坪は約3.3㎡で、畳2枚分ほどの広さです。

畳の大きさは地域や住宅で違いがあるので、あくまで目安として受け取ってください。

1坪ほどの狭いランドリールームに、洗濯機・天井の物干し・壁の棚を配置した模式図

1坪なら「洗う+干す」に絞ります

1坪のランドリールームでは、洗う・干す・たたむ・しまうを全部入れるのは難しいことが多いです。

「洗う」と「干す」に絞って、たたむ・しまうは外に出す、と考えると使いやすくなります。

1坪のランドリールームで決めること
  • 物干しは天井に付けるか、壁に付けるか
  • 入口の扉は引き戸にできるか
  • 洗剤やハンガーは洗濯機の上と壁に置けるか
  • たたむ場所としまう場所を、どの部屋にするか
  • 換気扇や窓で、湿気を外へ出せるか

1坪でも湿気の逃げ場は作ります

狭い部屋に洗濯物を干すと、湿気がこもりやすくなります。

湿気がこもると乾きにくく、結露やカビの原因にもなりやすいんです。

換気扇を回す、除湿機を置く、サーキュレーターで風を当てる、などの工夫を組み合わせてみてください。

除湿機を置くなら、そのぶんの床と、コンセントの位置も考えておきましょう。

狭小住宅でランドリールームを作る時

家全体の広さに余裕がない狭小住宅では、ランドリールームを1坪以下で作ることもありますよね。

その場合は、洗面所と兼ねたり、廊下の一角に物干しを付けたりして、洗濯の場所を分散させる方法もあります。

狭小住宅での考え方は、狭小住宅・20坪の家のランドリールームで詳しくまとめています。

洗面所と兼ねる1坪の場合

1坪のランドリールームを洗面所と兼ねる場合は、洗面台の前に立つ場所と、干す場所をずらすのがポイントです。

洗面台の真上に竿があると、顔を洗う時に洗濯物が頭に当たってしまうんです。

竿は洗濯機の上か、入口から遠い壁際に寄せてみてください。

例えば、朝の身支度の前に洗濯物を取り込む習慣にすると、狭くても家族がぶつかりにくくなりますよ。

新築で狭いランドリールームにする時に確かめること

新築で、どうしてもランドリールームを狭く作るしかない、という方もいますよね。

その場合は、狭くても使いやすくなるよう、設計の段階で確かめておきたいことがあります。

確かめること理由確かめ方
物干しの下地の位置天井や壁に物干しを固定するため図面に物干しの位置を描き、下地を入れてもらう
扉の種類開く場所を取らないため引き戸にできるか住宅会社に聞く
コンセントの位置除湿機やサーキュレーターを置くため家電の置き場所を図面に描き込む
換気扇と窓湿気を外へ出すため換気扇の位置と窓の開き方を見る
洗濯機の扉の向き狭い所でも取り出しやすくするため機種の寸法図と図面を見比べる

コンセントの増設や移設は、電気工事士の資格が必要な工事です。

住んでから自分で足すことはできないので、数と位置は新築のうちに決めておきましょう。

広さそのものの考え方は、ランドリールームの広さの目安と測り方で手順にしています。

狭いか広いか迷った時は、間取りプランを比べてみる

『この広さで本当に大丈夫かな』と迷う時は、ほかの住宅会社の間取りプランも見てみると、判断しやすくなります。

同じ広さでも、扉の付け方や竿の位置の提案が会社ごとに違うんです。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

狭いランドリールームでよくある相談

狭いランドリールームについて、よく寄せられる相談を内容を要約してご紹介します。

ランドリールーム兼脱衣室を2畳で作る予定。狭いでしょうか?

この相談は、とても多く見られます。

2畳が狭いかどうかは、そこで何をするかと、脱衣と洗濯の時間が重なるかで変わるんです。

脱衣と洗う・干すまでなら、物干しを天井に付けて床を空ければ、使えることもあります。

ただ、入浴の時間に洗濯物が干してあると、着替えにくく感じることも。

2畳の脱衣室兼ランドリールームで確かめること
  • 入浴の時間と、洗濯物を干している時間が重なるか
  • 物干しを天井に付けて、床を空けられるか
  • 着替えの時に、干した洗濯物に当たらないか
  • たたむ場所を隣の部屋に出せるか

重なる時間が長いなら、干す場所を別に用意することも考えてみてください。

約1坪のランドリールーム。洗濯機の横の隙間を活用したい

洗濯機と壁の間の隙間は、狭いランドリールームの貴重な収納場所です。

薄い棚やワゴンを入れて、洗剤の詰め替えや洗濯ネットを置く方法がよく使われています。

隙間の幅は家によって違うので、メジャーで測ってから、入る物を探してみましょう。

洗濯機の給水の蛇口や排水口をふさがないよう、配管の位置も確かめておくと安心です。

狭いランドリールームに物干しを1列付ける。壁からどれくらい離せば通れる?

『壁にくっつけすぎると洗濯物が壁につくし、離しすぎると通れないし…』と迷いますよね。

どれくらい離せばいいかは、干す物の幅と、人が通る場所によって変わります。

まずは、いつも使うハンガーに服を掛けて、服の幅を測ってみてください。

そのうえで、図面の上で竿の位置に服の幅を描き足し、残った幅で人が通れるかを住宅会社と確かめるのが確かですよ。

よくある質問

狭いランドリールームでも室内干しはできますか?

物干しを天井や壁に付けて床を空ければ、狭いランドリールームでも干す場所は作れます。換気扇や除湿機で湿気を外へ出す工夫も組み合わせてみてください。

ランドリールームが1坪だと狭すぎますか?

1坪は約3.3㎡で、洗う・干す・たたむ・しまうを全部入れるのは難しいことが多いです。洗うと干すに絞り、たたむ場所としまう場所を外に出すと使いやすくなります。

狭いランドリールームの扉は引き戸がいいですか?

引き戸は扉が開く場所を取らないので、狭い部屋では使いやすくなります。ただし、引き込む分の壁が必要になるので、棚やフックの場所と合わせて考えましょう。

今の家の狭いランドリールームを、工事なしで使いやすくできますか?

突っ張り式のポールや、洗濯機の横の隙間に入れる棚、壁に掛けるかごなどで工夫できることがあります。天井や壁にねじで物干しを付ける場合は、下地に固定できるかを確かめてください。

狭いランドリールームは乾きにくいですか?

狭い部屋は空気が動きにくく、湿気がこもりやすいので、乾きにくく感じることがあります。サーキュレーターで風を当て、換気扇や除湿機で湿気を外へ出すと乾きやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 狭いランドリールームは「床を使わない」「動く幅を確保する」「一時置きを減らす」の3つで整える
  • 物干しは天井か壁に付け、下地に固定する
  • 扉は引き戸に、竿は壁際に寄せて通路を空ける
  • たたむ場所を外に出し、かごの数と置き場を決める
  • 1坪なら「洗う+干す」に絞り、湿気の逃げ場も作る
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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