広いランドリールームで失敗しないために|広さを生かす使い方と注意

広いランドリールームで失敗しないための、広さを生かす使い方と注意点を解説する記事のアイキャッチ

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『せっかくなら広いランドリールームにしたい』と思う一方で、『広すぎて使いこなせなかったらどうしよう』と迷っていませんか。

結論から言うと、広いランドリールームは部屋の中をゾーンに分けると、広さを無駄にしにくくなります。

ゾーンは「干す」「たたむ・アイロン」「しまう」「家事以外」の4つです。

この記事では、広いのに使いにくくなる原因と、その防ぎ方を表にしてお伝えします。

目次

広いランドリールームはゾーン分けで生きてきます

先に結論

ランドリールームが広いほど、何をどこでするかを決めておくことが大事です。使い方が決まっていない場所は、物置になったり、動く距離が長くなったりしやすいんです。

広いランドリールームには、たくさん干せる、作業台を置ける、収納まで入れられる、といった良さがありますよね。

ただ、広さそのものが使いやすさを生むわけではありません。

部屋の中で作業の場所を分けておくと、広さがちゃんと役に立つようになります。

広いランドリールームを、干す・たたむ・アイロン・しまう・家事以外の4つのゾーンに分けた模式図
ゾーンここでする作業置きたい物
干す洗濯物を干す・取り込む天井や壁の物干し、サーキュレーター、除湿機
たたむ・アイロン取り込んだ物をたたむ、アイロンをかける作業台、アイロン、コンセント
しまう家族の服やタオルを片づける棚、ハンガーパイプ、引き出し
家事以外裁縫や書き物などの作業作業机、椅子、照明

ゾーンは洗濯の順番に並べます

ゾーンは、洗濯の順番どおりに並べるのがコツです。

洗濯機の近くに干すゾーン、その隣にたたむゾーン、出口の近くにしまうゾーン、というように並べると、行ったり来たりが減ります。

例えば、洗濯機から物干し、物干しから作業台、作業台から棚へと、壁沿いに一筆書きで動ける配置が理想です。

ランドリールームの基本的な役割は、ランドリールームとは?できることと決めておきたいことでまとめています。

広いのに使いにくくなる3つの原因

ランドリールームが広いのに使いにくい、という声には、共通する原因があります。

『広く作ったのに、なぜか使いにくい』と感じる前に、3つの原因を知っておきましょう。

広いランドリールームが使いにくくなる3つの原因(動線が長い・乾きにくい・物置化)と、それぞれの防ぎ方を並べた図解
原因起きやすいこと防ぎ方
動線が長い洗濯機から物干し、作業台まで何歩も歩くゾーンを洗濯の順番に並べ、壁沿いに配置する
乾きにくい部屋が広くて空気が動かず、湿気がこもるサーキュレーターで風を作り、換気扇と除湿機で湿気を外へ
物置化使い方が決まらない場所に物がたまるゾーンごとに置く物を決め、それ以外は置かない

動線が長くなる

広い部屋では、洗濯機と物干しと作業台が離れてしまいがちです。

濡れた洗濯物は重いので、洗濯機から物干しまでの距離は短いほうが楽なんです。

例えば、洗濯機が入口の近く、物干しが部屋の奥にあると、毎回重いかごを持って部屋を横切ることになりますよね。

広さに余裕があっても、洗濯機の近くに干すゾーンを置いておきましょう。

乾きにくくなる

『広いほうが乾きやすいのでは』と思う方も多いですよね。

実は、広い部屋でも空気が動かなければ、洗濯物の周りに湿気がたまって乾きにくくなります。

乾きやすさは、風・温度・湿度の3つで決まるんです。

広い部屋で乾きやすくする工夫
  • サーキュレーターを物干しに向けて、風を当てる
  • 除湿機やエアコンの除湿で、部屋の湿気を取る
  • 換気扇や窓で、湿った空気を外へ出す
  • 洗濯物どうしの間をあけて干す

広い部屋で除湿機を使う場合は、部屋の広さに合う物かを、商品の表示で確かめておきましょう。

物置になる

広いランドリールームで、いちばん多いのが物置化です。

ここが、広いランドリールームでいちばん気をつけたいところです。

使い方が決まっていない場所には、段ボールや使わない家電がいつの間にか置かれていくんです。

よくある失敗

「とりあえず広くしておけば何かに使える」と考えて作ると、物置になりやすいです。広く作るなら、どのゾーンに何を置くかを、図面の段階で書き込んでおきましょう。

ランドリールームが広い時のゾーンごとの使い方

ここからは、ゾーンごとの使い方を見ていきます。

広さを生かすには、それぞれのゾーンで何を決めておけばいいかを知っておくことが大事なんです。

干すゾーン

広いランドリールームでは、竿を2本並べたり、長い竿を付けたりできます。

ただ、竿を部屋の真ん中に付けると、干した洗濯物で部屋が分かれてしまうことも。

竿は壁際に寄せて、作業台や棚へ行く通路を空けておきましょう。

竿を2本にするなら、1本は毎日の洗濯用、もう1本は乾きにくい厚手の物やシーツ用、というように役割を分けると使いやすいですよ。

天井や壁に付ける物干しは、天井の野縁や壁の柱・間柱などの下地に固定するのが基本です。

たたむ・アイロンのゾーン

作業台は、物干しの真下ではなく横に置くと、干している時もたたんでいる時もぶつかりにくいです。

アイロンを使うなら、作業台の近くにコンセントが要ります。

コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要なので、新築のうちに位置を決めておきましょう。

作業台の下を引き出しや棚にすると、アイロンや洗濯ネットの置き場にもなります。

『作業台はどのくらいの大きさがいい?』と迷ったら、たたんだ洗濯物を家族の人数分並べられるかで考えてみてください。

しまうゾーン

しまうゾーンは、家族の服をどこまでしまうかで広さが変わります。

タオルと下着だけにするのか、家族全員の服をしまうのかを、先に決めておきましょう。

家族全員の服をしまうなら、隣にファミリークローゼットを置いて扉でつなぐ間取りもあります。

詳しくはランドリールームとファミリークローゼットをつなぐ間取りで紹介しています。

収納の作り方は、ランドリールームの収納の作り方でもまとめています。

家事以外のゾーン

広いランドリールームに作業机を置いて、裁縫や子どもの持ち物の準備をする家庭もあります。

ただ、家事以外の物が増えると、干すゾーンが狭くなりがちです。

家事以外のゾーンは、ほかの3つのゾーンを決めた後に、余った場所に置く順番で考えてみてください。

家事室として使う考え方は、家事室とランドリールームの違いでまとめています。

家族みんなが使える部屋にします

広いランドリールームは、洗濯担当の1人だけが使う部屋になると、もったいないですよね。

家族それぞれが、自分の服を取りに来たり、脱いだ服をかごに入れたりする部屋にすると、広さが生きてきます。

家族が使いやすくなる工夫
  • 家族ごとに棚の段やかごを分ける
  • 子どもの手が届く高さに、子どもの服を置く
  • 脱いだ服を入れるかごを入口の近くに置く
  • 「ここに置く」と分かるよう、棚に名前を付ける

『自分の服は自分で取りに来てね』と言える部屋になると、洗濯物を各部屋に運ぶ手間も減らせますよ。

広いランドリールームが合いやすい家庭
  • 家族が多く、毎日たくさん洗濯する
  • たたむ・しまうまでこの部屋で済ませたい
  • 雨の日が続いても干す場所に困りたくない
広さを持て余しやすい家庭
  • 乾燥機でほとんど乾かし、干す物が少ない
  • たたむのはリビング、しまうのは各部屋と決めている
  • ランドリールームが家族の部屋から遠い

広いランドリールームを作る前に確かめたいこと

広いランドリールームを作るなら、広さを取る前に、いくつか確かめておきたいことがあります。

『広くしたぶん、ほかの部屋が狭くなった』ということもあるんです。

広くする前に確かめる手順
  1. 家族の人数と、1日の洗濯の回数を書き出す
  2. 洗濯1回分を干して、竿の長さを測る
  3. 4つのゾーンのうち、使うゾーンを決める
  4. ゾーンを洗濯の順番に並べて、図面に描き込む
  5. 広くしたぶん、ほかの部屋がどれだけ狭くなるかを確かめる

広さの出し方そのものは、ランドリールームの広さの目安と測り方で手順にしています。

広くするなら換気と照明も足します

部屋を広くすると、そのぶん換気や照明も足りているかを見直す必要があります。

狭い部屋と同じ換気扇1つ、照明1つのままだと、奥のほうが暗かったり、湿気が抜けにくかったりするんです。

広くした時に見直すこと確かめ方
換気扇の位置物干しの近くに空気の出口があるか
窓の数と開き方2か所開けて空気が通るか
照明の数と位置作業台と物干しの両方が明るいか
コンセントの数ゾーンごとに使う家電の分があるか

照明は、物干しの真上だと洗濯物の影になりやすいので、少しずらした位置も考えてみてください。

間取りプランを比べてみましょう

同じ広さのランドリールームでも、ゾーンの並べ方は住宅会社によって提案が違います。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

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同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

広いランドリールームでよくある相談

広いランドリールームについて、よく寄せられる相談を内容を要約してご紹介します。

広く取って、乾いたら隣のウォークインクローゼットにしまう間取りにしたい

ランドリールームを広く取り、隣のウォークインクローゼットにしまう間取りは、干してからしまうまでがとても短くなる形です。

ただ、ランドリールームの湿気がクローゼットに入らないよう、扉と換気の位置を考えておきましょう。

扉は、干した洗濯物に当たらない位置にしておくと安心です。

この間取りで確かめること
  • ランドリールームとクローゼットの間に扉があるか
  • ランドリールームの換気扇が、クローゼットから離れた側にあるか
  • しまう服の量に対して、クローゼットの広さが足りるか
  • 家族がクローゼットへ行く時に、干した洗濯物の下を通らないか

ランドリールームを広くしてたくさん干すか、乾燥機を使うか迷う

結論から言うと、乾燥機に入れられない服がどのくらいあるかで決めるのがおすすめです。

乾燥機に入れない服が多いなら、干すゾーンは広めに残しておいたほうが安心ですよ。

反対に、ほとんどを乾燥機で乾かすなら、干すゾーンを小さくして、たたむゾーンやしまうゾーンを広くする使い方もあります。

その場合は、乾燥機を置く場所と、乾燥機のためのコンセントや設置の条件を、住宅会社と確かめておきましょう。

4帖ほどのランドリールームは、実際に使いこなせる?

4帖ほどあれば、干す・たたむ・しまうのゾーンを分けて置けることが多いです。

使いこなせるかどうかは、広さよりも、ゾーンごとに置く物を決めているかで変わります。

図面の段階で、どこに何を置くかを書き込んでおきましょう。

例えば、「入口から見て右の壁は干す、奥はたたむ、左の壁はしまう」というように、壁ごとに役割を決めると分かりやすいですよ。

よくある質問

広いランドリールームは乾きやすいですか?

広くても空気が動かなければ、乾きにくくなることがあります。サーキュレーターで風を当て、換気扇や除湿機で湿気を外へ出すと乾きやすくなります。

広いランドリールームが物置にならないためには?

干す・たたむ・しまう・家事以外のゾーンを分けて、それぞれに置く物を決めておくのがおすすめです。ゾーンに入らない物は置かない、と家族で決めておきましょう。

ランドリールームが広いと、ほかの部屋は狭くなりますか?

家全体の広さが同じなら、ランドリールームを広くしたぶん、ほかの部屋や収納が小さくなることがあります。広くする前に、図面でほかの部屋への影響を確かめてみてください。

広いランドリールームに作業机を置いてもいいですか?

置いても大丈夫ですが、干す・たたむ・しまうのゾーンを先に決めて、余った場所に置くのがおすすめです。作業机の近くにコンセントと照明があるかも確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 広いランドリールームは、干す・たたむ・しまう・家事以外のゾーンに分けて使う
  • ゾーンは洗濯の順番に並べ、壁沿いに一筆書きで動ける配置にする
  • 広いのに使いにくくなる原因は、動線が長い・乾きにくい・物置化の3つ
  • 広い部屋でもサーキュレーターと換気で空気を動かす
  • 広くする前に、ほかの部屋への影響を図面で確かめる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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