家事室とランドリールームの違い|兼ねる時の広さと使い方

家事室とランドリールームの違いと、兼ねる時の広さと使い方を解説する記事のアイキャッチ

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『家事室とランドリールームって、何が違うの?』『どっちを作ればいいの?』と、間取りの打ち合わせで迷っていませんか。

結論から言うと、家事室は洗濯以外の家事もする部屋、ランドリールームは洗濯のための部屋、と考えると分かりやすいです。

そして、兼ねる時は「洗濯のほかに何をするか」で、広さと設備が決まります。

この記事では、3つの使い方ごとに追加で要るものを表にしてお伝えします。

目次

家事室とランドリールームはどう違う?

先に結論

家事室とランドリールームに、決まった定義や広さの基準はありません。住宅会社によって呼び方も違いますが、洗濯だけの部屋か、ほかの家事もする部屋か、で分けて考えるのが一般的です。

ランドリールームは、洗濯機を置いて洗い、干して、たたんで、しまうまでを一か所でする部屋ですよね。

家事室は、そこにアイロンがけ、裁縫、書類の整理、パソコン作業など、洗濯以外の家事が加わった部屋を指すことが多いです。

比べる点ランドリールーム家事室
主な目的洗う・干す・たたむ・しまう洗濯に加えて、ほかの家事もする
置く物洗濯機、物干し、作業台、棚上の物に加えて、机、椅子、ミシン、書類棚など
呼ばれ方洗濯室、ランドリースペースなどユーティリティ、家事スペースなど
広さの考え方干す量と作業の広さで決める洗濯の広さに、ほかの作業の広さを足す

ランドリールームそのものの役割は、ランドリールームとは?でくわしく紹介しています。

呼び方より「何をするか」が大事です

打ち合わせで「家事室が欲しい」と伝えても、住宅会社によって思い浮かべる部屋が違うことがあります。

ある会社は洗濯機と物干しの部屋を、別の会社は机のある小さな書斎のような部屋を提案してくる、ということも。

呼び方ではなく、「この部屋で何をしたいか」を書き出して伝えると、提案のずれが少なくなりますよ。

例えば「洗濯機と物干しのほかに、アイロンをかける台と、家計の書類を広げる机が欲しい」と書けば、どちらの名前で呼んでも同じ部屋が思い浮かびます。

『家事室って言ったのに、机のない部屋だった』という行き違いを防ぐためにも、やりたいことを先に並べておきましょう。

洗濯専用・アイロンや裁縫・書類やパソコンの3つの使い方

家事室とランドリールームを兼ねる時は、洗濯のほかに何をするかで、3つの使い方に分けて考えるのがおすすめです。

『全部できる部屋にしたい』と思うかもしれませんが、使い方が増えるほど、広さも設備も足していく必要があるんです。

家事室とランドリールームを、洗濯専用・洗濯とアイロンや裁縫・洗濯と書類やパソコン作業の3つの使い方に分け、追加で要るものを示した図解
使い方追加で要る家具追加で要るコンセント明かりの考え方気をつけたいこと
洗濯専用作業台、棚洗濯機、除湿機、サーキュレーター用物干しと作業台が明るいか湿気を外へ出す換気
洗濯+アイロン・裁縫作業台を広めに、ミシンを置く台アイロン、ミシン用を作業台の近くに手元が影にならない明かりアイロン中に洗濯物の湿気が戻らないか
洗濯+書類・パソコン作業机、椅子、書類棚パソコン、プリンター、充電用長く座っても目が疲れにくい明かり書類や機器を湿気から離す

洗濯専用にする

洗濯のことだけに絞った、いちばんシンプルな使い方です。

広さを抑えやすく、湿気の対策にも集中できます。

アイロンや書類作業は、リビングのテーブルでするので十分、という家庭に向いています。

『せっかく作るなら何でもできる部屋に』と欲張るより、洗濯だけを気持ちよくできる部屋にしたほうが、結果的によく使われることも多いんです。

洗濯とアイロン・裁縫をする

乾いた洗濯物をたたむ作業台で、そのままアイロンをかけたり、ボタン付けをしたりする使い方です。

洗濯からアイロンまでが一続きになるので、シャツの多い家庭では片づけが早くなります。

アイロンは作業台のすぐ近くにコンセントがあると、コードが洗濯物に引っかかりにくくなりますよ。

ミシンを使うなら、出しっぱなしにするか、使う時だけ出すかも決めておきましょう。

出しっぱなしにするならミシン用の台、しまうなら棚の一段を、最初から図面に書き込んでおくと場所の取り合いになりません。

洗濯と書類・パソコン作業をする

洗濯の待ち時間に、家計の書類を整理したり、パソコンで調べものをしたりする使い方です。

「洗濯機が止まるまで、ここで子どもの学校のプリントを片づける」という使い方ができると、待ち時間が無駄になりません。

ただ、書類やパソコンは湿気を嫌うので、干す場所からは少し離して置きたいところです。

机に向かう時間が長いなら、椅子を引いた時に後ろの物干しや洗濯機に当たらないかも、図面で確かめておきましょう。

プリンターを置くなら、紙やインクのしまい場所も机の近くに作っておくと片づけやすいですよ。

兼ねると便利になりやすい家庭
  • 洗濯の待ち時間に別の作業をしたい
  • アイロンや裁縫をよくする
  • 家事の物をリビングに出しっぱなしにしたくない
分けたほうがいい家庭
  • 毎日たくさん部屋干しして湿気が多い
  • 書類やパソコン作業の時間が長い
  • 家族がひんぱんに出入りして落ち着かない

兼ねる時の広さはどう決める?

家事室とランドリールームを兼ねる時の広さは、「足し算」で考えると決めやすくなります。

広さの目安を先に決めるより、やりたい作業を積み上げるほうが、後で足りなくなりにくいんです。

広さを足し算で出す手順
  1. 洗濯1回分を干して、必要な竿の長さを測る
  2. 洗濯機と、その前で作業する広さを図面に書く
  3. たたむ作業台の大きさを決める
  4. アイロン・裁縫・書類など、追加の作業に使う机の大きさを足す
  5. 人が通る通路と、扉の動く範囲を足す

物干しの下で机に向かうと、干した洗濯物が頭に当たることがあります。

物干しと机は、壁を分けて置くと使いやすくなります。

例えば、共働きで夜に洗濯する4人家族の場合を考えてみましょう。

夜に洗濯物を干し、その横で翌日の準備や書類の整理をしたいなら、「物干しの壁」「作業台の壁」「机の壁」と3つの壁に役割を分けると、作業がぶつかりにくくなります。

反対に、机を置かずに作業台でアイロンも書類も済ませるなら、壁2つ分で足りることもあります。

使い方広さを決める時に足すもの
洗濯専用洗濯機、物干し、作業台、通路
洗濯+アイロン・裁縫上に加えて、アイロン台やミシンを広げる場所
洗濯+書類・パソコン上に加えて、机と椅子を引く場所、書類棚

広く作る場合の使い方や注意は、広いランドリールームで失敗しないためにでまとめています。

兼ねる時に決めておきたい設備

家事室とランドリールームを兼ねると、置く家電が増えるので、設備の準備も大事になります。

ここが大事なところで、コンセントや照明は、家が建った後に増やそうとすると工事が必要になるんです。

家事室とランドリールームを兼ねる時に決めておきたい、コンセント・照明・換気・机の位置を示した間取りの模式図
兼ねる時に確かめる設備
  • 洗濯機、除湿機、アイロン、パソコンなど、使う家電の数だけコンセントがあるか
  • 作業台や机の高さに合う位置にコンセントがあるか
  • 物干しと机の両方を照らせる照明か、手元に明かりを足せるか
  • 換気扇が物干しの近くにあり、机から離れているか
  • 窓から日差しが机の画面に当たらないか
よくある失敗

家事室として机を置いたのに、コンセントが洗濯機の近くにしかなく、延長コードを床にはわせることになった、ということがあります。コンセントの増設や移設は電気工事士の資格が必要なので、新築のうちに位置を決めておきましょう。

コンセント・照明・換気の決め方は、ランドリールームの設備で後悔しないためにでくわしく紹介しています。

家事室とランドリールームはどこに置く?

兼ねる部屋をどこに置くかも、使い方で変わります。

洗濯の待ち時間に料理もしたいなら、キッチンの近くに置くと、行き来が短くなりますよね。

置く場所合いやすい使い方
キッチンの近く料理と洗濯を行き来しながら、書類も片づけたい
浴室・脱衣所の近く洗濯専用に近く、脱いでから干すまでを短くしたい
リビングの近く子どもの様子を見ながら、アイロンや書類の作業をしたい

リビングの近くに置く場合は、来客から洗濯物が見えないよう、扉の位置も考えておきたいですね。

キッチンとの距離の考え方は、キッチンの近くにランドリールームでまとめています。

家事室を兼ねるランドリールームは、住宅会社によって広さや机の位置の提案が大きく違います。

新築やリフォームでランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすいですよ。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

家事室とランドリールームのよくある相談

家事室とランドリールームについて、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

室内干しの部屋にクローゼットも置くと、ジメジメしませんか?

室内干しをする部屋に、収納のクローゼットも兼ねさせたいという相談です。

換気扇や除湿機で湿気を外へ出せていれば、同じ部屋でも使えることが多いです。

ただ、毎日たくさん干す家庭では、しまってある服や書類に湿気が届きやすくなります。

同じ部屋にする時の工夫
  • 換気扇を物干しの近く、クローゼットから遠い側に付ける
  • 干している間はクローゼットの扉を閉めておく
  • 除湿機を置く場所とコンセントを用意する

家事室と脱衣場を兼ねるか、分けるか迷う

新築の間取りで、ランドリールーム(家事室)と脱衣場を一緒にするか分けるかの相談です。

結論から言うと、家事室で机の作業もしたいなら、脱衣場とは分けたほうが使いやすいことが多いです。

誰かがお風呂に入っている間は、脱衣場を兼ねた部屋では落ち着いて作業できませんよね。

洗濯専用に近い使い方なら、脱衣場と兼ねて広さを抑える選び方もあります。

家事室やランドリールームに何を置いている?工夫した点は?

家事室やランドリールームを作った人の工夫を知りたい、という相談です。

よく挙がるのは、たたむための作業台、家族別のかご、アイロン台をしまう場所、物干しの近くのサーキュレーターなどです。

『何を置くか』から考えると、必要な広さとコンセントの数も自然に見えてきますよ。

今の家で使っている家事の道具を、一度すべて床に並べて写真に撮ってみるのもおすすめです。

「これは家事室に置く」「これはリビングのまま」と分けていくと、家事室に置く物の量がはっきりして、打ち合わせでも伝えやすくなります。

よくある質問

家事室とランドリールームは同じものですか?

決まった定義はありませんが、洗濯のための部屋をランドリールーム、洗濯以外の家事もする部屋を家事室と呼ぶことが多いです。住宅会社によって呼び方が違うので、何をしたいかを伝えるのがおすすめです。

家事室とランドリールームを兼ねると、何畳くらい要りますか?

洗濯のほかに何をするかで変わります。干す量、作業台、机、通路を足し算して、住宅会社と図面で確かめてみてください。

家事室でパソコン作業をしても、湿気は大丈夫ですか?

干す場所から離して机を置き、換気扇と除湿機で湿気を外へ出せば使いやすくなります。干している間だけ別の場所で作業する、と決めておくのも一つの方法です。

家事室にはコンセントがいくつ要りますか?

使う家電の数で決まります。洗濯機、除湿機、アイロン、パソコンなどを書き出し、使う場所の近くに用意しておきましょう。

今の家に家事室を作ることはできますか?

使っていない部屋や広めの納戸があれば、机や棚を置いて家事室として使えることがあります。コンセントの増設や洗濯機の移設は専門の工事なので、工事会社に現地を見てもらって確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ランドリールームは洗濯の部屋、家事室は洗濯以外の家事もする部屋と考えると分かりやすい
  • 兼ねる時は、洗濯専用・アイロンや裁縫・書類やパソコンの3つの使い方で考える
  • 広さは、干す量・作業台・机・通路を足し算して出す
  • 使う家電の数だけコンセントを用意し、机は物干しと壁を分ける
  • 呼び方ではなく「何をしたいか」を書き出して住宅会社に伝える
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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