注文住宅でランドリールームを作る|打ち合わせで決めることと伝え方

注文住宅でランドリールームを作る時の打ち合わせと伝え方を紹介する記事のアイキャッチ

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注文住宅でランドリールームを作りたいけれど、『打ち合わせで何を伝えればいいの?』と迷っていませんか。

結論から言うと、注文住宅のランドリールームは、今の洗濯の流れを4つのメモにまとめて伝えるだけで、出てくる間取りがぐっと自分たち向きになります。

この記事では、打ち合わせで決めることの順番と伝え方、間取りプランを比べる時の見方をお伝えします。

目次

注文住宅のランドリールームは「伝え方」で仕上がりが変わります

先に結論

注文住宅は間取りを自由に決められるぶん、ランドリールームの中身も自分で伝える必要があります。「欲しい」だけでなく、困りごと・量と時間帯・干し方としまい方・置きたい設備の4つを伝えると、使いやすい形になりやすいです。

ランドリールームは、住宅会社ごとに呼び方も作り方も違います。

洗濯機の横に物干しを付けただけの所もあれば、たたむカウンターや収納までそろえた部屋もあるんです。

『ランドリールームが欲しいです』とだけ伝えると、思い描いていた形と違うプランが出てくることも。

例えば、こちらは「乾いた服をその場でしまいたい」と思っていたのに、収納がまったく無いプランが来る、ということもあります。

注文住宅の良さを生かすには、ランドリールームで何をしたいかを先に言葉にしておくのが近道です。

家づくりの段階ランドリールームで決めること後から変えやすさ
間取りの打ち合わせ置く階、広さ、隣の部屋、窓の位置着工後は変えにくい
設備の打ち合わせ換気扇、コンセント、給排水、物干しの下地工事の前なら相談しやすい
内装・家具の打ち合わせ棚、カウンター、照明、床や壁の仕上げ比較的あとからでも足せる

注文住宅だからこそ迷いやすいこと

注文住宅は、何でも選べるのが良いところですよね。

ただ、選べることが多いぶん、ランドリールームのように毎日使う場所ほど「あれもこれも」と欲張って広さが足りなくなることもあるんです。

『せっかくだから全部入れたい』と思った時こそ、4つのメモに戻って、本当に毎日使うものから順に並べてみてください。

例えば、アイロンは月に数回なら、リビングでかけても困らないかもしれません。

一方で、毎日干す物干しの本数は、足りないと毎日ストレスになります。

打ち合わせの前に、洗濯の希望を4つのメモにまとめましょう

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

打ち合わせで伝える内容を、次の4つのメモに分けておくと、話が散らかりません。

注文住宅の打ち合わせ前にまとめるランドリールームの4つのメモを示した図解

メモ1 今の洗濯の困りごと

まずは、今の家で洗濯の何がつらいかを書き出します。

『特に困っていないけど…』という方も、1週間だけ意識してみると意外と出てくるものです。

困りごとの例
  • 2階のベランダまで濡れた洗濯物を運ぶのが重い
  • 雨の日や花粉の時期に干す場所が無い
  • 部屋干しの洗濯物がリビングに並んで落ち着かない
  • 乾いた服をたたむ場所が無く、ソファに山積みになる

困りごとは、そのまま新しい家で直したいことのリストになります。

メモ2 洗濯の量と時間帯

次に、洗濯の量と時間帯です。

1日に何回洗濯機を回すか、朝か夜か、誰が担当するかを書いておきましょう。

例えば「共働きで、夜に1回まとめて回す」なら、夜に干して朝までに乾かす前提で、換気や窓を考える必要があります。

「朝に2回回して、昼は外に干したい」なら、外への出やすさも大事になってきますよね。

書くこと書き方の例打ち合わせで考えてもらえること
回す回数1日1回、週末は2〜3回物干しの本数と長さ
時間帯夜に回して朝まで部屋干し換気扇と窓の位置
担当する人夫婦で交代、子どもも手伝うカウンターの高さ、通路の幅
季節で変わること冬は全部部屋干しになる寒さと乾きやすさの対策

メモ3 干し方としまい方

3つ目は、干し方としまい方です。

部屋干しか外干しか、乾燥機を使うかどうかで、ランドリールームの広さや窓の考え方が変わります。

しまい方も大事なポイントなんです。

ハンガーに掛けたまましまいたいのか、たたんで引き出しに入れたいのかで、隣に置く収納が変わってきます。

メモ4 置きたい設備

最後に、ランドリールームに置きたい設備を書きます。

置きたい設備のメモ例
  • 天井付けの物干しを2本、壁付けの物干しを1か所
  • たたむための作業カウンター
  • 泥汚れを下洗いする洗い場
  • アイロンや乾燥機用のコンセント
  • タオルと洗剤を置く棚

設備は後から足したくなりがちですが、給排水やコンセント、物干しの下地は工事の前に決めておくほうが安心です。

設備の決め方はランドリールームの設備で後悔しないための決め方で詳しくまとめています。

打ち合わせで決めることを順番に見ていきましょう

4つのメモができたら、いよいよ打ち合わせです。

ランドリールームは、大きなことから順に決めていくと迷いにくくなります。

注文住宅のランドリールームを決める順番
  1. ランドリールームを置く階を決める(1階か2階か)
  2. 隣につなげる部屋を決める(浴室・脱衣所・クローゼット・キッチンなど)
  3. 広さを決める(干す量としまう量から考える)
  4. 窓と換気扇の位置を決める
  5. 洗濯機の置き場所と給排水の位置を決める
  6. コンセント・照明・物干しの下地を決める
  7. 棚・カウンターなどの収納を決める

上の3つまでは、家全体の間取りに関わるので、早い段階で話しておきたいところです。

置く階と隣の部屋は、家族の動き方で決める

ランドリールームを1階にするか2階にするかは、寝室やクローゼットの場所と一緒に考えます。

例えば、家族の服を1階のファミリークローゼットにまとめるなら、ランドリールームも1階が合いやすいです。

寝室とクローゼットが2階にあるなら、2階にランドリールームを置くと「干す・しまう」が短くなります。

間取りの考え方はランドリールームの間取りの考え方も参考にしてみてください。

隣にどの部屋をつなげるかで、ランドリールームの使い方も変わってきます。

隣につなげる部屋楽になること打ち合わせで確かめたいこと
浴室・脱衣所脱いだ服をすぐ洗える入浴の時間と洗濯の時間が重ならないか
ファミリークローゼット乾いた服をすぐしまえる湿気が服にこもらない工夫
キッチン料理と洗濯を同時に進められる生活音やにおいが気にならないか
外に出られる勝手口やデッキ晴れた日に外干しができる雨の日の取り込みやすさ

全部をつなげることはできないので、4つのメモの中で一番困っていることを解決してくれる部屋を優先してみてください。

広さは「足し算」で考える

広さは「何畳あれば正解」というものがありません。

干す場所、たたむ場所、しまう場所、洗濯機の前に立つ場所を足していく考え方がおすすめです。

広さの確かめ方

今の洗濯1回分を干した竿の長さを測っておくと、物干しが何本必要か分かります。最終的な寸法は、住宅会社と図面で、洗濯機は機種の寸法図で確かめておきましょう。

間取りの打ち合わせでの伝え方

伝える時は、設備の名前よりも「場面」で話すと伝わりやすいです。

「夜に洗濯して、朝までに乾かしたいんです。窓と換気扇はどこがいいですか」

「乾いたら、たたまずにハンガーのままクローゼットに移したいです」

こんなふうに話すと、住宅会社も理由を添えて提案しやすくなります。

窓と換気扇は「湿気の逃げ道」で考える

部屋干しをするランドリールームは、湿気がこもりやすい部屋です。

窓があれば十分、と考えがちですが、夜や雨の日は窓を開けられないことも多いですよね。

窓と換気で伝えておきたいこと
  • 洗濯物を干す時間帯(夜か昼か)
  • 雨の日や冬も部屋干しにするか
  • 除湿機やサーキュレーターを置くか
  • 窓を開けて風を通したいか、防犯のため開けたくないか

これを伝えておくと、窓の位置や換気扇の有無を、暮らしに合わせて提案してもらいやすくなります。

洗濯機の置き場所は、扉の向きまで決めておく

ドラム式の洗濯機を置くなら、扉が左右どちらに開くかで使い勝手が変わります。

扉を開けた時に、干す場所の側から洗濯物を取り出せる向きだと、移動が少なくて済むんです。

置きたい機種が決まっていれば、取扱説明書や寸法図を打ち合わせに持っていきましょう。

給水の蛇口と排水口の位置、搬入する時の通り道も、図面で一緒に確かめておくと安心です。

注文住宅のランドリールームの間取りプランを比べる見方

プランが届いたら、見た目の印象だけで決めず、4つのメモと照らし合わせてみましょう。

『どれも良さそうに見えて決められない』という方も多いはずです。

比べる時の見方

間取り図に「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の6地点を書き込み、線で結んでみます。線が短く、行ったり来たりが少ないプランほど、毎日の洗濯が楽になります。

プランを比べる時のチェック表

見るところ確かめることメモとの対応
洗濯動線6地点を結んだ線の長さ、行き止まりがないか困りごと
物干し本数と長さ、下地が入るか量と時間帯
窓と換気湿気が抜ける位置か、夜も換気できるか量と時間帯
収納しまう場所との距離、ハンガー置き場干し方としまい方
設備コンセント、洗い場、給排水の位置置きたい設備
費用の内訳標準で入るもの、追加になるもの置きたい設備

費用の内訳の見方はランドリールームの費用の決まり方で詳しく紹介しています。

注文住宅のランドリールームの間取りプランを、洗濯動線・物干し・窓と換気・収納・設備で比べるチェックの図解

1社のプランだけで決めず、複数のプランを並べてみる

注文住宅のランドリールームは、会社によって提案がかなり違います。

同じ4つのメモを渡しても、ある会社は2階に、別の会社は1階に置く、ということも珍しくありません。

だからこそ、間取りプランを1社だけで決めず、2〜3社のプランや見積もりを並べて比べるのがおすすめです。

複数のプランで比べたいこと
  • 洗濯動線の長さと、行き止まりがないか
  • ランドリールームの広さと、物干しの本数
  • 換気扇と窓の数・位置
  • 収納の量と、しまう場所までの距離
  • 物干しやコンセントが標準か、追加の費用になるか

比べてみると、「うちは動線の短さがいちばん大事だった」のように、自分たちの優先順位も見えてきます。

相談先の選び方や、複数のプランを同じ物差しで比べる手順は、ランドリールームのある家づくりの相談先と間取りプランの比べ方で詳しくまとめています。

もちろん、今の住まいで洗濯の工夫を重ねて、ランドリールームを作らないと決めるのも立派な選択です。

ランドリールームのある注文住宅を考えているなら、複数の住宅会社の間取りプランを見比べると、自分たちに合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

打ち合わせで後悔しないために気をつけたいこと

打ち合わせが進むと、決めることが多くて、ランドリールームの話が後回しになりがちです。

ここでは、よくあるつまずきと、その防ぎ方を紹介します。

よくある失敗

間取りが決まった後に「物干しを付けたい」「コンセントを足したい」と伝えたら、下地や配線の都合で思った位置に付けられなかった、というケースです。設備の希望は、間取りの打ち合わせの段階でメモ4として伝えておきましょう。

決めたことは打ち合わせメモに残す

打ち合わせの内容は、その日のうちにメモにしておきましょう。

注文住宅のランドリールームについて決めたことを打ち合わせメモに残すイメージ写真

ランドリールームなら、物干しの位置、コンセントの数と高さ、換気扇の位置など、細かい数字が出てくることも多いです。

打ち合わせメモに書くこと書き方の例
決まったこと天井付け物干しを窓側に2本
宿題になったこと乾燥機を置くかどうか、次回までに決める
費用の話物干しは標準、洗い場は追加
次回に聞くこと換気扇は24時間換気と別に付くか

『言ったはずなのに図面に入っていない』ということを防げますよ。

契約後の変更は早めに相談する

契約後に間取りや設備を変えたくなることもありますよね。

変更できるかどうか、追加の費用がかかるかどうかは、会社や工事の進み具合によって違います。

気づいた時点で早めに相談し、変更の内容と費用を書面で確かめておくと安心です。

家族の意見をそろえておく

ランドリールームは、使う人によって欲しいものが違います。

「たたむ場所が欲しい」「アイロンをかけたい」「とにかく干す場所を広く」など、家族で意見が分かれることも。

打ち合わせの前に、4つのメモを家族で見せ合っておくと、その場で慌てずに済みます。

モデルハウスや見学会で確かめておきたいこと

注文住宅の打ち合わせ中に、モデルハウスや完成見学会に行く機会もありますよね。

ランドリールームは、写真で見るより実際に立ってみたほうが、広さや明るさが分かりやすい部屋です。

見学の時に確かめたいこと
  • 洗濯機の前に立って、扉を開けても窮屈でないか
  • 物干しに手が届く高さか、竿を外せるか
  • 窓や換気扇がどこにあり、昼間の明るさはどうか
  • たたむカウンターの高さが、自分の腰に合っているか
  • 収納までの距離が、何歩くらいか

気に入った所はスマホで写真を撮り、メモ4に「見学会で見たこの形」と書き足しておくと、打ち合わせで伝えやすくなります。

注文住宅のランドリールームでよくある相談

注文住宅でランドリールームを考える方から、よく寄せられる相談を要約してご紹介します。

洗面台・脱衣室・ランドリールームを3つに分けてもいい?

最近は洗面台と脱衣室を分ける家が増えていて、さらにランドリールームも別に作り、3つに分けたいという相談です。

『分けすぎると、かえって使いにくい?』と気になりますよね。

3つに分ける良いところ
  • 家族が入浴中でも洗面台が使える
  • 洗濯の作業を誰にも気をつかわずにできる
  • 来客が洗面台を使っても生活感が出にくい
気をつけたいところ
  • 部屋の数が増え、そのぶん広さが要る
  • 扉や通路が増え、移動が長くなることもある
  • 換気や照明、暖房を部屋ごとに考える必要がある

分けるかどうかは、洗濯と入浴の時間が重なるかで考えると決めやすいです。

洗面所との関係は洗面所とランドリールームは分ける?兼ねる?で詳しく比べています。

脱衣所を兼ねた小さめのランドリールームで足りる?

脱衣所を兼ねて、正方形に近い小さめの広さでランドリールームをまかなえるか、という相談です。

結論から言うと、干す量と、脱衣所として使う時間が重なるかどうかで変わります。

例えば、家族が少なく、洗濯を朝に済ませる家なら、兼用の小さめの部屋でも十分使えることがあります。

反対に、夜に部屋干しした洗濯物がお風呂の時間までぶら下がっていると、脱衣所として使いにくくなることも。

メモ2の「時間帯」を見返して、住宅会社に図面で確かめてもらいましょう。

干す場所に服の収納があると、湿気が気にならない?

洗濯物を干す場所に、タンスやラックなどの服の収納を置くと湿気が気になる、という相談です。

干してすぐしまえるのは便利ですが、部屋干しの湿気が服にこもらないかは心配ですよね。

考え方

湿気が気になる時は、収納を扉付きにする、干す場所と収納の間を少し離す、換気扇や除湿機で湿気を外に出す、といった工夫があります。湿気がこもるとカビの原因にもなりやすいので、換気の計画と一緒に住宅会社に相談してみてください。

よくある質問

注文住宅のランドリールームは、いつ住宅会社に伝えればいいですか?

間取りの打ち合わせが始まる前がおすすめです。置く階や隣の部屋は家全体の間取りに関わるので、最初の段階で4つのメモを渡しておくと反映されやすくなります。

ランドリールームの広さは、どうやって決めればいいですか?

干す場所、たたむ場所、しまう場所、洗濯機の前に立つ場所を足して考えます。今の洗濯1回分を干した竿の長さを測っておくと、住宅会社と話しやすくなります。

注文住宅のランドリールームの間取りは、何社くらいで比べればいいですか?

2〜3社が比べやすい数です。同じ4つのメモを渡して、洗濯動線や設備を同じ物差しで並べてみてください。

ランドリールームを作るか、まだ迷っています。

迷っている時は、今の洗濯の困りごとが、ランドリールームで解決するものかどうかを見てみましょう。洗面所を少し広げる、浴室乾燥を使うなど、別の方法で足りることもあります。

打ち合わせで言いそびれたことがあったら、どうすればいいですか?

気づいた時点で、早めに担当者に伝えましょう。設備や下地は工事が進むほど変えにくくなるので、変更の内容と費用を書面で確かめておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 注文住宅のランドリールームは、何をしたいかを伝えるほど使いやすくなる
  • 困りごと・量と時間帯・干し方としまい方・置きたい設備の4つをメモにする
  • 置く階、隣の部屋、広さ、窓と換気、設備、収納の順に決める
  • 間取りプランは6地点を線で結び、2〜3社を同じ物差しで比べる
  • 決めたことは打ち合わせメモに残し、変更は早めに相談する

ランドリールームでできることをもう一度確かめたい方は、ランドリールームとは?できることと家づくりで決めておきたいことも読んでみてください。

ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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