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平屋を建てるなら、洗濯は全部1階で済ませたいですよね。『でも、ランドリールームをどこに置けばいいのか分からない』という方も多いはずです。
結論から言うと、平屋のランドリールームの間取りは「家のどこに置くか」で使い心地の大半が決まります。浴室・寝室・外干しの場所までの距離を、置き場所ごとに比べて選ぶのが近道です。
この記事では、平屋ならではの置き場所の選び方と、家事動線を短くする組み方を順にお伝えします。
平屋のランドリールームは「置き場所」から考えましょう
平屋は上下の移動がないぶん、洗濯の流れを1つの階にまとめやすい家です。その良さを生かせるかどうかは、ランドリールームを家の真ん中・北側・庭側のどこに置くかで変わります。
2階建てなら、洗濯を1階でするか2階でするかで迷いますよね。
平屋の場合は階で迷わない代わりに、「家の中のどの位置か」が大事になるんです。
平屋は横に広がる家なので、置き場所によっては浴室や寝室まで意外と距離ができることもあります。
ランドリールームのある平屋の良いところ・気になるところ
ランドリールームのある平屋を考える時は、先に良い点と気になる点を並べておくと判断がぶれません。
- 洗う・干す・しまうを階段なしでつなげられる
- 浴室や寝室との距離を間取りで短くしやすい
- 庭に出て外干しする動きも作りやすい
- 家族の誰でも洗濯を手伝いやすい
- 家の真ん中は窓が取りにくく、暗くなりやすい
- 横に長い家だと、端の部屋まで歩く距離が延びる
- 同じ広さなら2階建てより広い敷地が要る
- 部屋を足すぶん、ほかの部屋の広さとの取り合いになる
平屋は家の中心部に窓が取りにくいので、日当たりと風通しの工夫が要る、という点はよく言われます。
ランドリールームは湿気が出る部屋なので、この点が置き場所選びに直接かかわってきます。
「平家」と書いても考え方は同じです
間取りを調べていると、平屋の「平家」という書き方を見かけることもありますよね。
どちらも1階建ての住宅のことで、ランドリールームの間取りの考え方は変わりません。
家の真ん中・北側・庭側、どこに置くのが合う?
『結局、うちはどこに置けばいいの?』という疑問に答えるために、平屋でよくある3つの置き場所を比べてみます。
ここがこの記事でいちばん大事なところです。
| 置き場所 | 外干しの場所まで | 寝室まで | 浴室まで | 日当たり・風 | 向いている家 |
|---|---|---|---|---|---|
| 家の真ん中 | 遠くなりやすい | どの部屋にも近い | 隣に置きやすい | 窓が取りにくい | 室内干し中心の家 |
| 北側 | 庭が南なら遠い | 寝室も北側なら近い | 水まわりと並べやすい | 日は入りにくいが光は安定 | 浴室・洗面を北にまとめる家 |
| 庭側(南や東) | すぐ出られる | 間取り次第 | 離れることがある | 明るく風も通しやすい | 外干しもしたい家 |

家の真ん中に置く場合
家の真ん中に置くと、寝室・浴室・リビングのどこからも近くなるんです。
家族の部屋が四方に散らばる平屋では、この「どこからも近い」は大きな利点ですよね。
ただ、外に面する壁がないことが多いので、窓が付けにくくなります。
換気扇や除湿機、サーキュレーターで湿気を逃がす前提で考えておきましょう。
北側に置く場合
北側は、浴室・洗面・トイレなど水まわりをまとめることが多い場所です。
ランドリールームも並べると、給水や排水の配管をまとめやすくなります。
直射日光は入りにくいものの、室内干しは日光より風と湿気の扱いで乾き方が決まります。
冬に冷えやすい点だけは、窓の性能や暖房の方法を住宅会社に確かめておくと安心です。
庭側に置く場合
庭側に置くと、掃き出し窓や勝手口からすぐに外干しへ出られます。
『晴れた日は外に干したい』という家には、いちばん気持ちよく使える置き場所かもしれません。
その代わり、日当たりの良い庭側はリビングや寝室にも使いたい場所なので、取り合いになりやすいんです。
庭やデッキへの出入口と、道路や隣の家からの視線も一緒に確かめておきましょう。
3つのどれか1つに決めなくても大丈夫です。例えば「北側の浴室の隣に置き、庭側へ抜ける短い通路を作る」のように、組み合わせる間取りもよくあります。
洗濯のしかたで置き場所を絞り込みましょう
表を見ても決めきれない時は、今の洗濯のしかたから逆に考えてみてください。
『外に干すのは週末だけかな』『夜に回して部屋干しがほとんど』のように、家族ごとに答えはかなり違うはずです。
| 今の洗濯のしかた | 合いやすい置き場所 | 一緒に決めたいこと |
|---|---|---|
| ほぼ毎日、夜に洗って室内干し | 家の真ん中・北側 | 換気扇と除湿機の置き場 |
| 晴れた日は外干し、雨の日は室内干し | 庭側、または北側から庭へ抜ける形 | 庭への出入口と物干し場所 |
| 乾燥機を使い、干す量は少なめ | 浴室の隣ならどこでも | 乾燥機の置き場と排気 |
| 家族が多く、1日に何回も洗う | 家の真ん中 | たたむ作業台と、しまう場所の広さ |
例えば、共働きで夜に洗濯する家なら、日当たりより「浴室からすぐ」「換気しやすい」ことのほうが効いてきます。
反対に、日中に家にいて外干しが好きな家なら、庭側の明るさを優先する価値があります。
敷地の形によっても選べる場所は変わります
平屋は横に広がるぶん、敷地の形や道路の向きの影響を受けやすい家です。
例えば、南側が道路に面した敷地では、庭側に置くと洗濯物が道路から見えやすくなることもあります。
細長い敷地なら、家も細長くなり、端から端までの距離が延びがちです。
その場合は、ランドリールームを家の中ほどに置いて、どちらの端の部屋からも歩く距離をそろえる考え方が合います。
家事動線を短くする平屋の間取りの組み方
置き場所の候補が決まったら、次は洗濯の流れでつないでいきます。
家事動線の良い間取りのランドリールームにしたいなら、平屋でも考え方の基本は同じです。
洗濯は「脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」の6つの地点を行き来する家事ですよね。
この6地点が近いほど、毎日の移動が短くなります。
- 間取り図をコピーし、洗濯の6地点に印を付ける
- 6地点を、洗濯の順番どおりに線で結ぶ
- 線がリビングや玄関を横切っていないかを見る
- 外干しをするなら、庭へ出る線も書き足す
- いちばん長い線を見つけ、短くできる配置を考える

実際に線を引いてみると、しまう場所だけ家の反対側にある、といった遠回りがすぐ見つかります。
家事動線全体の考え方は、家事動線の良い間取りとランドリールームで詳しく紹介しています。
しまう場所をどこに置くか
平屋で動線が延びやすいのは、実は「たたむ・しまう」の部分なんです。
洗って干すまではランドリールームで済んでも、しまう場所が各寝室に分かれていると、家の端まで歩くことになります。
- 家族の普段着とタオルを、ランドリールームの近くにしまえるか
- ファミリークローゼットをランドリールームの隣に置けるか
- 各寝室にしまう服は、季節の服やよそゆきに絞れるか
- たたむ作業台を、干す場所としまう場所の間に置けるか
家族の人数や部屋数で、しまう場所の考え方は変わってきます。
夫婦2人の小さな平屋なら平屋2LDKのランドリールームの間取り、子どもがいる家なら平屋3LDKのランドリールームの間取りや平屋4LDKのランドリールームの間取りも参考にしてみてください。
回れる動線にするかどうか
平屋では、ランドリールームの出入口を2か所にして、ぐるりと回れる間取りにすることもあります。
例えば、脱衣所側とファミリークローゼット側の両方から入れる形です。
ただ、出入口を増やすと壁が減り、物干しや棚を付ける場所も減ります。
『回れるほうが便利そう』と感じても、壁の量とのバランスで決めておきましょう。
例えばこんなつなぎ方があります
共働きで夜に洗濯する4人家族の平屋を考えてみます。
北側に浴室・脱衣所・ランドリールーム・ファミリークローゼットを一列に並べると、入浴後に脱いで洗い、そのまま干して、翌朝たたんで隣にしまう流れが一直線になります。
住宅会社に伝える時は、こんなふうに言うと伝わりやすいですよ。
「夜に洗って室内干しし、朝にたたんでしまいます。脱衣所からクローゼットまで、廊下に出ずに行ける形にしたいです」
作業の順番と時間帯をセットで伝えると、置き場所の提案もぶれにくくなります。
平屋のランドリールームで決めておきたい広さ・窓・換気
置き場所と動線が決まったら、部屋の中身を詰めていきます。
ここで迷いやすいのが、広さと窓、換気ですよね。
広さは「使い方の足し算」で考えます
ランドリールームの広さには決まった基準がありません。
何畳と決め打ちするより、そこでする作業を足していくほうが、ちょうどいい広さに近づきます。
| する作業 | 必要になるスペース | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 洗う | 洗濯機と扉を開ける前の空間 | 機種の寸法図で確かめる |
| 干す | 竿の長さと、洗濯物の下を通れる空間 | 今の1回分を干して竿の長さを測る |
| たたむ | 作業台やカウンター | 今たたんでいる場所の広さを測る |
| しまう | 棚・ハンガーパイプ | 家族の普段着の量を数える |
| 下洗い | 深い流し(スロップシンク) | 泥汚れの洗濯が多いかで判断 |
平屋は部屋を広げると、そのぶん家全体の面積や敷地にも響きます。
延床面積が限られる平屋の配分は、25坪の平屋にランドリールームは作れる?で考え方を紹介しています。
窓と換気は置き場所とセットで決めましょう
家の真ん中に置くなら、窓より換気扇と除湿機が主役になります。
北側や庭側に置くなら、窓を2か所付けると空気が通りやすくなるんです。
- 換気扇の位置が、干す場所の近くになっているか
- 除湿機やサーキュレーターを置く場所とコンセントがあるか
- 窓を付けるなら、2か所開けて風が通る向きか
- 外から洗濯物が見えない高さや窓ガラスになっているか
- 24時間換気の給気口・排気口の位置と、干す場所が重なっていないか
湿気がこもると結露しやすく、カビの原因にもなりやすいので、換気の計画は早めに伝えておくと安心です。
平屋は屋根が近いぶん、天井の高さや形を工夫できる家もあります。
天井付けの物干しを考えているなら、取り付ける位置に下地を入れてもらえるかを、この段階で一緒に確かめておきましょう。
家の真ん中に窓のないランドリールームを作ったのに、換気扇やコンセントの位置を後回しにしてしまう例があります。家具や除湿機を置いてからコンセントが遠いと気付いても、増設には電気工事士の工事が要ります。間取りの段階で決めておきましょう。
住宅会社の間取りプランはこう比べましょう
平屋のランドリールームは、置き場所の選び方が会社や設計する人によってかなり違います。
同じ要望を伝えても、真ん中に置く案が出てくることもあれば、庭側に置く案が出てくることもあるんです。
1社の案だけで決めないほうがいい理由
『最初にもらったプランで十分かも』と思う方もいるはずです。
ただ、1つの案だけを見ていると、ほかにどんな置き場所があり得たのかが分かりません。
間取りプランを1社だけで決めず、2〜3社のプランや見積もりを並べて比べると、自分の家に合う置き場所が見えやすくなります。
すでに建っている家をリフォームする場合も同じで、複数の工事会社の提案を比べると考え方の違いが分かります。
| 比べる点 | プランで見るところ | 見積もりで見るところ |
|---|---|---|
| 洗濯動線 | 6地点を結んだ線の長さ | 回遊にするための扉や通路の扱い |
| ランドリールームの広さ | 干す・たたむ・しまうが入るか | 広さを足した時の変わり方 |
| 換気と窓 | 置き場所に合った窓・換気扇の位置 | 換気扇や窓が標準かオプションか |
| 収納 | 棚・ハンガーパイプ・ファミリークローゼットの位置 | 造作の棚がどこまで入っているか |
| 設備 | コンセント・給排水・物干しの下地 | 物干しや下地の補強が見積もりに入っているか |
比べる時は、同じメモを各社に渡して、同じ物差しで見るのがコツです。
「夜に洗濯して朝たたむ」「外干しは週末だけ」のように、洗濯の時間帯をメモに書いておくと、会社ごとの提案の違いがはっきりします。
相談先の選び方や、プランと見積もりの比べ方はランドリールームのある家づくりの相談先でまとめています。
今の平屋で工夫するという選び方もあります
すでに平屋に住んでいて、洗濯の動線に困っている方もいますよね。
その場合、新しくランドリールームを作る前に、今の家でできる工夫から試してみるのも立派な選び方です。
- 脱衣所に突っ張り式のポールやスタンドを置き、干す場所を作る
- 使っていない部屋を、室内干しとたたむ場所に回す
- 普段着とタオルだけ、洗濯機の近くの棚にしまう
- サーキュレーターや除湿機で、乾くまでの時間を縮める
工夫しても動線の長さが残る時に、リフォームで部屋をつなぎ直すかを考えれば十分です。
コンセントの増設や給排水の移設が必要になる工事は、資格を持つ人や専門の工事会社に任せましょう。
急いで決めず、今の家の工夫と、複数社の提案を比べてから選んでみてください。
ランドリールームドットコム
ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか
同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。
相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。
平屋のランドリールームについてのよくある相談
ここでは、平屋のランドリールームについてよく見かける相談を、要約してお答えします。
相談1:ランドリールーム兼脱衣室は2畳だと狭い?
家を建てる時にランドリールーム兼脱衣室を2畳くらいで考えているけれど、狭くないか心配、という相談はとても多いです。
結論から言うと、2畳で足りるかどうかは、そこで「何をするか」で決まります。
脱ぐ・洗う・干すまでなら工夫次第で収まることもありますが、たたむ・しまうまで入れると窮屈になりやすいんです。
脱衣室と兼ねる場合は、入浴中に洗濯の作業ができない時間ができます。家族の入浴時間と洗濯の時間がぶつかるなら、たたむ・しまうは隣のファミリークローゼットに逃がすなど、作業を分ける間取りも考えてみてください。
相談2:平屋の間取り診断で、ランドリールームの位置を見てほしい
平屋の間取りを考えていて、ランドリールームの位置がこれでいいのか見てほしい、という相談もよくあります。
こうした相談では、外干しの場所や寝室までの距離が長くなっていないか、という点がよく話題になります。
まずは先ほどの手順で、6地点を線で結んでみるのがおすすめです。
いちばん長い線がどこかが分かれば、相談する時も「この線を短くしたい」と具体的に伝えられます。
もう1つ見ておきたいのが、ランドリールームとリビングの位置関係です。
リビングを通らないと洗濯物を運べない間取りだと、来客時に洗濯物が目に入りやすくなります。
相談3:ランドリールームの換気扇は止めてもいい?
新築した平屋で、トイレやランドリールームの換気扇を止めてもいいか迷っている、という相談もあります。
換気扇は、湿った空気を外へ出すための大事な設備です。
特に窓のないランドリールームでは、止めると湿気がこもりやすくなります。
止めるかどうかは自己判断せず、住宅会社の説明や取扱説明書で、換気の計画がどうなっているかを確かめてみてください。
よくある質問
平屋のランドリールームはどこに置くのがいいですか?
室内干しが中心なら家の真ん中、水まわりを北側にまとめるなら北側、外干しもしたいなら庭側が向いています。浴室・寝室・外干しの場所までの距離を比べて選んでみてください。
平屋のランドリールームは何畳あればいいですか?
決まった基準はありません。洗う・干す・たたむ・しまうのうち、どこまでその部屋でするかを足していくと、必要な広さが見えてきます。
家の真ん中のランドリールームは乾きにくいですか?
窓が付けにくいぶん、換気扇や除湿機、サーキュレーターを使える計画が大事です。風を当てて湿気を外へ出せば、窓がなくても乾かしやすくなります。
平屋でファミリークローゼットは必要ですか?
家族の部屋が離れている平屋では、普段着をまとめてしまえる場所があると、しまうための移動が短くなります。必須ではないので、しまう服の量と部屋の配置で考えてみてください。
間取りプランは何社くらい比べればいいですか?
2〜3社くらいのプランを同じ物差しで比べると、置き場所や動線の違いが分かりやすくなります。洗濯の時間帯などを書いたメモを各社に同じように渡しておくと比べやすいです。
まとめ
- 平屋のランドリールームは、家の真ん中・北側・庭側のどこに置くかで使い心地が変わる
- 置き場所ごとに、外干し・寝室・浴室までの距離と日当たりを比べて選ぶ
- 間取り図に洗濯の6地点を書き、線で結んで遠回りを見つける
- 平屋で延びやすいのは「しまう」までの距離なので、しまう場所を近くに置く
- 間取りプランは2〜3社を同じ物差しで比べると、自分の家に合う形が見つかりやすい





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