当サイトの記事は編集部が国土交通省・住宅リフォーム・紛争処理支援センターなど公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に家づくり・リフォームの相談サービスへの案内(広告)を含みます。
子どもが2人いる4人家族だと、毎日の洗濯の量もなかなか多いですよね。『平屋の3LDKにランドリールームを入れたいけれど、どこに置けばいいの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、平屋の間取りで3LDKにランドリールームを入れる時は、まず家の骨組みを決めると置き場所が自然に絞れます。
この記事では、平屋3LDKを3つの骨組みに分けて、子ども部屋・主寝室・浴室とのつながり方を比べていきます。
平屋3LDKのランドリールームは「家の骨組み」から考えます
平屋3LDKは、LDKと3つの個室、水まわりをどうつなぐかで骨組みが分かれます。骨組みが決まると、ランドリールームを置ける場所と、子ども部屋・主寝室への距離がほぼ決まります。
3LDKは、リビング・ダイニング・キッチンのほかに個室が3つある間取りですよね。
4人家族なら、主寝室と子ども部屋2つ、という使い方がよくある形です。
ここにランドリールームを足すと、部屋どうしの取り合いが起きやすいんです。
『ランドリールームを広くしたら、子ども部屋が狭くなった』という悩みも、骨組みを先に考えると避けやすくなります。
3LDKの平屋で洗濯にかかわる部屋
まずは、洗濯にかかわる部屋を書き出しておきましょう。
| 部屋 | 洗濯との関係 | 決めておきたいこと |
|---|---|---|
| 浴室・脱衣所 | 脱ぐ・洗う | ランドリールームと兼ねるか分けるか |
| ランドリールーム | 洗う・干す・たたむ | 広さと換気 |
| ファミリークローゼット | しまう | 作るかどうか、誰の服を入れるか |
| 主寝室 | しまう(大人の服) | ランドリールームからの距離 |
| 子ども部屋2つ | しまう(子どもの服) | 子どもが自分でしまえる距離か |
| LDK | 通り道になりやすい | 洗濯物を持って横切らないか |
平屋全体の置き場所の考え方は、平屋のランドリールームの間取りで詳しく紹介しています。
この記事では、3LDKならではの「部屋が3つある家のつなぎ方」に絞ってお伝えしますね。
LDK中心型・廊下型・回遊型で比べてみましょう
平屋3LDKの骨組みは、大きく分けると次の3つです。
ここがこの記事でいちばん大事なところなので、表でじっくり見てみてください。
| 骨組み | 間取りの形 | ランドリールームの置き場所 | 子ども部屋まで | 主寝室まで | 浴室まで |
|---|---|---|---|---|---|
| LDK中心型 | LDKを真ん中に置き、まわりに個室と水まわりを配置 | LDKの片側に水まわりと並べる | LDKを横切ることがある | 水まわり側なら近い | 隣に置きやすい |
| 廊下型 | 廊下の両側に個室と水まわりを並べる | 廊下の途中、個室の近く | 廊下で近い | 廊下で近い | 並べやすい |
| 回遊型 | 水まわりと収納をぐるりと回れるようにつなぐ | 回る動線の途中 | 出入口次第で近い | 出入口次第で近い | 隣に置きやすい |

LDK中心型:家族が集まりやすい骨組み
LDK中心型は、廊下を短くしてLDKを広く取りやすい骨組みです。
子どもの様子が見えやすいので、小さな子どもがいる家に選ばれることが多いですよね。
ただ、ランドリールームが家の片側、子ども部屋が反対側にあると、LDKを横切って洗濯物を運ぶことになります。
ランドリールームとファミリークローゼットを水まわり側にまとめ、子どもの普段着もそこにしまう形にすると、横切る回数を減らせます。
廊下型:個室どうしの距離がそろう骨組み
廊下型は、個室と水まわりを廊下に沿って並べる骨組みです。
ランドリールームを廊下の途中に置くと、主寝室にも子ども部屋にも同じくらいの距離で行けるんです。
その代わり、廊下のぶん面積を使うので、ランドリールームやLDKの広さとの取り合いになります。
廊下に面した壁に、たたんだ服を一時置きできる棚を付けておくのも手ですよ。
回遊型:行き止まりをなくす骨組み
回遊型は、脱衣所・ランドリールーム・ファミリークローゼット・キッチンなどをぐるりと回れるようにつなぐ骨組みです。
朝の身支度で家族4人が同時に動いても、すれ違いやすいのが良いところです。
ただし、出入口が増えるぶん壁が減り、棚や物干しを付ける場所も減ります。
回遊動線の組み方は、回遊動線の間取りにランドリールームを組み込むで詳しく紹介しています。
例えばこんな家なら、こんな骨組み
骨組みを選ぶ時は、家族の暮らし方に当てはめてみると答えが出やすいです。
共働きで夜に洗濯する4人家族なら、浴室・ランドリールーム・ファミリークローゼットをひと続きにできる回遊型や廊下型が合いやすいです。
日中に家で過ごす時間が長く、子どもの様子を見ながら家事をしたい家なら、LDK中心型でランドリールームをキッチンの近くに置く形も考えられます。
『LDKは広くしたいけれど、洗濯物を持って横切るのは嫌』という方は、LDK中心型の中に、水まわり側だけの短い通路を作る折衷案もありますよ。
どの骨組みが正解、ということはありません。敷地の形や道路の向き、LDKをどれくらい広くしたいかでも変わるので、3つを候補にして住宅会社と話してみてください。
家族4人の洗濯量と時間帯から考えましょう
骨組みの候補ができたら、次は家族の洗濯のしかたを当てはめてみます。
『4人分って、どれくらい干せればいいんだろう』という方も多いですよね。
実は、広さを決める前に「1回の量」と「洗う時間帯」をつかんでおくと、あとの話がぐっと楽になるんです。
- 今の洗濯1回分を干してみて、竿が何本分要るかを測る
- 1日に何回洗濯機を回すかを書く
- 洗う・干す・取り込む・たたむを、誰が何時にするかを書く
- 子どもの服を、誰がどこにしまうかを書く
- 部活や外遊びで、泥汚れの下洗いがあるかを書く
書き出したメモは、そのまま住宅会社への希望として渡せます。
子どもの成長で洗濯は変わっていきます
3LDKの平屋は、子どもが小さい時から大きくなるまで長く住む家ですよね。
今の洗濯だけでなく、数年先の洗濯も少し想像しておくと、後から困りにくくなります。
| 子どもの時期 | 洗濯の変化 | ランドリールームで考えておきたいこと |
|---|---|---|
| 小さい時期 | 着替えが多く、汚れ物も多い | 下洗いの場所、親がすぐ手を伸ばせる収納 |
| 小学生の時期 | 体操服や上履きなど洗う物が増える | 深い流し、子どもが自分で出し入れできる棚 |
| 中高生の時期 | 部活の服など量が増え、時間帯もずれる | 干す場所の余裕、夜に洗っても乾く換気 |
| 独立した後 | 量が減り、子ども部屋が空く | 空いた部屋を収納や趣味に回せるか |
泥汚れが多い家なら、スロップシンクのような深い流しをランドリールームに置くかも考えておきましょう。
例えば、夕方に体操服を下洗いして、夜に洗濯機へ入れる流れがあるなら、流しと洗濯機は隣同士が使いやすいです。
朝の身支度が重なる時間も見ておきましょう
4人家族の平屋で意外と見落としやすいのが、朝の身支度の時間です。
洗面台で歯みがき、脱衣所で着替え、ランドリールームで洗濯機を回す、という動きが同じ時間に重なることがあるんですよね。
- 洗面台とランドリールームの入口が、同じ狭い通路に面していないか
- 着替えをする場所と、洗濯物を干す場所がぶつからないか
- 家族2人が同時に通れる幅が、通路や扉の前にあるか
- 朝に洗濯機を回すなら、音が寝室に響きにくい位置か
洗面台を独立させる、脱衣所と分ける、回遊型にする、といった工夫は、この朝の重なりを減らすためのものでもあります。
どれを選ぶかは、家族が朝に何時ごろ、どこで支度をするかを書き出してから決めると迷いにくいです。
子ども部屋と主寝室へのしまい方を決めましょう
平屋3LDKで動線が延びやすいのは、洗ったあとの「しまう」部分です。
子ども部屋が2つ、主寝室が1つと、しまう場所が3か所に分かれるからなんです。
ファミリークローゼットに寄せるか、各部屋に分けるか
『子どもには自分の部屋で服を管理してほしい』と考える方もいますよね。
一方で、毎日の洗濯を楽にしたいなら、普段着はランドリールームの近くにまとめるほうが移動は短くなります。
- しまうまでの移動が短い
- 朝の着替えを1か所で済ませやすい
- 家族の誰がしまっても場所が分かりやすい
- 子ども部屋や主寝室まで運ぶ回数が増える
- しまう場所が家の端に散らばりやすい
- その代わり、子どもが自分の服を管理しやすい
両方を組み合わせて、普段着とタオルはファミリークローゼット、季節の服やよそゆきは各部屋、と分ける家も多いです。

子どもが自分でしまえる仕組みにしておく
子どもが大きくなってきたら、洗濯物をしまうのを手伝ってもらいたいですよね。
そのためには、しまう場所が「近くて分かりやすい」ことが大事なんです。
例えば、ファミリークローゼットの棚を家族ごとに分け、子どもの段は手が届く高さにしておくと、声をかけるだけで済むようになります。
「たたんだ服は、自分の段に入れておいてね」
こんなひと言で片付くなら、親が子ども部屋まで何往復もしなくて済みますよ。
- 子どもが自分で届く高さに、棚やハンガーパイプを付けられるか
- ファミリークローゼットに、4人分の普段着が入る量があるか
- 主寝室へ運ぶ服を、季節の服などに絞れるか
- 朝の着替えの時、家族がぶつからない広さがあるか
部屋数がもう1つ多い家のしまい方は、平屋4LDKのランドリールームの間取りで家族別に紹介しています。
ランドリールームを広く取りすぎて、子ども部屋が狭くなってしまう例があります。干す・たたむ・しまうのうち、どこまでランドリールームでするのかを先に決め、面積の配分を住宅会社と図面で確かめておきましょう。
延床面積の中での配分は、30坪の平屋のランドリールームも参考にしてみてください。
間取りプランを比べて、骨組みを決めましょう
骨組みの考え方が分かっても、自分の敷地でどれが合うかは、図面にしてみないと分かりにくいですよね。
ここで役に立つのが、複数の住宅会社の間取りプランを並べて比べることです。
1つのプランだけで決めないほうがいい理由
同じ「4人家族・3LDK・ランドリールームあり」という条件でも、会社によってLDK中心型を勧めるところもあれば、回遊型を勧めるところもあります。
1社のプランだけを見ていると、ほかの骨組みと比べる機会がないんです。
間取りプランを1社だけで決めず、2〜3社のプランや見積もりを並べると、自分の家に合う骨組みが見つけやすくなります。
すでに建っている平屋をリフォームする場合も、複数の工事会社の提案を比べると考え方の違いが分かりますよ。
| 比べる点 | プランで見るところ | 見積もりで見るところ |
|---|---|---|
| 骨組み | LDK中心型・廊下型・回遊型のどれか | 廊下や扉が増えた分の扱い |
| 洗濯動線 | 浴室から子ども部屋・主寝室までの線の長さ | 回遊にするための扉や通路 |
| ランドリールームの広さ | 4人分を干す・たたむ場所があるか | 広さを足した時の変わり方 |
| 換気と窓 | 夜に干しても乾く窓・換気扇の位置 | 換気扇や窓が標準かオプションか |
| 収納 | ファミリークローゼットと各部屋の収納量 | 造作の棚がどこまで入っているか |
| 設備 | コンセント・給排水・物干しの下地 | 深い流しや物干しが見積もりに入っているか |
比べる時は、先ほど書き出した洗濯のメモを、どの会社にも同じように渡しておくのがコツです。
「夜に2回洗って室内干しし、朝に子どもが自分の服をしまう」のように伝えると、提案の違いがはっきりします。
相談先の選び方や、プランと見積もりの比べ方はランドリールームのある家づくりの相談先でまとめています。
打ち合わせで聞いておきたいこと
プランを受け取ったら、骨組みの理由を聞いてみるのもおすすめです。
『なんとなく良さそう』で決めるより、理由を聞いたほうが比べやすくなりますよね。
- この骨組みにした理由と、ほかの骨組みにした場合の違い
- 浴室から子ども部屋・主寝室までを、洗濯物を持ってどう歩くか
- ランドリールームを広げた場合、どの部屋が狭くなるか
- 子ども部屋を将来仕切ったりつなげたりできるか
- 物干しの下地やコンセントが、標準の範囲に入っているか
答えをメモしておくと、2〜3社のプランを並べた時に違いがすぐ分かります。
もちろん、今住んでいる家で収納や干し方を工夫して、洗濯を楽にするのも正しい選択です。比べたうえで、無理のない形を選んでみてください。
ランドリールームドットコム
ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか
同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。
相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。
平屋3LDKのランドリールームについてのよくある相談
ここでは、平屋3LDKのランドリールームについてよく見かける相談を、要約してお答えします。
相談1:4人家族の3LDKの平屋は、何坪くらいがちょうどいい?
小さな子どもがいる4人家族で、3LDKの平屋を考えているけれど、何坪くらいがちょうどいいのか分からない、という相談はとても多いです。
結論から言うと、坪数は「ランドリールームでどこまでするか」で変わります。
ランドリールームに干す・たたむ・しまうまで持たせるなら、そのぶん面積が要ります。
坪数から決めるより、必要な部屋と広さを書き出して足していくほうが、ちょうどいい大きさに近づきます。1坪は約3.3㎡なので、ランドリールームを1坪広げると家全体がどれくらい変わるかも、図面で確かめてみてください。
相談2:子ども2人の3LDKに、ファミリークローゼットも独立洗面もランドリールームも入れたい
子ども2人の4人家族で、ファミリークローゼット・脱衣所・独立した洗面台・ランドリールームを全部入れたい、という相談もよくあります。
全部入れると便利そうですが、そのぶん水まわりの面積が大きくなります。
まずは、どの部屋が「なくても困らないか」を家族で話してみるのがおすすめです。
例えば、脱衣所とランドリールームを兼ねる、洗面台を廊下側に出す、といった形で面積を抑える方法もあります。
| 入れたい部屋 | 兼ねるならこの形 | 兼ねた時に気をつけること |
|---|---|---|
| 脱衣所とランドリールーム | 浴室の隣の一部屋にまとめる | 入浴中は洗濯の作業がしにくい |
| ランドリールームとファミリークローゼット | 干す場所の奥に棚を付ける | 湿気が服にこもらない換気 |
| 独立洗面と廊下 | 廊下の一角に洗面台を置く | 来客から見える位置かどうか |
どれを兼ねても、洗濯の6地点が近いままなら、使い勝手はあまり落ちません。
兼ねる候補を決めたら、家族の入浴と朝の支度の時間に、作業がぶつからないかだけ確かめておきましょう。
相談3:小さな子どもがいる家で、いろいろな会社に間取りを考えてもらっている
小さな子どもがいる3人家族で、これから平屋を建てるためにいくつかの会社と間取りを考えている、という相談もあります。
複数の会社から案をもらっている時は、案どうしを同じ物差しで比べることが大切です。
洗濯の6地点(脱ぐ・洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう)をどの案にも書き込み、線の長さを見比べてみてください。
将来もう1人家族が増えるかもしれないなら、子ども部屋を仕切れる形にしておくかも聞いておくと安心です。
子どもが小さいうちは、洗濯物を持ったまま子どもの様子も見たい、という場面が多いですよね。
ランドリールームからLDKが見えるか、声が届くかも、案を比べる時の大事な物差しになります。
よくある質問
平屋3LDKのランドリールームは、どの骨組みが使いやすいですか?
子どもの様子を見たいならLDK中心型、個室どうしの距離をそろえたいなら廊下型、朝の身支度ですれ違いやすくしたいなら回遊型が向いています。敷地の形とLDKの広さも合わせて考えてみてください。
4人家族のランドリールームは何畳くらい要りますか?
決まった基準はありません。今の洗濯1回分を干して竿の長さを測り、たたむ・しまうまでその部屋でするかを足していくと、必要な広さが見えてきます。
子ども部屋にしまうと、洗濯の移動が長くなりませんか?
長くなりやすいです。普段着とタオルはランドリールーム近くのファミリークローゼットに、季節の服やよそゆきは子ども部屋に、と分けると運ぶ量を減らせます。
平屋3LDKでランドリールームと脱衣所は分けたほうがいいですか?
家族の入浴時間と洗濯の時間がぶつかるなら、分けるほうが使いやすいです。面積を抑えたい時は兼ねる形にして、たたむ・しまうを隣の部屋に回す方法もあります。
間取りプランはどうやって比べればいいですか?
洗濯の時間帯や家族の人数を書いたメモを各社に同じように渡し、2〜3社のプランを、骨組み・洗濯動線・広さ・換気・収納・設備の物差しで比べてみてください。
まとめ
- 平屋3LDKのランドリールームは、家の骨組みを決めると置き場所が絞れる
- LDK中心型・廊下型・回遊型で、子ども部屋・主寝室・浴室への距離が変わる
- 家族4人の洗濯量と時間帯、子どもの成長による変化も書き出しておく
- しまう場所が3か所に分かれやすいので、普段着はランドリールームの近くに寄せる
- 間取りプランは2〜3社を同じ物差しで比べると、合う骨組みが見つかりやすい





コメント