狭小住宅・20坪の家のランドリールーム|限られた広さで洗濯場所を作る

狭小住宅・20坪の家でランドリールームを作る方法をまとめた記事のアイキャッチ

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狭小住宅を建てる予定で、『ランドリールームなんて、うちの広さでは無理かな』とあきらめかけていませんか。

結論から言うと、狭小住宅のランドリールームは、独立した部屋にこだわらなくて大丈夫です。

「洗濯の場所」として考えると、20坪前後の家でも作る道が見えてきます。

この記事では、限られた広さで洗濯場所を作る3つの方法と、それぞれが向いている条件をお伝えします。

目次

狭小住宅にランドリールームは作れる?

先に結論

狭小住宅でも、洗濯の場所は作れます。ただ、独立した広い部屋を目指すのはおすすめしません。洗面所や廊下、バルコニーなどと兼ねる形から考えた方が、暮らしやすい間取りになりやすいです。

狭小住宅は、敷地が小さいぶん、3階建てなど縦に広さを取ることが多いですよね。

20坪のランドリールームのある間取りを考えると、1つの階に使える広さはそれほど大きくありません。

そこに洗濯のための部屋を足すと、LDKや個室がぐっと狭くなってしまうんです。

『みんなランドリールームを作っているのに』と焦る気持ちもありますよね。

でも、狭小住宅には狭小住宅なりの作り方があります。

1坪はおよそ3.3㎡で、畳2枚分ほどの広さです。

だからこそ、「部屋を1つ増やす」ではなく、「洗う・干す・しまうを、どこで済ませるか」から考えてみてください。

まず確かめたいこと
  • 浴室と洗濯機は何階に置く予定か
  • 家族の服をしまう場所は何階に多いか
  • 外に干すか、部屋干しだけで済ませるか
  • バルコニーや屋上を作る予定があるか

ランドリールームでできることの全体像は、ランドリールームとは?でまとめています。

洗濯場所を作る3つの方法と、それぞれの条件

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

狭小住宅で洗濯場所を作る方法は、大きく分けて次の3つです。

狭小住宅で洗濯場所を作る3つの方法として、洗面所と兼ねる・廊下や階段まわりを使う・屋上やバルコニーを使うを並べ、それぞれの条件を示した図解
方法向いている条件良いところ気をつけたいこと
洗面所と兼ねる浴室の近くに少し広さを足せる脱ぐ・洗う・干すが一か所で済む入浴中は干したり取り込んだりしにくい
廊下・階段まわりを使う寝室の近くに廊下やホールがある部屋を増やさずに干す場所を作れる通る人や階段の上り下りの邪魔にならないか
屋上・バルコニーを使う日当たりが良く、外干しをしたい室内の広さを使わずに干せる雨の日の干す場所を別に用意する

どれか1つに決めなくても、組み合わせて使う家も多いです。

例えば、ふだんは洗面所で部屋干しをして、晴れた日だけバルコニーに出す、という形ですね。

洗面所と兼ねる形

洗面所と兼ねる形は、狭小住宅で一番考えやすい方法です。

浴室の隣の洗面所に少しだけ広さを足して、天井や壁に物干しを付けると、小さなランドリールームになります。

洗面所と兼ねる時に確かめること
  • 家族の入浴時間と、洗濯物を干す時間が重ならないか
  • 換気扇で湿気を外へ出せるか
  • 洗濯機の扉を開けた前に、立てる広さが残るか
  • 物干しを付ける天井や壁に下地を入れられるか

洗面所とランドリールームを分けるか兼ねるかは、洗面所とランドリールームは分ける?兼ねる?で詳しく比べています。

廊下・階段まわりを使う形

廊下や階段のホールに物干しを付けて、干す場所にする考え方もあります。

『廊下に干すなんて大丈夫?』と思う方もいますよね。

寝室や子ども部屋の前の廊下なら、干す所としまう所が近くなるので、意外と使いやすいんです。

階段まわりは安全を優先

階段の上や途中に洗濯物を干すと、足元が見えにくくなったり、物干しに頭をぶつけたりすることがあります。階段まわりを使う時は、上り下りする道と干す場所をしっかり分けておきましょう。

屋上・バルコニーを使う形

屋上やバルコニーは、室内の広さを使わずに干せるのが良いところです。

建物の内側に入り込んだインナーバルコニーなら、屋根と壁に囲まれて雨がかかりにくくなります。

ただ、屋上やバルコニーまで洗濯物を運ぶ道が長くなると、毎日の負担が増えてしまいます。

洗濯機とバルコニーを同じ階に置けるかどうかを、間取りの段階で確かめておきましょう。

3つの方法を組み合わせる例

『1つに絞れない』という方は、天気や時間帯で使い分ける形も考えてみてください。

暮らし方ふだん量が多い日・雨の日
共働きで夜に洗濯する洗面所で部屋干し廊下の物干しにも分けて干す
日中に家にいる人がいるバルコニーで外干し洗面所と廊下で部屋干し
部屋干しだけで済ませたい洗面所で部屋干し寝室の前の廊下で部屋干し

使い分ける場所が決まっていると、雨の日に『どこに干そう』と迷わずに済みます。

洗濯物の量が多い家族ほど、2か所に分けて干せるようにしておくと安心です。

物干しの位置をあらかじめ決めておけば、下地もまとめて入れてもらえますよ。

狭小住宅で洗濯を楽にする階の考え方

狭小住宅では、洗濯の場所を何階に置くかで、毎日の動きが大きく変わります。

実は、3階建ての家では「浴室の階」と「寝室の階」の関係が一番のポイントなんです。

洗濯機を置く階合いやすい家気をつけたいこと
1階浴室が1階で、日中に家にいる人が多い寝室が上の階なら運ぶ手間が増える
2階LDKが2階で、家事をしながら洗濯したい来客から洗濯物が見えないか
3階寝室とバルコニーが3階にある浴室が下の階だと脱ぐ所と洗う所が離れる

例えば、共働きで夜に洗濯する家なら、寝室のある階で洗って干して、そのまましまえる形が合いやすいです。

浴室も同じ階に置ければ、脱ぐ・洗う・干す・しまうまでが階段なしで済みます。

3階建ての階ごとの考え方は、3階建てのランドリールームはどこに置く?で詳しく紹介しています。

2階建ての狭小住宅なら、ランドリールームは2階がいい?も参考にしてみてください。

今の狭い家をリフォームして洗濯場所を作る場合

新築ではなく、今住んでいる狭い家で洗濯場所を作りたい方もいますよね。

その場合は、洗面所に物干しを付ける、廊下に物干しを付ける、といった小さな工事から考えやすいです。

リフォームで確かめたいこと
  • 天井や壁に物干しを付ける場所に下地があるか
  • コンセントを増やすなら、電気工事士の資格を持つ人に頼む
  • 洗濯機を動かすなら、給水と排水の工事が要るか
  • 換気扇や窓で湿気を外へ出せるか

コンセントの増設は資格が要る工事なので、自分ではしないでおきましょう。

小さな洗濯場所を使いやすくする工夫

狭小住宅の洗濯場所は、どうしても小さめになりますよね。

小さい場所ほど、壁と天井をどう使うかで使いやすさが変わります。

床ではなく壁と天井を使う

小さな洗濯場所では、床に物を置くとすぐに狭くなります。物干しは天井や壁に付け、洗剤やハンガーは壁の棚にまとめると、床を広く使えます。

小さな洗濯場所を作る手順
  1. 今の洗濯物1回分を干して、竿の長さを測る
  2. 図面の上で、天井か壁に物干しを付ける位置を決める
  3. 洗濯機の上や横に、洗剤やハンガーを置く棚の位置を決める
  4. 除湿機やサーキュレーターのコンセントの位置を描く
  5. 住宅会社に、洗濯機の寸法図と合わせて図面で確かめてもらう

天井や壁に物干しを付けるなら、天井の野縁や壁の柱など、下地に固定するのが基本です。

新築なら、物干しを付けたい場所を早めに伝えて、下地を入れてもらっておきましょう。

天井付けの物干しと洗濯機の上の棚を使い、床を空けて使いやすくした小さな洗濯場所の様子

小さな場所でも乾きやすくするには

部屋干しは、風・温度・湿気の3つで乾き方が変わります。

小さな洗濯場所は空気が動きにくいので、換気扇とサーキュレーターで風を作る工夫が大切です。

洗濯物の間をあける

洗濯物どうしの間をあけて干すと、風が通って乾きやすくなります。小さな場所で詰めて干すより、量の多い日は2か所に分けて干すのも一つの方法です。

狭いランドリールームの工夫は、狭いランドリールームを使いやすくするにはでも詳しく紹介しています。

新築でランドリールームを考えている方は、複数の会社の間取りプランを比べると、自分の家に合う形が見つけやすくなります。

ランドリールームドットコム

ランドリールームの間取り、1社だけで決めていませんか

同じ希望を伝えても、住宅会社やリフォーム会社によって間取りプランも見積もりの中身も変わります。相談先の探し方と、プランを同じ物差しで比べる手順をまとめました。

相談先の選び方家づくりの相談先と比べ方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。プランの内容・費用・工期は各社に直接ご確認ください。

狭小住宅のランドリールーム、よくある相談

ここでは、狭小住宅や20坪前後の家づくりでよく寄せられる相談をまとめて、考え方をお答えします。

ファミリークローゼットは、狭い家でも作った方が便利?

ファミリークローゼットはやっぱり便利なのか、という相談はとても多いです。

狭小住宅では、部屋を1つ増やす余裕がないので、悩みますよね。

結論から言うと、狭い家ほど「各部屋の収納を減らして、洗濯の場所の近くにまとめる」考え方が合うこともあります。

干す場所としまう場所が近いと、たたまずにハンガーのまましまえるので、作業台を置く広さも節約できるんです。

考え方合いやすい家
洗濯の場所の隣に小さなクローゼットを作る普段着とタオルだけをまとめたい家
各部屋の収納をそのまま使う家族それぞれが自分の部屋で着替える家
廊下の壁に収納を作って干す場所と並べる寝室の前に廊下やホールがある家

20坪の土地に3階建て、2つの間取りで迷っている

20坪の土地に3階建てを建てる予定で、2通りの間取りで迷っている、という相談もあります。

どちらにするか迷った時は、両方の間取り図に洗濯の6地点の印を付けて、線で結んでみてください。

階段をまたぐ線が少ない方が、毎日の洗濯は楽になります。

2つの間取りを比べる手順
  1. 両方の間取り図をコピーして、6地点に印を付ける
  2. 印を順番に線で結ぶ
  3. 階段をまたぐ線の数を数える
  4. 干す場所が雨の日にも使えるかを見る
  5. 気になった点をメモして住宅会社に聞く

例えば、片方は浴室が1階で寝室が3階、もう片方は浴室と寝室が同じ階なら、後の方が洗濯の動きは短くなりやすいです。

ただ、LDKの日当たりなど、洗濯以外の暮らしやすさも一緒に比べて決めてくださいね。

細長い敷地で、洗濯の場所が取れない

間口が狭く細長い敷地に家を建てる、という相談も見かけます。

細長い家では、廊下が長くなりやすいので、その廊下を干す場所として使う考え方があります。

ただ、通る道の幅を狭くしすぎないよう、物干しの位置は住宅会社と図面で確かめておきましょう。

細長い家では、奥の部屋に窓が取りにくいこともあります。

廊下に干す場合も、換気扇や窓で空気が通るかを一緒に見ておくと、乾きやすさが変わります。

よくある質問

狭小住宅でもランドリールームは作れますか?

作れます。独立した部屋にこだわらず、洗面所と兼ねる、廊下や階段まわりを使う、屋上やバルコニーを使う、といった方法から条件に合うものを選んでみてください。

20坪のランドリールームのある間取りでは、洗濯機は何階に置くといいですか?

浴室と寝室の階の関係で決めるのがおすすめです。浴室・洗濯機・干す場所・服の収納を同じ階にまとめられると、階段なしで洗濯が済みます。

狭小住宅で部屋干しを早く乾かすにはどうすればいいですか?

換気扇で湿気を外へ出し、サーキュレーターで風を当てるのが基本です。洗濯物どうしの間をあけて干すと、小さな場所でも乾きやすくなります。

廊下に物干しを付けても大丈夫ですか?

通る道と干す場所が重ならなければ、使いやすい方法です。天井や壁の下地に固定し、階段の上や途中には干さないようにしておきましょう。

狭小住宅でバルコニーに干すなら、何に気をつければいいですか?

洗濯機とバルコニーが同じ階にあると、運ぶ手間が少なくなります。雨の日に部屋干しへ切り替える場所も、バルコニーの近くに用意しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 狭小住宅のランドリールームは、独立した部屋より「洗濯の場所」として考える
  • 洗面所と兼ねる・廊下や階段まわりを使う・屋上やバルコニーを使う、の3つから条件で選ぶ
  • 3階建てなら、浴室の階と寝室の階の関係で洗濯機の位置を決める
  • 小さな場所は床ではなく壁と天井を使い、物干しは下地に固定する
  • 部屋干しは風と湿気の扱いで乾き方が変わる
ランドリールームドットコム

ランドリールームドットコム 編集部

ランドリールームの間取り・広さ・物干しや換気などの設備を、平屋・2階建て・坪数・家族の人数など住まいの条件ごとに整理し、新築やリフォームで住宅会社に相談する時の伝え方や間取りプランの比べ方までまとめているランドリールームの情報サイトです。 公式サイト

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